円相場では、去年10月21日に一時1ドル=151円台という32年ぶりの円安水準を記録していて、2か月半前後で20円以上も円高・ドル安が進んだことになります。
報道での表現の問題なのかと思うのですが、すぐに「32年ぶり 」とか、
「20円以上も円高・ドル安が進んだ」とか誇張した表現に向き易いです。
しかしながら、去年の3月以来続いた日米金利差での為替変動と言う根拠の薄い、市場の過渡的なアルゴリズム取引に踊らされるくらいなら落ち着くべきです。
そもそも日銀のコンピュータ取引の分析のセンスの無さに起因しています。
こう言う金融政策をしたら、海外の機関投資家がどんな仕掛けをしてくるのかまで検討しないからいろんな事が起きましたよね。
勉強不足とまで言わないけど、頭が良いわりに予習をしていないと皮肉られます。
日銀の予習不足は兎も角、報道機関がいちいち変動する値動きを利用して騒ぐのは江戸時代の瓦版屋の売り口上ですよ。
せめてもが日銀のさらなる緩和修正観測の海外の出元を突き止める努力しても良いのかと思いました。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作氏は「日銀の政策修正は突然だったため、さらなる修正がいつあってもおかしくないと考える市場関係者が増えている」と指摘する。
日本が年始の休みにあたり、取引参加者はまだ少ない。薄商いの中、相場が一方向に振れやすくなっている面もある。
これが一方的振れた原因なのかと察します。
ロイターやブルームバーグも取り扱っていませんでした。
市場関係者は「日銀が今後の物価上昇の見通しを引き上げるのではないかという観測が出て、円が買われる動きが強まった」と話しています。
本来ならどこそこの発言よりとかどこそこの記事から動くのが筋です。
黒田総裁の任期は4月8日までありますから気が早いような感じもします。
その山口氏のインタビューが下記のようなものです。
まだ何ステップも有りますから、ボラティリティー(変動) で稼ごうとする輩に餌を与えないのがいいのかと思います。
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