ザ・サウンド オブ わんわん The sound of wan wan

ベルジアンシェパードグローネンダールのズースです。

散歩の影・「貧しき人びと」「日本近代随筆選」

2022年01月24日 | 


散歩のとき、左側の川の向こう側に影がうつっていたので、スマホで撮ってみたら、結構いい感じに。なんだか穏やかな散歩に見えます。ほんとうは、5歳のズースに引っ張られたり足にリードがからまったり、向こうから来る犬に吠えつくのをやめさせたり、いろいろ戦いながら歩いているのです。
でも、いっぽうで、実は散歩は、私にとって半瞑想の時間でもあります。マインドフルネスの瞑想の本や、仏教の呼吸の本で教わったように、呼吸を数えたり、リードを持つ手の感覚を感じたり…。『いま・ここ』を感じながら歩く練習をしています。


パールはだいぶ元気になりました。脳卒中の後遺症がずいぶん消えて、足がしっかりしてきたし、頭の傾きもなくなりました。八割がた以前にもどっています。
ただ、おなかの調子がいまひとつです。時ならぬ時に「ウンチ」と言うので、大変。夜中は寒くて眠い。でも、パールのためならエンヤコーラです。

産経新聞夕刊の「ビブリオエッセイ」という読書投稿のエッセイの欄があるのですが、そこで読んで興味をもった「貧しき人びと」。初老の子役人マカールと少女ワーレンカとの間にかわされる往復書簡で、お互いの身の回りのことを描いているのですが、暗いです。寒くて貧しくて辛い。なぜこの歳離れた2人が恋仲のような間柄なのかは謎です。

「日本近代随筆選」は、森鴎外、北原白秋、岡本かの子、太宰治、正岡子規、夏目漱石
川端康成などなどそうそうたるメンバー揃い。時代が違うとエッセイ読むのも一苦労。文章も背景と現代とは違うので、想像力も必要。エッセイだからって軽くは読めませんでした。
内田魯庵の「随筆問答」の随筆に関する自嘲的な問答がおもしろかった。



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