マンションコミュニティ

マンション生活・公開「コミュニティの知恵袋」にご協力を

花火が見えない

2006年12月14日 | マンション

 隅田川花火大会が見えるマンションの部屋を購入した夫婦が「同じ業者が近くに別のマンションを建設し、花火が見えなくなった」として、約350万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は8日、業者に約65万円の支払いを命じた。  水野邦夫裁判官は、夫婦が花火を重視し、取引先の接待にも使うために購入したことを業者は知っていたと認定。引き渡した翌年から別のマンション建設に着手した業者は「観望を妨げないよう配慮する信義則上の義務に違反する」とした。  花火が見えることで被告の業者が特別な価格設定をしておらず、都心で高層ビル建設が相次いでおり、被告が建設しなくても、いずれ同じ場所に同様のマンションができた可能性も踏まえ、慰謝料の額を算定した。  判決によると、夫婦は2003年10月、東京・浅草の一角にある分譲マンション6階の部屋を購入し、接待のためにリフォームしたが、分譲した業者がマンションの東側の通りをはさんだ場所に別のマンション建設を計画。04年5月に着工し、05年には部屋から花火が見えなくなった。〔共同〕


最新の画像もっと見る