先日、孫と共に福井から高速バスに乗って名古屋に行った。その時にどうしても見たいと考え、みんなとは離れてサカエからバスに乗って徳川美術館に行った。新館開館20周年記念ということで「王朝美の精華・石山切」を開催中でかなりの女性の方々の鑑賞者でにぎわっていた。
特別展示室に入るなり、すばらしい景色が目に入ってきた。「石山切」という断筒の形のものなので、書幅自体がほとんど同じ大きさであり、すばらしい裂地や作品が競演しているようで興奮を禁じ得なかった。
帰福するなり2.3の方に是非行って見て来た方がよろしい!!と掛け声をかけた。私も、私もとどんどん増え、20人近くとなった。京福バスを手配し、京福バスのT社長より名古屋に創作中華の店を出しので、寄ってみてくださいとのことで、それらも予約していただいた。丁度、私の方が打合せや福井新聞社賞の賞状書き(これは先代福井新聞社の社長の吉田耿介氏の代から書かせていただいているというよりも揮毫している関係もあって)が来ていて、お付き合いが出来ないということで、京表具師・土橋豊氏に講師として行っていただくことにした。
9時出発。11半頃に名古屋駅に着き、駅前の創作中華の店でゆっくり食事して徳川美術館へ。福井の方はメチャスゴイ雨だったので一時大丈夫かなと思ったりしたが、マアイイカナと言いながら自分の仕事をこなした。
19時に電話があり、無事に帰福し、ユアーズホテルフクイの「橘」で10名ほどが夕食しているということで朝の挨拶と夜の感想を聞きに出かけた。福井は、やはり狭い町で大野で親子二代にわたってお世話になっている長谷川歯科医院の若先生とバッタリ。いきなり歯の調子は?と聞かれたり挨拶もそこそこに先方も先輩の先生と御食事らしいので早々わかれた。
10名の方々は、土橋さんの表具についての天地の割合、一文字の裂地や風帯の扱いなど私がかなりの質問を用意し、車中にて答えたり、講義してほしいとお願いしておいたので、マジメにやっていただけたとのことで皆は大満足だったようだ。イイモノはいい!!目にも心にも頭にもイイ!!