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小栗旬の『日本沈没』 作品を薄く広く覆っている「軽さ」について

2021-10-24 11:39:00 | 話題


>内閣総理大臣役に仲村トオルさん、外務省のエリート官僚に中村アンさん、ナレーションにホラン千秋さんと、どこか軽すぎる。

物書きの方にしては残念な意見です。
軽くて見る人に負担が少ない程度、例えば大衆ドラマの延長線上にあるくらいの話なら見易いですよねと言っても良かったのかと思います。
原作とは別物になってしまったような点を上手く躱さないと原作にもドラマにも悪いのかと思います。
SFサイエンスフィクションをテレビ番組で制作する過程でアレンジを試み過ぎていないのかなぁと思った次第です。
一つだけ、気に掛かるとすれば、このタイトルが某災害時に隣国でそう呼ばれた一件から扱いには慎重になるべきなのを理解していない制作の安易さが伺えます。
そしてそれを意識していたら南海トラフ地震とかを例に引くか疑問でしかありません。
重大問題とドラマの混同と言う程度なのが
困り物なのです。
仕方ないのでしょうね。
TBSと言えど、古いネタの焼き回しをするくらいどうしようもなくなってしまったのでしょう。
まだ、朝日を除いて他はドラマがパッとしない中では健闘しているのですが、酷い言い方をすれば有名作品の安売りになってしまいそうです。

こんな風に書いて良いのか判断は付き兼ねますが、見ている側の視聴者が若くなって1973年に刊行された頃の小松左京さんの読者のようなスペックでないのがハッキリしています。
そして2006年の映画の時もそうだったようですが、SFに集中した作品に出来ない日本のご事情があるのでしょうね。
そう言うのを特撮ヒーロー物並みに固有のファンが居て常に興業収入が期待されるような状況ならもっとそう言う面だけでプッシュ出来るのですけどね。
失礼な話ですが、ネタとして扱われてしまった時点で原作とは別物のドラマがどう展開しても日本の文学の発展に寄与するような状況になるのかと…。
出来れば、まだ無名作家の恋愛ドラマでも実写化していた方が発掘機会が増えるのに…。
仕方ないのでしょうね、スポンサーや作家、ドラマ制作等の現状を反映してこうなっているのでしょうから。


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