Dr. 讃井の集中治療のススメ

集中治療+αの話題をつれづれに

M&Mをやってみよう。参考文献編

2008-09-29 16:15:19 | 集中治療
JSEPTIC第一回総会ではM&Mをどのようにおこなうかという方法論的な話がテーマになりました。
それに関連していくつか参考になる出版物、サイトを掲載します( 協力:東京医大感染制御部の松永直久先生)。 

1. AHRQ WebM& (Morbidity and Mortality Rounds on the Web) http://www.webmm.ahrq.gov/

AHRQ WebM&M is the online journal and forum on patient safety and health care quality. This site features expert analysis of medical errors reported anonymously by our readers, interactive learning modules on patient safety ("Spotlight Cases"), and Perspectives on Safety. CME and CEU credit are available.
AHRQ WebM&M is funded by the Agency for Healthcare Research and Quality, edited by a team at the University of California San Francisco, with the technical support of Silverchair. An Editorial Board and Advisory Panel, comprised of experts in patient safety, health care quality, and clinical disciplines, guide the editorial team.
さまざまな事例が掲載され、専門家による分析と提言がなされています。すばらしいです。


2. VA National Center for Patient Safety http://www.va.gov/NCPS/index.html

米国退役軍人病院の医療安全サイトです。
事例要因分析(Root cause analysis: RCA)のわかりやすい定義が以下にされていますhttp://www.va.gov/NCPS/rca.html

また、M&Mが具体的にどのようにおこなわているか、どのようにおこなうべきかのすばらしいプレゼンテーションが以下です。これは必見です。www.va.gov/ncps/curriculum/TeachingMethods/PtSafety_Case_Conference_Format/
FacDev/Case_Conf_Format_FacDev.ppt


3. 医療安全共同行動http://kyodokodo.jp/

医療の安全と医療への信頼を確立するために医療を支えるさまざまな職種、団体・学会・行政・患者・地域社会が一致協力して医療事故の減少を目標とする団体。8つの目標のうちの7番目の「事例要因分析から改善へ」で、M&Mのプログラム化を目標にしています。


4. ER・救急のトラブルファイル―診察室のリスクマネージメント 湘南鎌倉の太田凡先生監訳、中村陽子先生訳 ISBN 489592467X (The M&m Files ISBN 1560535407の訳本)


5. Learning from Medical Errors: Clinical Problems ISBN 1857757688


6. Bouncebacks!: Emergency Department Cases: ED Returns  ISBN 1890018619
などです。

讃井將満

JSEPTIC第一回総会の御礼

2008-09-21 23:17:14 | 集中治療
藤谷先生からです

皆様
聖マリアンナ医大の藤谷です。
昨日は、無事にJSEPTIC第一回総会を終えることができました。世話人を代表しまし
て深謝いたします。
北海道から沖縄まで参加人数が80名ということで、規模は大きくなかったですが、活
発な議論がなされ私を含め世話人一同大成功だと実感しています。

演者である世話人の先生方には手作りのスライド作成をしていただいたものは、個人
情報の関係で全てをお渡しすることができませんでしたが、機関紙である
Intensivistにできる限りの情報を掲載できるようにいたしますので、当日天候の関
係でお越しになれなかった先生も是非Intensivistをご活用ください。

第2回も、内容、日時、場所をまた設定いたしますので、皆様ご協力よろしくお願い
いたします。

藤谷茂樹

以下讃井から、

月並みですがメールだけではなく実際にあってお話することの大切さをあらためて感じました。2回目、3回目もどんどん進歩していくように努力したいと思います。乞うご期待かつご協力お願いします。

ms


本日のJSEPTIC総会は予定通りおこないます

2008-09-20 08:35:11 | 集中治療
JSEPTIC総会に出席される皆様
聖マリアンナ医大の藤谷です。

台風は、関東を通過して、現在は曇りです。
ということで、予定通り、本日のJSEPTIC総会を行います。
お気をつけてお越しください。

藤谷茂樹
ーーーーー
みなさまの行いがいいのでしょう(決して私ではありません)

というわけで無事に開催されます

MS

JSEPTIC総会参加の皆様

2008-09-19 19:22:27 | 集中治療
現在東京は、曇りで雨は降っていません。これから、台風が接近してくるようですが、直撃はなさそうです。
20日未明には関東沖を通過するようなので、予定通り行います。明日の午前中にもアナウンスをします。

お気をつけてお越しください。
藤谷

台風、紀伊半島に最接近=20日朝、関東沖に-気象庁
9月19日17時40分配信 時事通信

 台風13号は19日午後、紀伊半島に最接近し、半島の一部が暴風域に入った。四国の東端と近畿南部、東海の一部が強風域の範囲内。台風は速度を上げており、20日未明に伊豆半島沖、朝に房総半島沖を進み、昼前に関東の東海上へ抜ける可能性が高い。太平洋側は大雨となる見込みで、気象庁は土砂災害や河川の増水などに警戒を呼び掛けた。 

藤谷茂樹
聖マリアンナ医科大学 救急医学講座

9月20日JSEPTIC 総会と台風13号

2008-09-18 13:35:01 | 集中治療
藤谷先生より連絡です

ーーーーー
総会参加予定の皆様

あいにく9月20日は天気が崩れそうです。
遠方より来られる方は、交通機関の欠航なども予想されます。
一部の講師も来られない可能性があり、プログラムの一部変更もありえます。

また、交通機関の麻痺などがあれば、開会時間を遅らせることもやむをえないかもしれません。
金曜日の夜と土曜日の朝に再度メールを流します。
今のところ予定通り決行する予定です。

 
最新の天気予報
台風13号は18日午前、屋久島の西南西の海上を東北東へ進んだ。今後もやや発達しながら北東に進み、18日夜から19日明け方にかけて九州南部に最も近づく見込みで、その後は勢力を弱めながら西日本の南岸付近を進む見込み。気象庁は九州や四国の太平洋沿岸で非常に激しい雨が降る所があるとして、土砂災害や河川の増水、暴風、高波に注意を呼び掛けた。

藤谷茂樹
聖マリアンナ医科大学 救急医学講座
ーーーーー

天気がもつことを祈っています

ms

ジャーナルクラブをやったらレターを書こう

2008-09-02 11:07:14 | 集中治療
毎度おなじみ橋本先生横流し情報です。

世の中賢い人はいるもので、ただ感心するばかりですが。

以下引用です。

ジャーナル・クラブをする時の、動機付け?とかで、以下のように工夫をしているというものです。

ずっと前に紹介のあった、UPMCのジャーナル・クラブ(http://ccforum.com/articles/browse.asp?sort=Journal+club+critique)はスゴイものですが、この、ジャーナルクラブをしたら、雑誌にレターを書こう!ってのも、いいですね。

Group Writing of Letters to the Editor as the Goal of Journal Club
Alexander J. Kallen et al. JAMA. 2006;296:1053-1054
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/full/296/9/1053

普通にジャーナル・クラブをやってるだけでは、Critical appraisalは身に付かない・・・だいたいにおいて、読み方のフォーカスが甘いし、非生産的だったりするし、継続するのが難しかったりする・・・そこで、もっとやる気を出す?ために、彼らはジャーナル・クラブの具体的な目標として、雑誌にレターを書いて投稿しようっていう取り組みをしてみたってものです。

このジャーナルクラブは昼飯時か、夕方に行われるようですが、毎回の出席率は指導者75%、フェロー100%って、すごいですね。いいですね。

MS