ヒューモニー 特別連載 第13回 “今は危機的状況なのか?”
https://humonyinter.com/column/med/med-13/
4月と比べると新規陽性者数の山の高さ、形状が異なり、重症患者さんも非常に動きが緩やかです。自施設でも、4月は人材をICUに集中し、予定手術も制限して対応しましたが、今はそこまでの必要はありません。しかし今は人的応援がない中、むしろ厳しいベッド運営が求められています。スタッフは、本当に毎日よくやってくれています。頭が下がる。
その一方で、通常患者さんの中に、”stay home”、受診控え、感染への過度な恐れから、状態が悪くなるまで我慢してしまい、最適な治療タイミングを逃すような方も散見されるようになりました。
首都圏の多くの医療機関で新型コロナウイルス感染症患者さんの診療を行っていますが、各施設とも厳格な感染対策・ゾーニングを行っていますので、通常の外来受診・入院で感染することは、まず考えられません。安心して紹介・受診して下さい。