ある日を境に、朝方や昼下がりなどに身内から電話があると身構えてしまうようになった。
無意識の内に何人かの顔が頭に浮かぶ。
自分自身も40を越え、身内には100歳に手が届きそうな爺さんもいる。
そして今でも、その日のことを、昨日のことのように思い出す。
そんなこんなで、15時過ぎに兄から電話。
移動中だったので、暫くして折り返し電話を入れてみるも、ずっと話し中。
モヤモヤした気持ちで電話すること数回目で、耳元で不意に爆音が響いた。
「トウモロコシいるかーっ!」
スピーカー割れんばかりの兄のガラ声。
軽い難聴の私でさえ反射的に携帯電話を耳から40cmほど遠ざける。
「とうきび?もらおかなー」
「なら、取りに来こんか」
「持って来てくれんとー?」
「オマエげぇ知らんもん」
「そーたいね。なら、よか」
「いらんならよかた」
「ありがとね」
「たまにゃ出て来んか」
「うーん、そんうち」
「ならねー」
「ならのー」
声まで3Dみたいな兄ちゃんやけど。(笑
まぁ、何だかんだで、兄ちゃんがいてくれてよかったなーっ、と。
無意識の内に何人かの顔が頭に浮かぶ。
自分自身も40を越え、身内には100歳に手が届きそうな爺さんもいる。
そして今でも、その日のことを、昨日のことのように思い出す。
そんなこんなで、15時過ぎに兄から電話。
移動中だったので、暫くして折り返し電話を入れてみるも、ずっと話し中。
モヤモヤした気持ちで電話すること数回目で、耳元で不意に爆音が響いた。
「トウモロコシいるかーっ!」
スピーカー割れんばかりの兄のガラ声。
軽い難聴の私でさえ反射的に携帯電話を耳から40cmほど遠ざける。
「とうきび?もらおかなー」
「なら、取りに来こんか」
「持って来てくれんとー?」
「オマエげぇ知らんもん」
「そーたいね。なら、よか」
「いらんならよかた」
「ありがとね」
「たまにゃ出て来んか」
「うーん、そんうち」
「ならねー」
「ならのー」
声まで3Dみたいな兄ちゃんやけど。(笑
まぁ、何だかんだで、兄ちゃんがいてくれてよかったなーっ、と。