1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話、考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽な人生に。2315話目】 拙僧は波乱万丈幼少期なれど、当時はあっけらかん。が、妻が「パパの幼少期の写真、笑った顔が1枚も」と。写真は正直に。

2021-11-21 17:48:36 | 法話
読者30代の男性が「番組『僕らの時代』で、ギタリストのチャーさんが『今でもデビュー曲を歌うと17歳に戻れる』と。私は仏壇の母の遺影(写真)を見る度に、7歳の頃の自分に。ご住職は、どうですか」と。対し「4歳の頃の自分になら、いつでも戻れるかな。その歳くらいから、ヘビーな生活が続いたからね」と。

【追伸】
この男性が「ヘビーな生活って、なんですか。話せる事ですか」と。「話せる事だよ。4歳の頃にはもう、家庭の中に会話はなし。両親の関係が冷え切っていたんでね。加えて、祖母と母親の不仲(嫁姑戦争)。その為、母親は、ほとんど実家の方へ。拙僧は、祖父母に育てられた。5歳の頃には『近い内に両親は離婚するだろう』と薄々感じていた。結局、拙僧が9歳の時に両親は離婚。即、父親が再婚。今度は義母に気を遣う生活が始まった。その間に自身の大病と、祖母の大病。その道の専門家が『平々凡々に生きてきた人は、記憶があまり残らない、記憶に残るは衝撃的な出来事だけ』と。『小学校低学年までの記憶があまり残ってない』と言う友人達の話を聞いていると、家庭が円満だった事の話が多いかな。拙僧、4歳の頃からの記憶が、結構鮮明に残っているは、衝撃的な生活のお陰かな。そのお陰が、今の仕事の役に立ってる」と。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿