じゅやん的日常

大自然に囲まれた田舎に暮らす
専業主婦のブログ。

ボストン老舗レストランで見る家族劇場  ボストン其の参

2007-08-09 14:34:51 | Weblog
ボストン二日目は日本美術に定評のあるボストン美術館へ。
パリのルーブル、サンクト・ペテルブルグのエルミタージュ
NYのメトロポリタンと並ぶ世界四大美術館の一つだそうです。
ここでは日本でもなかなかお目にかかれないであろう
歌麿、北斎、広重の浮世絵コレクションが見られるという事で
かなり楽しみにしていました。
海外で見る日本美術は何故だか、より素晴らしく見えます。

と・こ・ろ・が

展示品入れ替えのためか知らないけど
コーナーに行ってみるとスペースはあるのに展示品は空っぽ…。
8月下旬ごろから公開ということで
残念ながら作品にお目にかかることは出来ませんでした。

エジプトコーナーもなかなか充実しています。
いつも思うのだけど、もしこの世に霊魂というものが存在するなら
美術館で展示されちゃっているミイラの人たちは
この状態をどう思っているのだろうかね?
お墓の中で静かに眠っていたのに、掘り出されて
こんな人前に晒されてしまって…。

この日の晩も晩御飯はロブスター。
二日連続で食べるなんて、この先一生無いことでしょう。
ボストンの老舗レストランと言う事で、かなりの混みようでした。

『地球の歩き方』にも掲載されているせいか
日本人客の姿もチラホラ。
私たちが通された席の近くに、日本人の4人家族が座っていました。
家族構成は父・母・娘二人(姉22~4歳、妹20歳前後)で
どうやら娘の留学先に家族が訪ねてきた模様。
テーブルが小さいのに料理がどんどん運ばれてきて
卓上はかなり窮屈そうでした。
そんな理由もあってか、お父さんがうっかりお皿に腕をひっかけて
派手な音をたてて床の上にひっくり返してしまいました。

私は忘れられません。
その時の娘の父に注ぐ冷やかな視線を。
呆れと羞恥が混ざったような、あの視線。
目は口ほどに物を言うとはこの事だな。

その後、お母さんまでコップをひっくり返してしまい
娘はさらに恥じるのであった。