立山モアイの多趣味ブログ

以前から色々な趣味があります。天文、釣り、園芸、DIY、その取り組みを紹介します。

”獅子が鼻”の成り立ちについて

2008年11月21日 13時58分15秒 | 立山モアイ
私が「立山モアイ」と独自に呼んでいる奇岩”獅子が鼻”について、地元の図書館や博物館に問い合わせて調べてみました。
立山は火山です(ただし狭義の”立山”である雄山や大汝山そのものは火山ではない)。昔に立山が活動した際に流れた溶岩や火砕流の堆積物が弥陀ヶ原を形成しました。そして、幾つかの異なる組成の岩石を形成しました。その岩石には比較的柔らかい岩と、比較的硬い岩が混じっていました。そのため風雨に風化されると、硬い部分が突出して残ります。このような作用で硬い部分の岩塊が風化に耐えてあたかも石像のように山の頂に残ったのが、獅子が鼻だということが判りました。
複雑な話になりましたが、簡潔にまとめると、獅子が鼻は天然の硬い岩塊で風化に強いためにポツンと残っている、ということです。
獅子が鼻を作る岩石は、特に”獅子が鼻石”と分類して呼ばれる特殊な石だそうです。

【獅子ヶ鼻岩への登山道には部分的に難易度の高いエリアがあります。実際の登山に関しては安全に留意して自己責任でお願いします。】

※獅子が鼻の画像提供・富山市科学博物館=画像データベース※
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