自然の中の1枚
身近な自然を、1眼レフで撮っていきます。
 



神奈川に現れて、その珍しさから多くのバーダーの注目を集めているセアカモズ (Red-backed Shrike)。
その場では皆が当たり前のように、セアカモズと話しているので疑いもしなかったが、
帰って、さまざまな識別ポイントを写真で確認してみると、特に下記の点が気になり、
ひょっとしてセアカモズではないのでは?という疑問が生じてきた。(シマアカモズ?)

 ・ 最外尾羽の外縁や尾の先端、尾羽基部の白班が確認できない (写真a)
 ・ 静止時に突出する初列風切の枚数(EPT:Exposed Primary-tips)が少ない (写真b)
    (セアカモズは7~8枚とのことだが、写真で見る限り4~5枚程度 → シマアカモズ?)
 ・ 初列風切基部の小さな白班 (写真c,d,e)
    (シマアカモズにも白班がある個体もいるらしい)
 ・ 外弁欠刻が P8, P7, P6 に見られる(ような気がする) (写真d)
    (セアカモズの外弁欠刻:P8, P7 / シマアカモズの外弁欠刻:P8, P7, P6)

個人的には、セアカモズであったほうが勿論嬉しいのだが、
何となくすっきりしないので、そのうちどなたか識別に詳しい方の確定意見が出ることを期待したい。

追記(3/6)
山階鳥類研究所が、正式に「セアカモズ」と認定したとの情報を聞きました。(未確認情報)
上記疑問は未解消なので、少し"もやもや感"は残りますが、いずれにしてもよかった!

セアカモズ (?)






( 写真a )


( 写真b )


( 写真c )


( 写真d )


( 写真e )

(全ての画像は、クリックすると大きく表示されます)

使用機器:CANON EOS7D + EF800mm F5.6L + GT3541 + Manfrotto 516

コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )