1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 その土地を縁に人は命を。3年間も毎日、夫婦で氏神(八幡様)詣を。結婚10年目に待望の赤ちゃんを。信じる事で授かれる体質に、かな。

2022-03-23 10:24:06 | 法話
彼岸参りに伺うと子供が「ある一瞬を境に、しかめっ面(心配顔)が、歓喜に満ちた喜び顔に変わる事って、何だ」と。「君が求めてる答えは、何かな」「試しに言ってみてよ」と。「じゃ、合格発表公示の瞬間かな」「何、それ。意味がわからん」「じゃ、出産だ」「正解」「何故わかったの」「君に弟が出来ただろ」と。

【追伸】
この男の子にとっても、ご両親にとっても、待ちに待った、7年越しの第2子だったんですよね。ほんと、子供は授かりものにて。世の中には望まれて生まれてくる子供と、望まれずに生まれてきて、中絶されたり、虐待されたりの子供が。両方とも、赤子には出生選択の権利も、親を選択する権利も、与えられていない。生まれた途端に「この人が、親」と。これが如何に理不尽な押し付けであろうとも、受け入れて、乗り越えていくしかない。芥川龍之介さんの『河童』では『生まれたい、生まれたくない』の選択は、赤子の方に選択権があるとか。赤子の意思を聞く役目は父親と。母親の腹の中にいる赤子に声を掛けて。その時、赤子が「お父さん。あなたの生き様を見ていると、私もその様になるのか、と思ったら、生まれてきたくない」と。こりゃ、父親はきついわ。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 読者が「お笑いとか、漫画とか、あんなもの見て楽しいですか」と時折。対し「批判する前に見てごらん。教訓はどこにも転がっとるよ」と。

2022-03-23 10:07:37 | 法話
読者が「住職は漫画は読むの」と。「信じられんかもしれんが、初めて漫画を読んだは19歳になってから。喫茶店で友人と待ち合わせた暇な時間に、何とはなしに手に取ったのが『1、2の三四郎』で、ドツボに嵌ってしまった。が、漫画を読んだは、その『三四郎』だけだが、様々にこの漫画には教訓を頂いたかな」と。

【追伸】
読者が「教訓って、何ですか」と。「三四郎が高校を出て、プロレスラーになる為に上京。偶然出会った悪役レスラー(横浜鶴見で保育園経営)に弟子入り。そのレスラーがリングに上がる前、悪役に変身する為の精神統一で、目を閉じ、正座して歌を。三四郎がこそっと聞いていると『うらら、うらら、うらうらよ』と山本リンダさんの『狙い撃ち』を。三四郎が『あれが精神統一なのかね』と言うと、マネージャーが『方法は、人それぞれだがに』と。この場面で拙僧(19歳の時)『世の中に、これ正解、はない。自分にとっての正解があるだけ。なればこそ、人を批判してはいけない』の教訓を。漫画ではないが、その後、外科医がオペ中、リラックスの為に、ロック聴いたり、演歌聴いたり、の話を知人看護師の方から耳に。他にも沢山、この漫画からは、教訓を頂けたかな」と。