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主夫の徒然なるままに

毎日の夕食作りに奮闘する主夫の独り言

「ついていったらこうなった」

2022年07月23日 | 日本の現代社会
 「ついていったらこうなった」キャッチセールス潜入ルポ 多田文明著
 

 元統一教会信者の多田文明氏がTVにでていた。元首相の銃撃のニュースで、当初「ある宗教団体」としか発表しないNHKやその他のTV局に疑問を持ち、ググってみたりした。するとすぐに「元統一教会」がでてきた。まだ、日本にあったのかと驚いたが、その中に多田文明という名前が出てきた。少し調べてみようと思った矢先に朝の番組にTV出演でもう一度驚いた。統一教会についての本があるかと調べてみると「詐欺」に関する本をこの著者は多くだしていて、また、10年ほど前にはTV番組にもよく出演していたらしいが、この本が著者との最初の出会いとなった。

 大学時代の後輩が、可愛い女の子につれられていき、英会話ラウンジに参加し、英会話教室に加入した。同じ職場を辞めた先輩が、英会話教材の販売セールス会社に再就職でき、お祝いの集いに誘われたことがあった。実は私もその英会話教材会社の面接を受けたことがあり、営業ノルマについて尋ねたところあいまいな返事しか返ってこなかったので即座に辞退した記憶がある。

 娘は、巻き爪の診療所にいき、1か所2万円とられた。別の指もということでもう一回予約日に行くとさらに2万円とられた。今度は、領収書もくれなかった。全部で10万円かかると言われた。おかしいと思い、直接その診療所に行き、なぜ領収書をださないのかと問い詰めると弁護士から領収書を送ると約束した。しかし、いくら待っても領収書が届かないので消費者センターに相談、さらに税務署にも相談に行った。その店に再度訪問するとそこの診療所長は激高した。「商売の邪魔をするな」こちらは、領収書をなぜもらえないのかとだけ言っているのに。結局、弁護士から領収書が来た、ぴったり2万円になるように端数は、サービスで値引きしたと書いてあった。数か月後、その診療所はなくなっていた。
  ちなみに、続きの治療を道ひとつ離れた皮膚科で見てもらったところ、2700円ほどで済んだ。2か所4万円払ったと言ったら、驚くのではなく、笑われてしまったそうだ。

 個人的には、騙されたことは無いと思っているが、ネットワークの引き込み勧誘電話に3回、パソコン売り場で1回勧誘されて回線を変更した経験がある。一度キャッシュバック4万円に惹かれて回線変更をしようとしたところ落ち着いて計算し直すと赤字になることが判明、キャンセルしたことがある。しかし、本人(私)は、騙されていないと思っていてもどこかで騙されていた事があるのかもしれない。

「ついていったらこうなった_キャッチセールス潜入ルポ」街を歩いていて声をかけられたことがない人は、いないのではないだろうか。いろんな人に声をかけられたが、ついて行ったことは無いのでたいへん面白く読ませてもらった。高校生や大学生の若者たちには、ぜひとも読ませたい本である。もし、塾講師の時にこの本を知っていたら、必ずその手口などを塾生に伝えたと思う。若者にはよい参考書だ。

 「手相」「絵の即売会」「キャッチ系英会話教室」「自己啓発セミナー」「無料エステ」「あなたの原稿が本になる」「結婚相談所」「在宅ワーク」など全部で20のキャッチについて行った経験、そして、そこからなんとか抜け出した体験が書いてある。おもしろくて一気に読んでしまった。

 この本の「『おわり』には悪質なキャッチにひっからないために」が書いてある。さらに、勧誘場所について行ってしまったら、買ってしまった・入会してしまったら、についても書かれている。たいへん参考になる。
 
< ひっかからないための大事なポイント(段階に応じて)>

 →話しかけれても足を止めない。
  →「フリーターです」「休職中です」「貯金0です」と言う。
   →あらかじめ説明をうける時間を1時間と言っておく。
    →消費者センターを含め、いろいろな人に相談する。

 この本には、「宗教に誘われたら」については書かれていない。著者自身が「元統一教会」の信者であったからか、キャッチどころでない恐ろしさがあるからなのだろうか。ぜひ、その問いに対する本があれば読んでみたいと思う。
 あまり親しくない高校の同級生が25年前、突然家にやってきて、いろいろ話をした。その後、年に2~3回訪問を受けるのだが、数年後、その同級生は大変な不幸を経験した語った。その後、ご先祖様の供養をするとその不幸から抜け出すことができたと語った。「あなたは今幸せですか、不幸なことがありませんか」「ご先祖様の供養をしていますか」などとだんだんと宗教色を増してきた。「一度参加しませんか」 いつも柔らかく断ってきた。不幸なんて考え方次第と思っているし、本当の不幸のどん底にいるとき人は自分を不幸とは言わない気がする。とにかく、のらりくらりと「今幸せな感じです」と言い続けてきた。最後に彼は、彼の妻と一緒にやってきて説得を試みた。興味を示さない私にその妻は、なぜいつまでも参加しないのかとひとり激高して帰っていった。諦めたようで、それ以来訪問はない。実に25年の勧誘であった。宗教は恐ろしい。
 
 「日本国憲法で信教の自由が保障されているため警察も手が出せない」とTVが言っていた。こんなに不幸な人が続出しているのに。


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<主夫の作る夕食>
大量ピーマンを消費するため豚肉スライスで包んで照り焼きに!美味!




「離婚」、そして「ステップファミリー」

2022年06月21日 | 日本の現代社会
 幼児の虐待が毎日のようにTVのニュースで報じられている。3歳児の孫を見ているとそのニュース自体を直視することができなくなる。なぜ、あんなに可愛い赤ちゃんや幼児、子供を虐待してしまうのか。不思議である。

 「ステップファミリー」子どもから見た離婚・再婚 (角川新書) 野沢 慎司  (著), 菊地 真理 (著)を読んでみた。

 20代の頃、アメリカに少し滞在して、アメリカ人の離婚率が50%、2人に一人が離婚する社会を見て大変驚いた記憶がある。ウーマンリブや女性の自立などがアメリカの新しい時代の風が吹いていて、女性の強さに驚愕したものである。その頃の日本は、まだ、高度経済成長の最終場面で、父が働き、専業主婦の母が子育てに専念していた。核家族が一般化、「ふつうの家族」が定着した時代である。離婚率も非常に少ない時代であった。家族の崩壊する「岸辺のアルバム」というドラマが新しい時代と古い時代の交錯を表現していた。現在、日本の離婚は、3組に一組と言う時代となった。「結婚し、子供を産み、離婚し、再婚する」という経験をもつ女性(家族)が非常に多くなってきた。その離婚により、女性の貧困化に拍車をかけるている事実も表面化している。子供を連れて再婚し、新しい家族を作るカップルが非常に多く、その家族を「ステップファミリー」と言う。この「ステップファミリー」という言葉、呼び方は重要である。今まで「子ずれ再婚家族」と表現されるときのイメージが、再婚後の「ふつうの家族」をめざす「ふつうでない家族」というイメージがあり、「父は父らしく、母は母らしく、子はしっかりと育てられなければならない」という呪縛にとらわれしまう。育ての親(継父、継母)が、血のつながった親であろうとするところに無理な子育て、無理な家族像をめざしてしまう困難さがあり、そのことが虐待や家族崩壊を引き起こしている可能性がある。子にとって三番目の親がいることを、育ての親が受け入れ、多様な関係で、子の成長を見守るネットワーク型家族、ネットワークファミリーを新たな家族としてのとらえる必要がある。ネットワーク家族は、「ふつうの家族」ではない、しかし、劣った家族でもない。従来の固定観念にとらわれない、ポジティブな意味を加える新しい家族の形として今からの日本に必要ではないだろうかと筆者は主張する。
 離婚し、再婚した家族のなかで子の虐待がおきているわけではない。しかし、多くの女性(男性)がステップファミリーを生きる時代に、新しい家族の形を無理のない型にはめるようなことのない家族を築いてほしいものである。

 むかし(1995)、「フランス家族事情: 男と女と子どもの風景 (岩波新書) 新書」を読んでフランスでは6人のおじいちゃん・おばあちゃんがいる家族がふつうに存在しているということに驚愕した記憶がある。そんな社会があるのかと思ったが、2020年代の日本も同じような道を進んでいるようだ。
 この本では、「非婚化、シングル化、片親化、人工生殖、複合家族と様々な角度からフランスの家族事情を紹介するが、全編を一貫して貫いているのは、社会とは、自由とは、家族とは、個とは何か、母親とは、父親とは何かという、人間の存在基盤に関わる問いである。」と主張する。日本も新しい家族への転換を図らなければならない。

 と勢いよく主張しても、「ステップファミリー」の本で紹介された映画「幼な子われらに生まれて」をアマゾンプライムでみた。少し、暗くなった。




<主夫の作る夕食>
牛肉と野菜のバター炒め、あさりの酒蒸し。いいできです(笑)


<思い出の一枚>
カンボジア、キリングフィールド


「無理ゲー社会」橘 玲著

2022年05月26日 | 日本の現代社会
 橘 玲(たちばな あきら)氏の著作はおもしろい。もっと若い時に読んでおきたかった本である。(若い時にはこの本はまだないが)
 「『苦しまずに自殺する権利』を求める若者たち」から始まる現代日本の考察から、基本的に格差社会の現実と未来の社会がどのように変容していくかを分析したこの本は考えさせられる内容満載であった。

 ※「自分らしく生きる」という呪い。

 「世界を救う」より「自分らしく生きる」、ますますリベラル化する世界と日本。リベラル化とは、「自分の人生は自分で決める」「すべての人が自分らしく生きる社会を目指すべきだ」ということ。豊かになった国々では、物質主義から脱物質主義へと移行し、日本もまた、すべての人が、「自分らしく」生きるべきだという社会に暮らすことになった。 しかし、このリベラルな社会で「自分らしく生きられない」人はどうすればいいのか。
 
 ※「夢」の洪水に溺れかけている若者たち。

中学生に教えていた身分としては、この論調はとても面白く、反省させられる部分である。「あなたの夢をきかせてください」「10年後はどうなっていたいですか」大人(教師や面接官)から何度も問われる。「夢をもつことが強制させられている」「夢がないことがそんなにダメなのか」大人による「夢をもたせよう」とするドリームハラスメント(夢による虐待)を若者は感じる。
 中学や高校でよりよい学校をすすめる大人から若者へのモチベーションの道具として最適であり、まともな学校に行かず、ニートやフリーターになる若者たちに「自己責任」論を押し付け、夢実現への努力の源として活用する。若者たちは、「夢の洪水」に溺れかけ、「自分らしく生きる」孤独の道をもがくことになる。
 「自分さがし」という新たな世界宗教

※ 知能格差社会

1950年代のイギリスは階級社会の残滓が強く残っていてパブリックスクールで学んだ貴族の子弟が社会の上層部を支配していた。戦後、上流階級の特権をなくし、身分にる格差のない平等な社会を実現するために求めたものが「教育」である。これは、明治政府の教育改革、戦後の日本の過熱した受験戦争にも共通したものだろう。しかし、階級社会から、「知能による」格差と変化していく。努力すれば、上流に駆け上ることができる幻想に支配される。それができなかった、できない構造にいる人々は、自分が劣等であるという理由で、自分の地位が低いことを認めなくてはならない。

 現代は、暗黙のうちに知能(学力)によって序列化されていることを受け入れている。逆の切り口でいうと「頑張れない」を許さない残酷な社会といえる。

※ 無りゲー社会 経済格差と性愛格差

 「無理ゲー社会」の無理ゲーとは、到底クリアできないと思われる難易度の高いゲーム のような現実の社会に生きる絶望を表した言葉だ。ロングテール=恐竜の尻尾のように長く伸びた部分に少数の富裕層が存在し、巨体の部分に貧困層が生きる現在の社会。そこには、性愛格差、つまり、女性と結婚(交際)も不可能にしている過酷な現実がアメリカの白人にも職に就けない若い日本人にも存在する。下級国民として、「自分らしく生きる」ことを強いられて、でも、そう生きられない若者たち。

 塾講師として若者たちを導いていたことが、いろいろな視点から考えさせられ、もう一歩踏み込んでおきたかったと思わせる本であった。

 では、平等な社会の創出は?アメリカの歴史学者ウォルター・シャイデルによると、「平等な社会」をもたらすものは、
  「戦争」、「革命」、「(統治の)崩壊」、「疫病」
 とてつもなくひどいこと、第2次世界、ロシア革命、ペストの流行などがおきると、それまでの統治機構が崩れ、権力者や富裕層は、富を失い、社会はリセットされ「平等」が実現するという。
 私たちは、その「とてつもなくひどいこと」を待たなければならないのだろうか。



<主夫の作る夕食>
エビ焼いてみました。焼きすぎた!!


<思い出の一枚>
佐賀県忍者村にての一枚



「貧乏国ニッポン」を読んで

2022年04月21日 | 日本の現代社会
「貧乏国ニッポン」加谷珪一著を読んだ。

 円安がすすんでいる。円が安いのだから、日本の国が安くなっているのは当然か。「最低賃金が韓国に追い抜かれる」など日本の経済力が先進国と言われるには悲しくなっている状況が、毎日テレビなどで伝えられる。どの国も発展しているにも関わらず日本だけが、30年間停滞している。単純に大卒初任給が30年前は20万円弱だったが、今でも20万円ちょっとである。アメリカでは、2倍の40~50万円である。そんな安い国に大挙して訪問するのは当たり前だろう。「おもてなし」の国などとおだてられて、一生懸命働いていてもワーキングプアから抜け出せないのが今の日本の現状であろう。シングルマザーの貧困、下流老人、ひきこもる若者、いろいろ本を読んでみたが、やはり日本は貧しくなったと実感する。

 初めてアメリカに行った時は1ドル220円くらいだっただろうか。レストランでどんなに安い注文をしてもチップ1ドルを含めて1000円近くなってしまったものだ。それから、どんどんと円高になり、1ドル80円~90円に。家族と海外旅行に年2~3回行った。「そんなに何度もなぜ海外旅行に行けるの?」と聞かれたものだが、答えは簡単。国内旅行よりも安いから。コロナ前に大挙して日本に訪れた外国人も同じだ。日本旅行が格安だから日本を旅行する。決して、TVが言う「安全で清潔で親切だから」という言葉に騙されてはいけない。
 
 日本人が現在、海外旅行に行くと、例えば東南アジアなど、昔、激安の国が多かったが、現在は、日本とほとんど同じ物価、あるいは、ちょっとした場所でハンバーグなど食べると日本よりも高くなる。ツアーなどで行くと日本人向けの高級レストンの激安料理と中以下のホテル、自分で予約すると一泊2000円程度のホテルに追いやられる。激安ツアーなので仕方がないと思っていると激安なのは、日本のツアー会社で働く人が安いということになる。コロナ後の円安のままだと、日本人の海外旅行は激減、世界中の人々が日本にやって来て、安い日本人をこき使うことになるだろう。

 日本が、貧乏国になった原因や現状、脱却する方法などこの本に詳しいが、やはり、世界を引っ張る産業が日本になくなったことが根本にあるのではないか。ラジオやラジカセから始まる電化製品の最大輸出国だった日本。現在輸出できる日本家電製品は少ない。世界の一翼を担っていたコンピューター産業もアメリカへの車輸出と引き換えに世界最先端を政治的に放棄した。日本製のパソコンもOSもソフトも消えて行った。現在は、自動車産業であろう。世界中の国で日本車がもてはやされた時期もあったが、韓国や中国の自動車に肩を並べられ、電気自動車では後れを取っている。自動車産業も没落すれば、日本は本当の貧乏国、後進国となってしまうだろう。

 次世代の日本の子供たちは、海外に出稼ぎにいかなければならない国になってしまうのだろうか。


<主夫の作る夕食>
じょうずに焼けた!


<思い出の一枚>
ネパール トレッキング


                                      


下流老人、続下流老人 を読んで

2022年04月04日 | 日本の現代社会
「下流老人」藤田孝典
下流老人という言葉が市民権を得て、だいぶ時間がたつ。格差社会は、老人にも直撃し、多くの老人たちが、貧困の中で喘いでいる。
 この本の中での考察や論点に異議を挟むつもりはない。ただ、「すごい」「なるほど」と思った点を拾ってみる。
(1)貯金「1500万円」退職金「1500万円」計3000万円で63歳で退職。独り身故アパート暮らし、お墓だけは作っておこうと900万円、その後、2度の心筋梗塞、「高額療養費助成金」の制度を知らず、さらに無年金の会社に勤め、年金無し。貯蓄があれば、何とかなる思いは一挙に崩れ、治療を受けながらの生活保護の暮らしとなる。3千万の貯金でも一瞬にして下流へ。
(2)熟年離婚の盲点。「仕事一筋で暮らしてきたならば、夫は妻に逃げられてはいけない。」家事は女性がするものという発想がぬけ切れない多くの男性高齢者は、料理が下手、どころか、下手レベル以下の生活能力のため病気へのリスクが最大値となり、最短で病気に。掃除も洗濯もできずゴミ屋敷とまでいかなくても非衛生的な生活が目に見えてくる。離婚では、年金も専業主婦と2分割になる。妻に逃げられないように最善の、そして、最愛の態度で臨む必要アリだと筆者は語る。

 「まもなく日本の高齢者の9割が下流化する。」 私はだいじょうぶと考えている高齢者、もうすぐ高齢者になるあなた、必ず高齢者になるすべての日本人、こうならないために我々は、我が国はどうすべきか、考えなくては。

 「続・下流老人」
 本日4/1(2022)、年金が下がる決定された。下げ率は、0.4%。国民年金満額でも259円、20万の年金をもらっている幸運な人で800円の下落である。少しの減額であるが、問題は、「年金が下がる」という不安が日本中に蔓延し、年金の不心感がますます上昇するという現象である。若者は年金を払うのをためらい、老人は老後を楽しむどころか、どうやって働き続けるかで心と体を痛める。
 こうならない日本にするにはどうすべきか。いくつかの方法論が述べられているが、例えば、消費税を欧米並みに上げ(20%)、その分、年金その他の福祉を上昇させる。そのことで将来の不安からくる過剰な貯金を抑制し、経済を循環させる。無理に高齢で働き続ける悲惨を下げることができ、若者に十分な就業機会を与えることができる。
 個人的に納得できる案として、「福祉は現物支給にする」というのがたった。お金をもらっても貧困ビジネスに吸収され、あるいは、パチンコ屋競馬、飲酒に消えていくのならば、必要な福祉を現物で与える。「車いすを現物で渡すようになれば、偽って車いすを欲しがる輩はいないのではないか」現実には、難しい方法論であるが、なるほどと思ってしまった。

 日本は、格差社会の広がりの中で、貧困の不幸を背負う人が、数年で激増する。特に老人の貧困と若者の貧困は、早い時期に政治的に解決しなければ、日本は、さらに、不幸で貧しい国になっていく。
 
 自分は「だいじょうぶ」と思っているもうすく老人の仲間入りする50代、60代前半の人に読んでもらいたい一冊である。

<主夫の作る夕食>
家庭中国料理店「品品食堂」からもらった調味料を加えると麻婆豆腐や胸肉の炒め物が、がぜん美味しくなる。中華にちょっとはまっている。



<思い出の一枚>
4畳半に詰め込んだ20代の頃のマイルーム。