3月9日、温かい春でした。3月中旬の今日は、なぜか季節外れの雪と寒さ!
その日、北九州市八幡西区の黒崎商店街で国内外の名車がそろうイベント「クラシック・カー・ストリート黒崎」が開催されたので足を運んでみました。

黒崎は、北九州市の副都心と言われ、にぎわっていた頃もありました。小学生のころまで歩いて行ける距離に住んでいたので、幼いころは、母に連れられて買い物に行ったものです。着物姿の母が、買い物かごをもって、卵のばら売りを買っていたの姿がなぜか目に焼き付いています。父親にねだって飲ませてもらった「クリームソーダ」も黒崎井筒屋の混雑とともに記憶に残っています。
その黒崎でのイベントということでちょっと寄ってみました。クラッシクカーといえども、ベントレーやフェラーリでは、何の感慨もないけれども、印象に残る車は数台ありました。ただ、一番心に残ったのは、日曜日の昼間というのにどこもかしこもシャッターが閉まっていること。いわゆる「シャッター街」に成り下がっているということです。近くの黒崎イオンは、駐車するのも骨が折れるほどの込み具合で、その対比がすごすぎると感じてしまう。うどん屋やラーメン屋もなくなり、ほとんどが飲み屋関連のお店ばかりという残念な風景でした。

ジウジアーロのデザインした117クーペが印象的だった。1979年ころの車だが、現在220万だとか300万で取引されているようで、一番高いのは、1600万というのもあった。その頃の憧れの車だったが。


ワーゲンバスも懐かしい。実は、若いころ、このバスでロサンゼルスからニューヨークまで1週間かけて走ったことがあるのだけれども、内装の記憶などなく、こんな運転席だったかと、ちょっと思い出にふけってしまった。
このイベントには、思いのほか人が多かったが、シャッターのしまった通りとの対比が悲しかった。


暖かい春ということで、海の花を見に、行橋市の南、築上町にある、「綱敷天満宮」に行ってみることにしました。ここ数年、梅を見に嘉麻市の梅林公園に行くことが多かったのでちょっと違った場所として、この網島天満宮にチャレンジしてみたかったのです。例年2月の終わり頃から梅の見頃となるようですが、今年は、寒さが続き、3月9日は少し遅いかと思ったが満開に近く、ゆったりと鑑賞することができました。塾の仕事が長かったので、受験と重なるこのころに梅の花など見たこともなかった経験から、今では、梅だけは毎年見たいと思ってしまう。ここも日曜日ということで非常に多くの人が訪問していました。ほんわかした気分に浸って、帰り道には、農作物販売所に寄って安い野菜をどっさり買って帰宅しました。

