政策テロに屈するな

今回の選挙結果の自民圧勝には唖然とした。 どうしてそんなことになるのであろうか。　

報道によると日常政治に無関心の２０代～３０代の無党派層の投票が３０％に及んだとのこと。
この事が間違った国民審査の結果を招いてしまったのではないか。

小泉は会見で　「国民は郵政改革に同意、支持してくれた結果だ。」と言っていたがこれは大いなる誤解でしかない。普段政治に無関心の無党派層が自民党の　「改革を止めるな。」　のキャッチフレーズにあっさり騙されてしまった結果なのだ。　確かに改革という言葉だけで考えると、「ああ、現状打破を掲げて何か良い改革をしてくれるんだなぁ。」　と勘違いして、わけもわからないままに自民党に投票してしまったのではないか。

あれだけ　「今のままの郵政改革法案では将来大変なことになってしまう。」　と言われ続けていたのに、ただ　「今回の選挙は日本の将来を左右する重要な選挙だ。」　という言葉に扇動されて投票所に行ったのではないかと疑ってしまう。

投票はすればいいというものではない。　全ての党の主張を検討し、矛盾が無いかを掘り下げて絞っていかなければどの党、人物にするかの正解を得ることは出来ない。　そしてそのようにして決めた候補者が落選することにも納得がいかない。

自民党に投票した無党派の連中は本当にノー天気な人種だと思う。　今の生活に何の不満も、不自由も感じていないのだろう。　自分自身の将来を真面目に、真剣に考えていないのであろう。　「自民党」という名前の知名度に踊らされてポロッと投票用紙に記入してしまったのではないか。　

又、犯罪者が立候補、当選したこともおかしな事だ。　犯罪者は、特に執行猶予の身では謹慎しなければならない。　それなのに恥も省みず立候補した。　なんたる失笑沙汰だ。　宗男の娘は留学中のカナダから戻って、父親の選挙を応援した。　ロシア　（サハリン）へ留学を勧めなかったのかな？　その方が近くて良かったのに。　そこには大学は無いのかな？

年金目的税なんて作ってしまったのでは、厚生年金保険料支払いの義務期間を終え、６５才を過ぎて完全な年金生活に入っている大多数の人は、保険料を二重取りされるのと同じことになってしまう。　完全に年金生活になり、年金のみで細々と生活をしている人にはその人の写真入り証明書（カード式）を発行し、支払い時提示した場合は年金目的税は取らないようにすべきである。　本当にそう思う。　

現役の時は、自宅にいるときは電気代をさして気にもとめず、酷暑の夏はクーラーを入れて快適な生活をしていたのに、年金生活に入った途端それが出来なくなった。　クーラーを付けず、パンツ１枚でこの暑さと戦っているこの庶民の気持ちが分かるだろうか。

大雑把に言って、収入は現役時代の半分になることを今の若い連中は知っているのだろうか。　そしてこれらの人たちは更に条件が悪くなることも併せて知っているのだろうか。　貰えるかどうか解らないから厚生年金保険料を払っていない人もいるそうだが。　一方会社側も半額は負担しなければならないから、不払いを容認しているのかも知れない。　

イラクの自衛隊の派遣延長は１２月の時点で判断すると言っているが、すでに頭の中は　「派遣をする。」　とブッシュとの密約で決めていることであろう。　だからブッシュは自衛隊の慰留についてはとやかく言ってこないのであろう。

以上、１００％年金収入のみで生活している小市民の立場で戯言を綴ってみたかったのだ。