春夏秋冬 山へ登ろう!

里山ハイキング・テレマークスキー・ゴルフについて綴っています

南アルプス 光岳・聖岳 縦走

2011-08-29 | 日本百名山シリーズ

’11年8月夏休みの2回目の縦走登山として日本百名山の光岳から聖岳を選んだ。

選んだと言うより、我が山岳部のリーダーHITさんの百名山97座目の同伴登山だった。マイカーで姫路から移動し飯田ICで中央道を降りて「梨元ていしゃば」から「易老渡」へ移動、「聖光小屋」のPで車中泊した。

翌15日の早朝に「聖光小屋」Pからタクシー(たまたま飯田から客を乗せてきた)で「易老渡」へ移動し「易老岳」目指して急登した。

天気は雨は降らずだが、曇りが多く山の眺めは芳しくなかった。

「梨元ていしゃば」は今まで見たことない登山案内所で、登山グッズが置いてあり、無料の仮眠所まであるもの。

「易老渡」までの道は長く、未舗装が多く、雨で土砂の流出が見られすぐに通行止めが起きやすい。

「光岳」までは距離も長く疲れる。「光小屋」直前の水場付近ではクマがよく出没しており、今回もすれ違った登山者のかたが20mくらいの距離まで接近して遭遇したとのこと。小屋の主人の話では3歳で人慣れしているとのこと。こっちが通過した際はクマよけの鈴をならしていたために遭遇しなかった。

光小屋の食事は大変申し訳ないが量的に少なくてひもじかった。自炊のほうがいいだろう。(翌日の「聖平小屋」が対象的に量・質とも自分としては満点だったので尚更「光小屋」の食事を貧弱に思った。

2日目の聖平小屋までも長い。グラフを見てわかるようにいくつかのピークがあるので結構アップダウンがあり、結構疲れた。お花畑もあり、岩場より樹林帯が多く湿原・草原的な個所も多い。

「聖岳」は下でザックをデポしサブザックで登ったせいかそんなに厳しいとは思わなかった。ザレ場があるが危険な個所も全くなく、便ヶ島

への標高差2100mの下りさえなければ聖平からは容易に登れる山だ。

小屋泊の際の寝具が有料とのことで、マイシュラフを持参したが、聖平小屋はシュラフ付きの料金だった。それと、光小屋は寝床が板場で硬いためエアクッションとかあったほうが寝やすい。

とにかく HITさん 97座目の制覇 おめでとうございます!

以下、GPSログデータなど記録です。


◇写真集はこちらYouTubeから

◇聖岳の大パノラマ?写真はこちら YouTube から。 

 

◇3日間の全ルート図 3D版

 

 

◇3日間のGPS軌跡データ (総歩行距離:37.1km 累積標高:4,397m)

 

 

 

◇1日目GPS軌跡グラフ(歩行距離:10.5km 所要時間: 9:37)

 

 

 

◇2日目 GPS軌跡グラフ(14.2km  9:21)

 

 

 

◇3日目 GPS軌跡グラフ(12.3km  8:23)

 

 

 

 

 

 

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燕岳・常念岳 表銀座縦走

2011-08-12 | 日本百名山シリーズ


◇日程 8月7日(日)~8月11日(木)
◇メンバー 自分と妻 2名
◇縦走登山、小屋泊、自炊(食材持参)
◇マイカーで現地移動・タクシーで下山後移動。
 8月7日(日)自宅18:00=山陽姫路西IC・山陽道・名神・中央道・長野道・豊科IC=安曇野=中房登山口P29:30
 8月10日(水)一の沢登山口へ下山後にあらかじめ常念小屋から電話しておいたタクシーで中房登山口へ移動。(9900円)
 8月10日(水)中房温泉15:00=豊科IC・塩尻IC=塩尻市内コンビニ買物=塩尻IC=中央道(駒ヶ岳SAで仮眠)14:30=名神・中国道・山陽道・山陽西IC=太子市内=自宅8/11 11:00
 ※帰りの名神大山崎JCTから中国宝塚は約25km渋滞。

◇立ち寄り温泉 国民宿舎有明荘。登山口第一Pから車で1分。600円/一人。硫黄温泉・露天あり・のんびりできる。

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妻の希望で眺めが良くて簡単に縦走できるルートと言うことで選んだもので、1日目の燕山荘までは北アルプス3大急登の一つと言われるほどの急な登りが続くことと、泊まりたい小屋として人気一番の燕山荘だ。
4年ほど前に確か5月GWに残雪登山に来たことがあるが、合戦小屋までの登りが苦しかったことが印象に残っている。

3日間の全ルートはGPS軌跡データのとおり。
  ・全歩行距離   28.8km
  ・所要時間    20時間
  ・累積標高(+)   3130m


3日間の3Dルート図です。

燕山荘までの登りと常念小屋からの下りは結構傾斜がきつく汗だく登山となるが、燕山荘~大天井~常念までの縦走ルートは危険個所もアップダウンも小さく、好転に恵まれれば下の写真のような北アルプスを眺めながらの縦走となり最高です。

縦走路から見たカメラ画像です。

 

ビデオ動画はこちらYou Tubeから


◇1日目 '11年8月8日

コースタイム(所要時間)

  中房登山口第一P(6:24)=舗装路=中房登山口(6:57)→合戦小屋(10:10-10:34)→燕山荘(11:40-12:20)→燕岳(12:44-13:00)→燕山荘(13:32)

 

 朝5時ごろに中房温泉第一Pに到着。駐車場が満車になるとの情報あり心配していたが、平日ともあって第一Pでもまだ20台くらいは停められそう。(第二Pは第一の手前にある)

第一Pの状況写真。

 

 中房登山口には日帰り温泉風呂(登山者用)があり、トイレを済ませて登山開始。 

登山道は傾斜がきついが歩きやすい。時々写真のような岩場がある程度で危険な個所もなく安全。

 

第一・第二・第三ベンチと順調に急登をのぼり、3時間ちょっとで合戦小屋に到着。

ここで 昼食としてうどんを800円で食べたが結構おいしかった。

名物のスイカが人気あって売れている。(ハーフカットで400円)

 合戦小屋からは傾斜は少し緩くなるが、燕山荘が見えてくると傾斜はまたきつくなり、もうひと踏ん張り。

燕山荘直下の崖にニッコウキスゲが咲いているのはびっくり。(わかりにくいが黄色い花です)

燕山荘にチェックインして部屋へ荷物を置いていくことに。部屋は7人用ブロックに今日は4人だけの余裕。

サブザックに雨合羽と行動食を入れて燕岳に向かう。

小屋の玄関では中房登山口で一緒にスタートした若いグループがやっと上がってきたようだ。30分ほど遅れて着いている。

小屋を燕岳方面へ進むと斜面にはすぐコマクサが目に入ってくる。時期的には遅いので枯れかけているのが残念。

 

燕岳は百名山ではないが、岩の形や土が石灰岩のようで変わった山容の山で、個人的には気に入っている。

頂上は2,763m。

燕山荘は写真のように、稜線に位置しており東西ともに展望が開けていていつでも天気さえ良ければ絶景が見える。。これが泊まりたい山小屋日本一と言われるところかもしれない。(この写真のピーク部分に燕山荘が小さく映っている)

 

今日は午後から雲が出始めてあまり展望は良くないが、 16時くらいから外のテーブルで生ビールを飲みながら夕食の準備開始。きょうは妻ご自慢の豚の角煮どんぶりと おでん で楽しんだ。


2日目 '11年8月9日は、燕岳~大天井岳~横通岳~常念乗越(常念小屋)まで約11kmを縦走する。

コースタイム(所要時間)

燕山荘(6:07)→大天荘(9:32)→大天井岳(9:40)→横通岳(12:07)→常念小屋(12:53)

今日は朝から天気は最高。小屋を出ると槍ヶ岳が鮮明に映る。

縦走路を振り返ると歩いてきた稜線が長い。

 

燕岳も昨日より綺麗に見える。

 

槍ヶ岳・穂高方面に少しずつ雲がかかり始めた。

 

少しづつ雲が広がりはじめ、これから歩く稜線上もガスがかかってきた。

(クリックで画像サイズ大)

 

 

横通岳は縦走路から分岐して更に登っていくが自分ひとりだけ。標識もないためほとんどの人は常念乗越の看板を見るまでは横通岳の存在に気がつかないのかもしれない。

横通岳の頂上は写真の三角点とケルンがあるのみ。

 

縦走路は距離は長いが危険個所は殆どない。唯一写真のような鎖場が一ヶ所だけあるのみ。

初心者でも安全な縦走路だ。

 

常念に近づいたところで偶然 雷鳥を見ることができた。比較的若いのか身体は小さいほうだl。

 

常念小屋は平日にも拘わらず結構満員のようで、自炊場で夕食の準備をしながらここでも生ビールを楽しんだ。ワインも飲みながら時間を潰したが、自炊場は結構洗い場やコンロ台があって使いやすかった。

夕食はアマノフーズのドライフーズカレーを初めて試してみた。結構 肉とか具が入っており味も適度な辛さでウマい。

部屋は7人用を6人で寝ることに。ドアがあって密室になるので結構暑くて寝苦しかった。


3日目 '11年8月10日。

コースタイム(所要時間)

常念小屋(5:06)→常念岳頂上(6:12~6:33)→常念小屋(7:33~8:45)→一の沢登山口(12:27)=タクシー=中房温泉P

常念乗越からご来光を拝んだが、少々寒すぎてこの時に風邪をひいてしまった

 

2時間半ほどで常念岳は往復できるとのことで、朝飯前に登ることにした。常念乗越から見ると写真のごとく。

 

頂上が見えてきた。

 

穂高岳方面は上部に雲がかかっている。

 常念岳頂上から見たビデオ画像は こちらYou Tubeにて。

常念小屋まで下って、遅い朝食をとってタクシーの予約電話をして一の沢登山口へ下山した。

3日間トータル28.8kmの距離を歩いたが、さすが表銀座ルート、眺めは最高で歩き易くていい山行ができた。

いよいよ、次週は南アルプス縦走だ。

コメント (2)
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