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主夫の徒然なるままに

毎日の夕食作りに奮闘する主夫の独り言

シングルマザーの恋人と再婚

2023年05月02日 | 日本の現代社会
《 「恋人ができることはうれしいこと楽しいこと、でも、シングル マザーが恋愛するときは注意が必要です」
①彼は仕事をしていますか 。②女性関係はないですか。③借金はないですか 。 ④あなたはその人といて快適ですか。⑤彼は子どもとコミュニケーションがとれますか。 ⑥彼は自分の欲求より子どものことを尊重できますか。⑦子どもは彼との関係を了解していますか 、と七つのチェックポイントが述べられている。

「ひとり親と恋人との関係の間でいちばん立場が弱いのが子どもなので 、子どものことをいちばんに考え よう」と伝えてている。》

これは、赤石千衣子著「ひとり親家庭」からの引用です。

シングルマザーの子育て講座で最後に「シングルマザーの恋人と再婚」について 話されたもので、「受講者の関心度は高かった」そうです。




日本の格差についての本を読み続けていると貧しさにもがく人々が、階層化・固定化しているのがわかります。そのなかでシングルマザーの貧困が、きわ立っています。ひとりで子育てする時間的、肉体的、そして経済的苦しさは、並大抵のことではないと推測されます。そんな時に現れる恋人や再婚相手はどんなに心強いものだろうと推し量れます。

だからこそ、冷静になって「男」をみなければなりません。優しい言葉のうらに何があるか。肉欲か、金銭欲か、DV男か、異常な独占欲を見抜かなければなりません。お前が大切だからよい女になるために殴る。お前だけを愛していうので、親や友達の縁を切れ。俺を愛しているなら子どもより先に俺を見ろ、など。冷静にならなければ、再び、悲しい別れ、否、新たな悲劇がまつことになるでしょう。


特に気を付けたいのが【サイコパス】野郎

参考として 「 サイコパス 」的人格の定義をアメリカ精神医学会の発表からみてみましょう。

・自己中心的
・権力主義者で支配欲が強い
・自尊心が強固
・自分の利益や満足感を追求する
・共感力が著しく低い
・人を傷つける行為(詐欺、脅迫、暴力、暴言等)をしても心が痛まない
・人と親密な関係を構築する能力が低い


ネットでは、サイコパスについて、次の特徴の記述があった。

【性格】に関しては
自分の利益優先・自信家・社交的・口が上手い・嘘が上手い・ストレス耐性が強い・罪悪感がない など
特に【恋愛】については、

・略奪愛に罪悪感がない
「気に入ったら手に入れる」がサイコパスの恋愛観です。相手が結婚していようが、恋人がいようが関係ありません。略奪愛に全く罪悪感がないため、お構いなしに口説いてきます。手に入れる為ならどんな手でも使います。嘘をついてターゲットのパートナーの悪い噂を流したり、強引に誘って既成事実を作ったり、卑怯な方法も躊躇なく行います。サイコパスは自分だけが満たされれば良いので、略奪して結果的に気に入った相手が不幸になってもどうでも良いのです。

・ 肉食系
サイコパスの衝動性は恋愛でも表れます。「好き」「気に入った」と思ったら、その気持ちを抑えられません。相手の状況を考えずにガンガンアプローチする肉食系です。根拠なく「口説けば落ちる」という自信があり、押しに弱い人をサイコパスは好むので、本当に落としてしまいます。

・ エセ オラオラ系
自信満々で堂々としていてアプローチもストレートな男性のサイコパスは、その力強さが女性には魅力的に映ります。グイグイ迫るけど、ターゲットを落とす為に優しさも見せるため、オラオラ系と勘違いする女性は少なくありません。しかし、サイコパスに良心も相手を思いやる気持ちもなく、優しいふるまいは単なるポーズ。オラオラ系の特徴である「誠実で一途」という気質はサイコパスにはありません。恋愛において、サイコパスはエセオラオラ系なのです。

・ 釣った魚に餌はやらない
情熱的に口説いてきたのに、ターゲットが手中に収まると手のひらを反すのがサイコパス。今までの優しさは何だったのかと相手が困惑する程、態度が急変します。積極的な態度は傲慢さに、優しさは執着と束縛に変わります。「あなたが好きだから」を大義名分に、まるで私物のように恋人を管理し、コントロールしようとするのです。逆らうことを許さず、肉体的精神的DVに走るサイコパスもいます。

・熱しやすく冷めやすい
恐ろしいほどの執着も、興味の対象が他に出現すれば消失します。相手がサイコパスを愛していても、一方的に別れを突き付け、取り付く島もありません。熱しやすく冷めやすいサイコパスは自分勝手な恋愛を繰り返しがち。離婚歴が多いのもサイコパスの特徴です。
(スピコミ https://spicomi.net/media/articles/1091より)


長い引用になりましたが、あなたの恋愛相手・結婚相手はどうですか。再びつらい別れを経験しないように、冷静に子どもも含め、幸せなステップファミリーを築き上げてほしいものです。



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しかし、そんな「男」を造ったのは誰だ?

父親 ?   母親 ?
   教育 ?
      社会  ?
         政治 ?














医療格差の時代 米山公啓著

2023年04月03日 | 日本の現代社会
「医療格差の時代」 2008年の本なので、ちょっと古いけれども読んでみた。
コロナの時代、救急車でたらい回しの果てに死亡、というニュースを何度も聞いた。今までに経験したことのないパンデミックなので医療の崩壊とはいえないだろう。ただし、医療費の削減に走る日本において多くの問題が山積し始めているようだ。追い出される入院患者、産科医や小児科医の不足など15年前の問題は今でも継続している。ただし、この本を読んでみて、患者の医療格差というよりは、医者の格差が広がりが、問題になっているように感じた。医療訴訟におびえる医者、ニート化する医者、走り続けるしかない医者。ただし、それなりに高給ではあるが。

 現在の中高年のお医者さんたちの医学部入学偏差値は低い所では、57程度のところも多かった。地方の国立工学部と同程度であった。しかし、現在では、頭がいいとなれば医者になる、さらに、東大理三が最高の頭脳という証明書となっている。この本にあるように「高校での成績がいいから医学部へ行く」という構図がここ数十年の主流となっている。

 塾や予備校、私立高校などでも医学部合格者数が評価の基準となっている。私の教えた生徒のなかで医者の子供でなく医学部に進学した生徒がいるが、やはり、ちょっと鼻高い。あの先生のあの塾で習ったので医者になれたと言われると営業的にも嬉しい。しかし、医者の息子で医者を目指す子供も何人も見てきたが、性格的に問題がある子も多かった。難関の私立高校や特進クラスなどに在籍はしていても、成績が最下位状態なのに妙にプライドが高すぎたり、人を見下す態度が染みついたりと塾講師としても扱いにくい生徒の印象が強かった。当然、その親も扱いにくい母親父親も印象深く残っている。

 医学部を推薦する高校側にしても医学部の現状もしらなければ医者の仕事を理解せずに、指導することが多いと言う。私の娘は、看護師として数年働いたが、医療ドラマは見ない、見られないと言っていた。ドラマの医者たちに「それはないだろう」「そんなばかな」「そうはしないぞ」の連続だそうだ。ドラマでは、医者と医療従事者を美化しすぎであり、それを見て医者になろうと言うのは、金八先生やドラゴン桜のドラマを見て先生になるのと同じであり、また、あり得ないことを知るべきである。ただし、学校の先生のハードワークがあまりに有名になって、今では先生が足りな過ぎて困っているそうだ。同じように、医者としての激務、格差も広がり、医局の世界に大きな失望を感じる場合も多いと聞く。頭がいいから医者という図式は問題が多い。ロシアでは、50%が女医だそうだ。娘によれば、ていねいな対応をする女性が医者として適切だと言う。

 さて、現在の日本の低迷は、優秀な人材が、みな医者を目指しているところにあるのではないかと疑ってしまう。明治期の帝国大生(東大生)や頭脳優秀な若者たちは国家公務員として日本の発展に並々ならぬ努力を惜しまなかった。遅れてきた日本が、西洋列強に追いつけたのは、教育の充実と身分制度を壊し、能力をもとに登用した結果だと信じている。

 「頭が良ければ医者を目指す」は、昔の中国の「科挙」と同じで科挙に受かるだけで豊かさと地位が確約されているのと似通っている。医者に向かない、医者の世界を知らなくても、医者になることが終着駅なのは、患者としての日本人にはどうも腑に落ちない部分が多い。

 この本では、医者の年収の格差、医局での働き方格差など、一般の人の知らない医者の世界がつづられていて興味深かった。

 最後に、この本の中のちょっとした面白い一節を見つけた。
『長生きするためのDNAスイッチは食を40%減らすことによりONになるそうだ。』

 



<主夫の作る夕食>
山芋を豚肉で巻いてみた。おさかな南蛮漬け。


<釜山にて>

やはり、日本とはちょっと違う。



「絶望の国の幸福な若者たち」古市憲寿 「日本の分断社会」吉川徹

2023年03月05日 | 日本の現代社会
 ドラッグストアの調剤薬局で薬の出来上がるのを待ちながら、「絶望の国の幸福な若者たち」を読んでいた。20代とみられる若い女性の薬剤師から、「熱心に何の小説を読んでいるのですか?」と尋ねられた。「この本は小説ではなく社会学の本なんですよ。ところで、あなたは幸せですか」と聞いてみた。「えっ?」「薬剤師だから給料は高いし、幸せですよね」ともう一度聞いてみた。「でも、お金があれば幸せと言うわけではないですよ」と返事。

 「私の教え子に有名大学の薬学部に推薦で入った生徒がいました。中国古典が大好きで、史学科で中国古典を勉強したいという生徒でした。でも、趣味と実益とは別だから、学科選びは慎重に」と伝えた。そして、彼女は薬剤師になった。そのアドバイスに、私はちょっと後悔した方がいいのか、適切なアドバイスだったのか、今でも考え込んでしまう。

 「いや、関係ない話でごめんなさい」と言ってその場を後にした。


 この本を選んだ理由は、「日本の分断」--切り離される非大卒若者たち--という本を読んで、そのなかで解説された若者論が非常におもしろく、それではと読み始めたわけである。初めに読んだ「日本の分断」の本では、8人のレギュラーメンバーをもとに計量社会学的手法で日本の人々を比較検討することから始まる。
 8人とは「壮年大卒男性」「壮年非大卒男性」「壮年大卒女性」「壮年非大卒女性」「若年大卒女性」「若年非大卒女性」「若年大卒男性」「若年非大卒男性」だ。要するに大卒か否か、女性か男性か、年寄か若いかの区別である。
これらの8人の違いをいろいろな角度で比較する。年収や賃金格差、婚姻状況、子供の数、配偶者学歴、生活満足度や幸福感、海外渡航数、政治関与や文化関与、ジェンダー思考や健康志向なども比較している。
一言で
「壮年大卒男性」659
  20世紀型の勝ちパターン

「壮年非大卒男性」466 
  貢献にみあう居場所

「壮年大卒女性」222
  ゆとりある生き方選び

「壮年非大卒女性」152
  かつてのはじけた女子たちは、目立たない多数派に

「若年大卒女性」179 ※子供数0.91人
  多様な人生選択、都市部で最多数派

「若年非大卒女性」140
  不安定な足場、大切な役割 ※子供数多い

「若年大卒男性」378
  絆の少ない自立層

「若年非大卒男性」322
  不利な境遇、長いこの先の道のり

大卒の両親を持つ子供は大卒、大卒同士で結婚する割合が非常に多い。
世代から世代への分断、日本の格差が広がるのではなく、分断化していく。そのなかで、「若年非大卒男性」をレッグス=LEGs(Lightly Educated Guys)と名付け、彼らの生末を考えなければ日本の将来は危ういと伝える。

 しかし、塾講師とすれば素直に、だから勉強しようと結論図けてしまいそうである。保護者説明会でこの本を紹介したくなってしまう。「だから、勉強、大切ですよ。早くから塾に行かせましょう」と。

 さて、しわわせの国の高学歴者の絶望なのか、絶望な国の幸福なレッグスなのか。社会学がおもしろい。


 さて、「絶望の国の幸福な若者たち」なかでは、負け組とみなされる若者に焦点を当てて論じられる。年金や福祉に関しても1億円程度の損だし、大企業に入れないどころかフリーターや派遣社員のままで働き続けなければならない。家族と言う最強のインフラも構築できない。日本の没落は明白だし、二級市民として階級社会を生きなければならないかもしれない。
 けれども、あの頃の社会にもどりたいのか。社畜として猛烈に働いた高度成長時代、公害にあふれた日本。バブルに浮かれた日本。家に押し込まれた専業主婦の生き方。ゲーム機器もあれば、スマホもある。誰とでも簡単に縁が結べ、縁が切れる。そんなに貧乏でもないし、友人たちの飲み食いもできる。別に(高級)車が必要なわけでもないし、(豪華な)家に住む必要もない。あの頃の若者が、夢見たものは必要ない。あるいは、あの頃夢見た、世界のだれとでもつながり、どんな知識も簡単にてにはいる道具をブルカラー職の人だけでなく小中学校生でも持てるこの国の今。絶望だろうか。

「なんとなく幸せで、何となく不安。そんな時代を僕たちは生きている。絶望の国の幸福な若者として。」でこの本は、終わる。







<主夫の作る夕食>
山芋かけごはんが好物です。
ニンジンとささみの和え物、電子レンジで簡単にできるのが嬉しい。




<高須進学スクールの思い出>




 













「日本国紀」の副読本

2023年01月17日 | 日本の現代社会
『「日本国紀」の副読本 ー学校が教えない日本史』百田尚樹、有本香。
 

 「禁断の中国史」「今こそ韓国に謝ろう」「日本国紀」と読んでみてたいへん面白く拝読できたので、この副読本も読んでみようと思った。

 「日本国紀」を読んでみて、自分で押さえたつもりの部分が適切であったことを確認できた。要は、誰しもがそう読んでくれるように書かれた本であること、つまり、読みやすく理解しやすい日本の歴史書でることを再認識させられた。

 我々が勉強した歴史がどれほど危ないものであったのかよくわかった。また、歴史が一番の不得意だった私の弁解にもなった(笑)。とにかく、どの歴史の解説書も授業も楽しくなかった。ただ、私は塾講師、つまり学校の先生ではなかったので、生徒たちには、忌憚なく歴史のアンチを教えた部分もある。「自衛隊のあの戦車は、戦力じゃないと思う?」「欧米諸国の白人たちがほとんどすべてのアジアを植民地(奴隷)にしたわけだが、日本人がアジアを白人から解放するために戦争に行くとしたら君らはどうする?」 楽しく歴史を説明できなかったことを反省するが、生徒たちは素直に反応してくれた。「なぜ、戦力と素直に言わないの?」「アジアの植民地化はは許せない。日本のやったことは正しい」など。

「自虐史観」
 日本人が素直に反省する民族だということをいいことに「自虐史観」を植え付けたのはだれだろうか。 戦後のアメリカによる教科書の支配から学んだ
世代の先生たち、その先生に教えられた子供たちの世代こそが本当の洗脳された世代となった。あの「左」に傾いた団塊の世代さえもアメリカによる洗脳であったことに驚く。アメリカの支配による「自虐史観」にどっぷりと浸って、植民地化されたことも気づかない世代であったか。単純に考えて、アジア・アフリカの有色人種を人間として扱わなかったヨーロッパの植民地獲得競争、日本に原爆を落とし、ベトナムに枯葉剤をまき、徹底的に虐殺をしたアメリカ。彼らには「自分たちの自虐史観=反省」はまったくない。
 さらには、日本人の「自虐史観」をとことん利用して金をむしりとる旧統一協会。日本の教科書に朝鮮の英雄が多く記載されている事実をこの本で知ったが、旧統一協会が政治家に根回しした影響力がこんなところまではびこっていると考えるのは、行き過ぎだろうか。

 「平和ボケ」
  日本の歴史には「平和ボケの時代」があったこと知らされた。主に平安時代と江戸時代。そして「今」?

 対ロシアで手いっぱいになっているアメリカをしり目に、北朝鮮が、韓国に攻めいる可能性はないといえるだろうか。そして韓国の敗北の時、日本はどうなるだろうか。攻撃なんかしない、攻めてなんか来ない。歴史の中に何度もでてくる日本人の悪しき対応、祈ってばかりいても日本を守れない。ミサイル落とされて、「遺憾である」と言うだけの政治家に日本が守れるか。ロシアが、中国が、領土拡大することはないと思ってる、いや、願っている政治家、または多くの日本人。
 今、私たちは「平和ボケ」のただ中にいることに気が付かなければならない。そのことをこの本から学んだ。

 ところで、アメリカの支配のひとつに英語教育もある。英語を勉強させられることによる英米への劣等感を叩き込み、英語ができることで、ガンジーが言うように、日本国民を白人に仕えるだけの人(=奴隷)とする。その不思議さの一面がこの本の歴史解説で知ったような気がした。




<主夫の作る夕食>
ココットプレートでやいた「鯛」、美味しくできました。

ココットプレートで焼いた「唐揚げ」は今一歩、油で揚げ直しました。

<高須進学スクールの思い出>
夏の勉強と野球大会!










『日本国紀』百田尚樹を読む

2022年12月30日 | 日本の現代社会

 
「禁断の中国史」「今こそ韓国に謝ろう」で百田尚樹を知り、「日本国紀」を読むことにした。500ページで日本の歴史をまとめるとは、どんな本か興味を持った。塾講師として、中学生に日本史を教えることもあり、多くの日本史の本も読んだ。歴史の教科書ほど面白くないものはないが、受験用としては、けっこうおもしろく役にたつ本も多かった。マンガを使った歴史入門書もそれなりに役立った。『新マンガゼミナール大学受験らくらくブック日本史』や、『名人の授業 日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』なども読んでみて、授業の参考にもした。しかし、受験である以上、網羅的に説明せざるを得ないし、過去問からの説明が主力となるのは当然で、やはり「日本の歴史の流れ」を淡々と解説することになる。「歴史は暗記ものじゃないぞ」と歴史の先生は言うが、年代を覚えた方がたやすく得点できる入試問題もたくさん見てきた。さらに、原則、自らの歴史の見方を前面に出す歴史教育は危険を感じさせるものも多かった。




  「日本人とは?」など普段は別に気にもしないことだが、海外に出てみるとやはり、日本人を意識しないわけにはいかない。日本と日本人を批判的に述べる日本人がニューヨークやデリー、北京、ソウルで自虐的日本人を表現するわけにはいかない。では、我々日本人とは、何か。

 答えが出るわけではないが、この「日本国紀」を読むことで、新しい視点で日本人を見ることができたと思う。特に民衆を戦いに引きずり込まなかった日本の戦闘を誇りに思うし、明治期までの日本の歴史を読んで、日本人でいて嬉しいという感情をこの本から受け取ることができた。

 日露戦争において白人たちに植民地化されたアジア、アフリカ、南米などの人々にどれだけ勇気を与えたか。大東亜戦争をへて、「アジア人は白人にぜったいに勝てない」という思い込みを覆させた日本の功績はすばらしい。国際連盟発足の時点で「人種差別をしない」ということを国際連盟の規約に文章を入れよ、と人類史上初めて日本が主張したことをこの本で知った。アメリカの反対で規約に入らなかった。つまり、国際連盟とは白人至上主義の機関であったことを知る。

 第二次世界大戦後の解説から、今まで不思議に思っていたことが、だいぶ理解できるようになった。いわゆる「自虐史観」である。自分たち日本人が悪い、悪かったを思わせる、思い込ませられたことが、事実ではなく、洗脳であったこと。特にアメリカによる巧妙な洗脳において、日本人が飼いならされた羊になり、また、中国や韓国に言われっぱなしのピエロになったことを知る。私の学生時代は、まだ、学生運動の最後のあだ花が咲いていたころだが、その学生運動の思想さえもアメリカの洗脳の結果だと知った。面白いを超えて、驚く。マルクスを読ませ、共産主義に向かわせたのがアメリカによる洗脳によるとは。

 日本の歴史を誇りをもって振り返ることができた。この本によって気づかされたことが非常に多かった。この著者の本をもう少し読んでみようと思う。





<主夫の作る夕食>
この一年間で300食ぐらいの夕食を作った。新しいガラストップのガスレンジに最近、交換した。美味しい料理が作れるように頑張ろう。

スパークリングワインで乾杯