(by ランタンポレル)
こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです
フレンチでいただく肉料理のことを「ヴィアンド」といいます。ほとんどが、濃厚な美味しいソースが添えられて、グリルされたお肉が出されます。
食べ方は、ナイフとフォークをハの字に構えて、左端から一口サイズに切り、ソースを絡めていただきます。ハの字に構える意図は、ナイフの先を相手に向けない(攻撃しない)配慮から来ています。お肉を切るときは、ナイフを前後に動かすと思いますが、日本製のカトラリーは多くが引いたときに切れるようになっていますので、押すときよりも引くときに力を入れるとスムーズに切ることができます。
(by コートドール)
さて、食べにくいのは骨付きの肉が出てきたときではないでしょうか。骨付きの肉料理が出るときは、フィンガーボウルが一緒に用意されます。フィンガーボウルは、汚れた指を洗うためのもの。だから、手で持って食べていいのですが、いきなり手で持って食べるのはよろしくないです。
さらに言うなら、男性はともかく、女性は最後までナイフとフォークで食べきっていただくのがベストです。フィンガーボウルがあるからと言っても、かぶりつく姿はエレガントとは言えません。ぜひナイフとフォークで美しくエレガントに食べていただきたいと思います。(エレ女=エレガント女子の略)
ということで、骨付きの肉の食べ方を詳しくご紹介したいと思います。
【骨付きの肉の上手な食べ方とは】
まず、フォークで身の部分を押さえて、骨と肉の境にナイフを入れていきながら骨と身を切り離します。このとき、骨にナイフを沿わすようにすると、骨に残る身が少なく、綺麗に切り離すことができます。
骨の部分と身を切り離せたら、手前の身を左端から一口サイズに切っていただきます。たまに見かけますのが、お肉を最初に全部一口サイズに切ってから、フォークを右手に持ち換えて食べている人がいます。が、これはテーブルマナーではNGです。なにより、お肉が早く冷めてしまいますし、美味しい肉汁が出てしまって旨味を逃がしてしまい、美味しくいただけない食べ方です。
また、フォークを持ち換えたあと、お肉を切るときにまたフォークを左手に持つという、お皿の上で行ったり来たりするのはお行儀がいいとは言えませんので、フォークの持ち換えは避けたほうがベターです。
次に、骨についている外側の肉の部分を削ぎ落しながら一口ずつ食べます。これで概ね身の部分を食べることができていますが、まだ骨についている肉があれば、ここで手に持って直接口で食べてもいいのですが、できれば丁寧にナイフとフォークで削ぎ落しながらいただきます。
もし手で持って食べた場合は、食べ終わったらフィンガーボウルで指先を洗います。フィンガーボウルに片手ずつ入れて、指と指を合わせて擦り洗いをし、ナプキンまたはおしぼりで濡れた指を拭きます。そして、もう片方の指を同じように洗い、拭き取ります。想像してもおわかりかと思いますが、両手の指を一度に入れてしまうと、さてどうやって拭き取りましょう…、となりますからね。片手ずつ洗うことを覚えておきましょう。
(by ルメルシマン オカモト)
お肉と一緒に添えられている野菜等があれば、お肉と交互に食べることをお忘れなく。そして、このメインディッシュが終わると同時にパンも食べ終わるよう、パンも間にときどき食べるようにします。メインディッシュが終わったら、パンも出されることはありません。
また、美味しいソースを残さず食べたいとい気持ちで、余ったソースをパンにつけて食べる方もときどき見かけますが、これはおすすめしません。格式のあるお店ではNGです。ただ、お店の方が「ぜひパンにソースをつけてお召し上がりください」と勧められた場合は、パンにソースをつけて食べても構いませんが、そんなことを言うお店はまぁほとんどありません。焼肉のたれをご飯につけてたべるようなものです。お家はともかく、外での食事ではやめましょう。
このあと、11品の本格フルコースでは、サラダ(レギューム)とチーズ(フロマージュ)がありますので、お酒はまだ飲んでもOKです。コースの終盤ですから、ゆっくり楽しんでください。
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