福井県立科学技術高等学校が100周年を迎え、校舎の中庭に記念碑が建ち、そこに「飛翔」という2文字が壽一のSYOをもとに刻され、10日に除幕式や式典があり、又、記念講演会も開催された。
記念講演会は、八名信夫さんだった。岡山生まれ、明治大学の野球部からプロ野球に。東映フライヤーズに投手として入団されたが、ケガによって現役を引退。東映フライヤーズから映画関係の「東映」に入り、映画俳優となられたが、悪役俳優としてドンドン名声を得、俳優集団の「悪役商会」を設立され、現在は悪役専門の俳優が40名以上おられるとのことだった。
悪役は、無論主役でないし、その主役を如何に引き立ててゆくか。主役にケガをさせては一回で"もうこなくてイイゾ!!"となって取り返しのつかない形でイッペンに職を失ってしまうのでどこまでも主役をたてることが一戦となっている。石原裕次郎・鶴田浩二や高倉健さんが主役であり、カッコイイ男は絶対にカッコヨク映らないとイケナイということでの努力一筋だったとのこと。そのお陰で40年悪役一筋で生きてこられたことは感無量ということのようだ。
八名さんという名前は、ほとんどの方々は「青汁」のテレビコマーシャルで有名になっていかれたように感じられているが、17年近くになってきていますとのこと。最初の撮影の時は、青汁にハチミツを加えてパット飲んでも大丈夫だったが、何回もやっているうちにハチミツなどもなくなってきて生のままの青汁を飲むことになって、まずいのなんの、ほとんどパット飲めない。従って、自然と一口のどにやった途端に"マズーイ"が出て来てしまった。そして、次に"モウイッパイ"が自然に出て、ディレクターさんも社長さんもOKとなったとのこと。そして、全国どこに行っても「青汁さん」となっていて、AC公共広告機構のテレビコマーシャルをされておられるのでほとんどの方々が知っている。悪役の顔と演技で青年達に叱りと出会いとふれあい、人の味を大切に生きてゆこうと話された。仲々マトマリもあって生徒さんもよく理解できたのではないかな。