Dr. 讃井の集中治療のススメ

集中治療+αの話題をつれづれに

こんな◯◯じゃ、駄目だ

2013-02-17 20:35:06 | その他

おお、このブログはできるだけ多くの人に読んでもらわないと、と思ったのと、元同僚U先生の相変わらず毎週月曜日にきっちりaround the clockで更新されるブログを見て「こういう才能は日本一だな、かないません」とあきらめるのではなく、「行き当たりばったり、出たとこ勝負」のせめて「さいたま市1位」を目指して昨日につづき当直の夜の間隙を使ってあえて「月曜」の前日の日曜日に二日連続でブログを更新することにしました。

それぐらい(ん、どのくらい?)に読んで価値のあるブログです。さすが、岩田健太郎先生。

http://georgebest1969.typepad.jp/blog/2013/02/あんな慶応じゃ駄目だ.html

ただし、その読み方にはコツが必要か、とも思いました。

つまり、「慶応」の部分を自分の病院や自分のデパートメントに、自発的に置き換えて考えられる人にとっては、このブログは(かなり耳が痛いが)良質の教材になる可能性があるが、「ああ、やっぱり慶応は.....」とひとごとで終わらせてしまう人にとっては好奇の対象にしかならないのではないかと思ったからです。

実際に、自分で「こんな自分じゃ」「こんな集中治療部じゃ」「こんな自治医科大学附属さいたま医療センターじゃ」「こんな埼玉県じゃ」「こんなJSEPTICじゃ」「こんな日本じゃ」といろいろ置き換えて考えてみると「駄目な」部分がたくさん見つかります。

もちろん「こんな◯◯じゃ」と考えることができて「駄目な」部分に気づくこと自体よりも、気づいた駄目な部分を変えていくことの方がよっぽど難しいのですがね。ここまで気づいてそれでもめげずになんとかしてやろう、と思うことができれば、岩田先生の勇気ある発言も浮かばれるのではないでしょうか。

その証拠に、岩田先生は最後に

「さて、なんとかなるか。各人の受け止め方次第だな。」

と書かれていますね。脱帽です。