みなさん、高校生以上になれば、性犯罪の存在だけではなく、その被害者の気持ち、PTSDとか、男性恐怖症になるとか、その程度の知識はありますよね?成人していれば、もっとなおさら、わかってますよね?
そして、以下の資料に目を通した方々には、もう、説明するまでもないと思います。
■性犯罪、被害者の97%が女性。89.1%の女性が、痴漢被害に遭っても警察に通報・相談していない
■「女性専用車両に反対する会」、つくばエクスプレスと警視庁相手に訴訟を起こして見事訴えを退けられた
■女性専用車両の効果とは?痴漢が減らないから意味ない?
■警察庁による「電車内の痴漢防止に係る研究会の報告書について」
■痴漢とは、触るだけじゃない。もっと恐ろしいことをされている
私は、過去記事でさんざん、説明したことをまとめます。
・痴漢は触られるだけ、ではない。立派な犯罪である。軽く考える一部の男性達は間違っている。
・痴漢は、嫌がる女性の手を、男の腕力で払いのけることもあるし、女性をドアに押し付けることもある。
・車両を越えて、犯人が追いかけてくることがある。その車両の中だけで終わらない。
・全車両のうち、たった1両を被害者救済のために確保しただけで、『男全体を犯罪者扱いしている!』の理論は、常軌を逸している。というか、心が狭すぎる。「貴方がたは親からどういう教育を受けていたのか?」と、がっかりする。
・女性専用車両反対派が言うように『鉄道会社側が、全男子を犯罪者扱い』していたら、とっくの昔に、全車両を男女別に分けている。というか、その女性専用車両反対派の発想は幼稚過ぎる。
・一部の女性専用車両反対派が、全車両を男女に分けろと言っているが、それをやった場合、ラッシュ時は特にパニックが起きる。家族、グループ、道案内などの付き添いまで、バラバラにならなければならなくなる。
・女性専用車両反対派が、「女性専用車両は男女平等、憲法14条に反し…」とか言っても、まず、性犯罪被害者のほとんどが女性であるのだから、そこに『男女平等論』を持ってくるのは論外。
・肉体同士の接触、男女体格差もある。そして、腕力も使われることがある性犯罪に対して、「男女平等論」を持ってくるのは、論外。
・女性専用車両反対派のほとんどが男性であり、男尊女卑主義者、ミソジニー、女叩き厨、もしくは、強者優位主義者。自分が面白くない時だけ、『男女平等』『人権は大切』などと言う卑怯な人々。
・男性差別や、男らしさの押し付けで苦しんでいる男性達がいるのもわかっているが、まだまだ日本は、男尊女卑、家父長制の国。総括的に見て、男性の発言権の方が強く、女性たちがそれに威圧されて過ごしていることは間違いない。女性の社会進出はまだまだ未発展であり、男女平等順位も101位。先進国の中では下位。
・性犯罪に遭ったあと、女性は男性恐怖症になってしまうのは仕方ない。
・女性専用車両は、犯罪を減らす目的というより、犯罪に遭っている女性達を避難させるシェルターである。
そして、「女性専用車両に理解がある男性」が、こうおっしゃっていたということ。
「昔読んだ本の参議院の議長の逸話を思い出しました。その議長はもちろん自民党の議員だったのですが、良識の府の議長として、“七三の構え”ということを常に念頭に置いていたそうです。もちろん七が野党です。 マイノリティとマジョリティの関係もおんなじではないでしょうか。男対女、日本人対在日外国人、持てるもの対持たざるもの、マジョリティが譲歩しない限りは絶対に同じ地点からのスタートは出来ないのは決まっています。 」
しかし、女性専用車両反対派っていうのは、本当に残念な人たちなんです
彼等というのは、その男性恐怖症さえ、「男性差別ダー!」と、言う人達なのです。彼等の思考は、これです
↓
「女性が性犯罪(痴漢)に遭って、男性恐怖症になること…それは男性差別だ!
男性恐怖症・・・それは、被害者女が男全体を軽蔑するから起きる!
だから、これは、被害者女達による男性差別であり、女が男に行う許しがたい人権侵害なのだ!
俺たちは、女が男性恐怖症になるのも許さん!
それを許すと、女性専用車両システムを受け入れることになるからだッ!」
…もう、メチャクチャです。
上のようなことを、中年以上の男性(を含めた男性達)が真顔で言っている、もしくは、本気でそう思っている…ということになります。もしくは…『本当は、女性被害者の心的外傷を理解しているが、あえて理解してないふり』をして、悪意があって女性専用車両と女性たちを叩いている、といったところですね。
彼等が異性愛者だったら…の設定ですが…確実に、女性の恋人はいないだろうなあ~…と思ってしまいます。妻子が居たとしても、家の中で孤立しているか…もしくは、アンチ女性専用車両派であることを、家族に秘密にして活動してるか…
顔出しして活動している男性たちは、女性達から好かれることは、まず、捨てて活動していると思います。(女性専用車両反対派には、LGBTも含まっていると思うので、同性愛者となれば、また事情は別ですが。)
男性異性愛者という前提でですが…彼等は、何かしらの要因があり、女性全体に恨みがあることは確かなんです。本人たちは、「べつにそんなんじゃない」と言って、しらばっくれてますが。そして、顔出しして活動している男性は、リーダー格の男性から、利用されているとしか思えません。きっと、そういう男性は、『女性といい出会い』がなかったのではないか…と思っています。それはそれで気の毒だと思います。
少し、加藤智大死刑囚のこととか、思い出したりもします。(かれは、女だけ殺すとかしてなかったし、ミソジニーではありませんでしたが…)