1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 ゴッホの生存中、彼の絵が売れたは1枚だけ。購入者は、従姉妹と。それが現在では1枚数十億円に。何なんだろうね、人間の価値観って。

2022-03-25 16:40:29 | 法話
読者が「番組『芸能人格付け』で、1万円の鯉と300万円の鯉の見分け問題が。わかるかい、住職は」と。「わからんね。一応の基準はあるそうだけど、様々細かい決まり事があるらしいから。が、鯉からしてみたら『勝手に評価するなや、おめえ達の感覚で。幾らの値が付こうと、俺達にゃ関係ねえ』と言ってそう」と。

【追伸】
この読者が「鯉は鯉、だもんね。高価な値が付いても、他の鯉と同じ池の中で仲良く泳いどる。が、少し違うは、普通の値段の鯉が死んでも人間は『ああ、あっ』ぐらいなもんだが、高価な鯉が死んだら、思いっきり落胆を。これって、鯉(命)が死んだから、悲しいんじゃなくて、高額が失われた事が悲しいんだよね」と。「まあ、近からず遠からず、ってとこだね。拙僧もその番組(格付け)は、見たよ。『白ワイン、赤ワイン、を飲み分けろ』の問題で、意見が真っ二つだったもんね。出演者(解答者)は皆『白と赤を間違えるわけないだろう』と。が、結果は違った。目隠しされたら人間は判断が狂う。という事は、人間は目でも味わってる、って事だね。人の評価(判断)なんて、その程度かな。プーチンさんも今、見えてないのかもね」と。