イチロー選手を追い駆け日本を飛び出し、敢えてマイナーからの挑戦をしてきた川崎ムネ君が、3月28.29日の対アスレチックス戦でメジャー・メンバー(マリナーズ)としての参戦が決定しました。勿論今のところスターティング・メンバーなのかどうかは判りませんが、取り敢えずメジャーリーガーとして日本凱旋という事になったわけです。
尊敬するイチローの背中を追い求め、同じグラウンドに立ちプレーをしたいという大目標を自らの手で勝ち得たという事は、私達に大きな希望と元気・可能性を与えてくれました。しかしそれにしても、幾ら才能が有ったとはいえ、良くやってくれましたね。一般的にマイナーからのメジャー昇格というのは、とても苦しく難しいものなのに、日本人でありながらその壁を越えてしまったのですから、これは称賛に値するものであります。そしてその頑張りの源というのがイチローであったというのも、やはり特筆すべき事になるのでしょう。
プロ野球の選手ならば、恐らく誰もが一度は夢に見るメジャー・リーグ入り。日本に留まっていればそれなりの名選手でいられるものを、敢えて希望の新天地を目指す姿には敬意を表します。ムネ君もメジャー・リーグ願望は有ったと思いますが、何よりそこに(マリナーズに)尊敬するイチローが居た・・・というのが、大きな励みになっていたという事実は周知の事。にしても、やれば出来るものなのですねェ。
とは言え、問題はここから。正に今から全てが始まるのです。結果を残せずマイナー落ちするかイチローの様にメジャーのスターに納まるか、川崎宗則の本当の力が試されるのです。案ずる事は無い、ムネ君ならやってくれるでしょう。
ダルヴィシュの一割程の契約金で海を渡ったヤクルト・スワローズの青木選手も、オープン戦とはいえ、結果を出しているのを見ると、相対的に評判が低いと言われる日本人選手のレベルが上がっている・・・と見て取れます。もっともWBCでは二大会連続で優勝しているのですから、それ程差が有るとも思えませんけれど。ただ、直ぐに帰国せざるを得なかった(長期間留まれなかった)選手がいる事も事実です。日本プロ野球とメジャー・リーグとの間の、『見えない壁』のせいなのでしょうか? それともただ単に力不足だったのでしょうか?
まあ、そんな事はどうでもいいでしょう。次回開催のWBCではイチロー選手とムネ君が、そして青木選手が凱旋召集され、『ジャパン』のユニフォームを着ているところを見てみたいですね。取り敢えずアスレチックス戦が楽しみです。頑張れイチロー !! 頑張れムネ君 !!
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