正に偶然に1996年の1月の雑誌を見ていたら、第31回モーターショーが幕張メッセで盛大に開催されたという記事を見つけた。
テーマは「感じる夢・感じるクルマ」とある。昨日は、第40回の東京モーターショーが同じ場所で開幕した。この世界は世界に先駆けて自動車開拓や売れ行きなどトヨタにしても日産・ホンダにしてもマツダにしても海外をも凌駕している感があり、年々隆盛していると思ったらとんでもない間違いで今年の場合は12ヶ国241社から世界初公開の71台を含めて520台とある。
31回の場合は、メーカー数などは少ないものの817台とあり、若い女性でごった返して壮観だったと書かれている。この辺のところから「大排気量・高出力」のスピードを求めたスポーツカーが何台も登場していた。丁度10年ほど前ということで「大排気量・高出力」というのは21世紀の未来に向けていかなるものかという疑問も出て来ている頃のお話だが、自動車業界も10年を経ずしてGMをトヨタが抜くなんていうことは誰も考えもしなかったのではないだろうか。
「大排気量・高出力」のスポーツカー時代から実用車に向けての又、ワゴン車などに向けての大衆の好みが露出してこようとしていた時であり、又、今ではなんでもない「ハイブリッド車」の必要性が語られ始めた時期のようである。
そして、又、今年はというよりも過去2年間にわたり、新車の販売がメッポウ落ち込んでいるということでエコカーや環境技術の枠を結集した車などが注目を集める中で今度は逆転の発想なのか日産などはスポーツカーを出展、無論ハイブリッドカーや電気自動車などもかなり出展されているとのこと。
そして、個の時代が待ち受けていることもあって1人乗りの未来力の提案も出て来ている。しかし、10年の推移を見つめる時、発展しているというモノサシが見えてこない。外国のメーカーにとっては日本でなく、デトロイト・フランクフルト・日本の3大ではなく、上海やニューデリーが渤興してきているとのこと。環境に対して高い技術力を築きあげる道しかないのだろうか。それに対して10万km~20万kmも故障なしに動くって凄いですね!!これが新車イラナイ風を作っているのかな!!