地方の個人塾から難関大学へ合格させるメソッド

塾長が、ホンネをつぶやきます

優秀な子たちは、どんな力に秀でているのか?

2021-09-12 17:29:00 | 日記
優秀な子たちは

「分からない」

という状態に対する耐性が強い。


分からないものを

頭の中の「分からないものボックス」に

一旦しまっておいて、

事あるごとにヒントを得て、

ある程度時間をかけて

答えを得る。


優秀でない人は

大人も子どもも、

すぐに答えを求めたがる。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「過去問は、まだ解くな❗️」は間違い

2021-09-12 11:55:00 | 日記

夏休みが終わると過去問の相談が殺到する。「過去問」の重要性は認識しつつも、人によって言うことが違ったりして、受験生が混乱していることが背景にあると思う。

たとえば、第1志望校の過去問を「最低10年やれ」という人もいれば、「何年もやることはない」という人もいる。

過去問演習の意味はあるが、そこにはリスクがある。第1のリスクは、とにかく時間がかかること。過去問は1年分を通しで解くから所定の試験時間分の演習時間がかかる。そして、演習後に答え合わせをし、解説を読んで問題を理解するのには試験と同じくらいの時間がかかる。1教科90分の過去問演習には、少なくとも180分の時間が必要だ。

学校や塾に通うキミが、これだけの演習時間を確保することは容易じゃない。時間は有限である以上、過去問を解くということは他の学習時間が減るということを意味する。

第2のリスクは過去問は「演習型学習」の究極の点。問題集を使った学習には「網羅型学習」と「演習型学習」の2種類がある。前者はnextstageなどの単元別文法問題集が典型的例。分野別に必要な知識を整理したタイプのもの。必要な情報が整理されて載ってるから、一冊の問題集をマスターすることで、その分野に必要な知識を習得できる。「演習型学習」は単元ごとにわかれているわけではなく入試本番と同じようなランダムな演習を通して実戦力を高めようというもの。知識が整理されているわけではないから一冊をやりきっても演習量の差でしかなく、それ自体にさほどの意味はない。長文演習は、この「演習型学習」に該当する。

しかし、過去問題集は違う。合否を出すことを目的とした入試問題が、何も編集されずそのまま掲載されているだけ。つまり、他の問題集のように学習効果を期待して作成されているわけではない。過去問題を何年解こうが、全く出題されていない単元や観点というのが、どの教科でも、少なからず出てくる。だから、○年分解いたというのは勲章にはなったとしても、それ自体には網羅型の問題集をやりきることによって得られるような効果はない。

ここまで過去問演習のリスクを述べてきたが、だからといって過去問題を全くやらないわけにもいかない。リスクを認めながらも過去問題を解く意味は2つある。

1つは、受験予定校がどんな問題を出すかを知り、時間配分や解く順序などの戦略を考えるということ(第1の目的)。もう1つは、特有の出題形式への対策を図るということ(第2の目的)。

正しい過去問題演習とは、リスクを認識しながら、この目的を達成するための効率的な手法を取ることが大切だ。

一般論で言えば、「演習型学習」は「網羅型学習」に取り組んだあとに行うことで効果のあがるものだ。例えば文法の勉強であれば、単元ごとに網羅的に学んだあとで、形式別の演習に取り組むというのが一般的な流れだ。

このため、「過去問をやっても、解けずに絶望するだけだから、まだ過去問題はやるな」というアドバイスが、特に高3生を指導する学校の先生から送られがちだ。

これは、過去問演習の第2の目的(特有の出題形式への対策)という観点では正しい。しかし、第1の目的(問題を知り戦略を考える)を考えると、過去問に取り組めるだけの実力をつけてからでは、あまりにも遅い。むしろ、どんな問題が出題されるかを知ってから勉強に臨んだ方が、効率的な学習ができるとも言える。

つまり、第1の目的(問題を知り戦略を考える)のためには、単元学習が一通り終了したなるべく早い段階で、1年~2年程度を通しで演習することが望ましいのだ

傾向を知るために解くわけだから、なるべく新しいものを使えばよいし、この目的のために5年も6年も解く必要はありません。

一方、第2の目的(特有の出題形式への対策)という点でいえば、知識面の課題をある程度クリアした子たちが、同じ形式の問題を何年も解くことによって課題の解決につながる、ということもある。ただ、ここで思い出さなければいけないのは、過去問題演習は時間がかかるというリスク面だ。

このリスクを避けつつ、第2の目的を達成するために提案したいのが「タテの演習」。

普通、過去問題は1年分を試験時間内で本番と同じようにまとめて解く。これを「ヨコの演習」とすれば、「タテの演習」とは、同じ形式の問題だけを、2020年の大問1→2019年の大問1→2018年の大問1…というように演習していくスタイルだ。

このように取り組むメリットは、1つには同じ形式の問題だけをまとめて練習するので、第2の目的(特有の出題形式への対策)を達成しやすいということ、そして過去問題演習の最大のリスクである「時間がかかりすぎる」という問題を軽減できること。大問1つが長文であれば、長文問題1つを解くのと変わらないから、普段の勉強時間の中でも確保しやすくなる。

大半の過去問は、このような「タテの演習」を取り入れることによって、効率的にかつ効果的な学習が可能になる。

もちろん、入試問題には時間という制約があるし、トータルの時間配分をつかむためには「ヨコの演習」が有効だ。

ただ、1つの大問が目安の時間内に終了しなければ、トータルでも時間内に終わるはずがないから、それぞれの大問を目安時間内に終わらせるようにする「タテの演習」は、時間内に解答するための訓練としても実は有効だ。

1、2度「ヨコの演習」で大問ごとの目安時間をつかんだら、それぞれの大問を目安時間内に演習する「タテの演習」で訓練し、概ねできてきたらもう1度「ヨコの演習」でトータルでできるかを確認する。こういう流れが一番効果的な演習になる。

また、「ヨコの演習」は新しい年度を、「タテの演習」は古い年度を使うといい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親が諦めたら、全てが終わる

2021-09-12 06:01:00 | 日記

我が子が

何かしらの能力を伸ばせなくなる

一番の原因は、やっぱり、「親」である。

 

親の意識が弱い

親の行動がない

 

そして

親の諦め

これだ。

 

「ウチの子は言っても聞かない」

「もう聞く耳を持たない」

 

そういった

子どもサイドに

責任があるような言葉は

もう聞き飽きた。

 

思い返して欲しい

親になったその時を。

 

あの落とせば一瞬で消えてしまいそうな命を

その手に初めて感じた時を。


赤ちゃんは 

言って聞いただろうか?

聞く耳を持ってくれただろうか?

 

きっと親になった瞬間に

「子どもというのは

親であるあなたが諦めたら

その命さえすぐに

消えてしまうほどの存在なんだよ」

 

そう教えられてるんじゃないかな。

 

僕の娘も

2歳になるまでの2年間

一度もベビーベッドで寝なかったよ。

 

2年間、僕ら夫婦は

娘を抱きながら座椅子で寝たんだ。

 

2時間交代で。

 

ベッドやソファーに置いた瞬間、

秒で泣き、

一度泣いたら数時間は泣き止まなかったから。

 

「この子は

そういう子なんだから覚悟せよ」

 

そう言われた気がした。

 

もしあの2年間の中で

僕らが諦めていたら

どうなっていただろう。

 

子育ては

親が諦めたら終わり。

 

他と比べることに意味などない。

 

兄弟でもね。

 

だからもう、

覚悟するしかないんだよ。

  

諦めたら、そこで試合終了。


子育ても終了。

 

親業も終了。 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする