セルフビルド de 自宅建築日記 @秩父 -自分の家は自分で建てる!!-

人力社のカメラマン阪口です。ただいま埼玉の秩父地方で家をセルフビルドで建ててます。www.jinriki.net

屋根の作成 その8

2012年05月31日 | セルフビルド/屋根
ここから、悪夢のアスファルトルーフィングはりが始まります。
まず軒先はこんな感じです。軒先水切りがついてますね。


このすぐ上から、アスファルトルーフィングを貼っていきます。

留め付けには、タッカーというホッチキスのでかいのを使います。通常は手動式のもありますが、
エア工具に目覚めた私は、近所のコメリでエアタッカーを購入してきました。スピードが違いますね。気持ちよいほど連射が出来ます。


ただ、アスファルトルーフィングは長いロールな上にゴワゴワしてて破れやすく、施工は面倒です。

少し気を抜くと、しわがよった状態でとまってしまいます。

これが後々の悲劇の一因になるのですが・・・

二日ほどかかって、ひとまず全体に貼る事が出来ました。




屋根の作成 その7

2012年05月30日 | セルフビルド/屋根
野地板のはりつけ後、屋根の周囲に水切りを取り付けました。
金属製の板を加工した既製品で、屋根の側面に取り付けるケラバ水切りと、軒先に付ける軒先水切りの二種類です。
この作業は、屋根下地材のはりつけと同時に行いました。
ケラバ水切りは下地材の上に、軒先水切りは下地材の下に施工する事になります。

取り付け自体は、電動ドリルで穴をあけてネジで付けるだけですが、

(↑ これはケラバ水切りです。)

既製品の2m弱のものを使用寸法に切断したり、

(↑ はさみが普通のです・・・そりゃ切れないわ。ちなみにこっちは軒先水切り)

水切りどうしの交差部分や継ぎ足し部分を、子供雑誌付録の紙のおもちゃのように
切ったり折ったりして加工するところが、難しくまた、面倒でした。


もちろん、全て屋根の端にありますので、取り付けも結構怖いです。


これを取り付けますと、雨対策もそうですが、屋根の周囲が引き締まって格好良くなりますね。

屋根の作成 その6

2012年05月24日 | セルフビルド/屋根
野地板貼りと平行して、南側に足場を組む事にしました。
うちの家は平屋ですが、南側に屋根の中心がよっており、北側よりも南側の方が軒が高くなっております。
南側の軒先の施工や、壁の施工を安全に行うために、単管パイプで足場を作ることになりました。

単管パイプとその他諸々の足場用の資材は、ひとつひとつは安いですが、大きな足場を組もうとすると全体では結構な値段になります。
そこで、足場を作るかどうか悩んでいたのですが、
いつも工具を借りている知人に相談しますと、そのまた知り合いの工務店さんが
お古の足場セットを安く譲ってくれる事になりました。こんなとき、知り合いに工事関係の人がいますと助かります。

どかっと搬入された足場資材を、助っ人の力を借りて組み立てました。


上の写真、私の持っているパイプ、明らかに右下がりで水平が出てませんね(笑)
こういう所に気をつけながらやらないと、危険な足場になります。下の写真の時点では、補正されたようですね。


単管パイプは縦にするととても重く、一人ではままなりません。人数がいないと厳しい作業です。
また、上下方向に移動しながらの作業も多く、結構しんどかった・・・
重労働のあとは飯が美味い!!


なんだかんだで3人で半日以上かかりましたが、補強も入れて、しっかりと完成です。


これで屋根上の作業も一気に効率が良くなりました。屋根造りは、まだまだ続きます・・・


屋根の作成 その5

2012年05月22日 | セルフビルド/屋根
途中助っ人の協力もアリ、順調に貼り進んでいきますが、
杉の安い野地板は、結構そっている物やたわんでいる物も多く、補正しながら貼るのに苦労しました。


野地板貼りと平行して断熱材の施工もしていきます。
前にも書きましたが、うちの屋根用断熱材はパーフェクトバリアというフリースみたいなやつです。
これを屋根の上にあげます。軽いですがかさばるので、ロープとはしごで簡易クレーンを作りました。


これをひとつひとつ丁寧に押し込んでいきます。
なにもなかった垂木の間に、

こんな感じで入ります。

断熱材と野地板の間には30mmの隙間が出来ています。

そしてテッペンの棟まで到着。


反対側へおりていきます。

このとき、棟には垂木の間を通ってきた暖かい空気を逃がすための隙間を空けておきました。
幅は約60mm。ここに屋根が完成した後に棟換気の部材を取り付ける予定です。


そして野地板貼りも終了です。

屋根の作成 その4

2012年05月20日 | セルフビルド/屋根
垂木が出来たので、野地板を貼っていきます。
最近の現場では12mm厚の合板が使われる事が多いようですが、うちは一番安い杉の野地板にしました。
施工中に雨でぬれても強い事と、長期的な耐久性、そしてお値段の安さで決めました。

さて定石通り、軒先から野地板を貼っていきます。
ある程度の面積、野地板を貼り終われば、その上にのって作業が進められるのですが、
最初の数列は、そういう訳にはいきません。
仕方が無いので、脚立を二つと野地板、垂木の残りで足場を作って作業をしました。

怖かったし、作業効率悪すぎでした。



野地板の打ち付けには、エアネイラーを使用しました。知人から借りたのですが、
エア工具の便利さには感激です。何しろ速い。


下で嫁さんに野地板を規定の長さに切ってもらい、


上にあげて打っていきます。


前回の垂木と同じく、野地板も継ぎ目が乱になるように、ずらしていくのが正しい施工方法なのですが、
やはり長さの管理が面倒で、同じ長さで揃えて貼りました。

屋根の作成 その3

2012年05月18日 | セルフビルド/屋根
次は垂木の上に野地板を張っていくわけですが、我が家の場合は屋根で断熱をする事になります。
そこで断熱材を仕入れました。
ご予算が苦しいので、グラスウールとしたいところですが、垂木の間にいれるため
下にタレてくる心配もあり、垂木の間に固定できるボードタイプの断熱材を探しました。

いろいろ迷いましたが、一番ベーシックなスタイロフォームは結構高価なものでしたので、
パーフェクトバリアという、フリースのような材質の断熱材にしました。
お値段もボードタイプのなかでは手頃で、サイズのバリエーションが良かったのでこれを選びました。


こんな感じで、垂木と垂木の間に、突っ張るように入ります。


断熱材の厚さは60mmです。90mmの垂木の下側の面にあわせていれますので、
上側に30mmの隙間ができ、これが通風層になる予定です。


屋根の作成 その2

2012年05月16日 | セルフビルド/屋根
みんなが帰りまして、北側斜面の垂木を一人でがんばります。

この頃にはだいぶジャングルジムにもなれてきましたが、たまに調子に乗ってると怖い目を見ます。安全第一ですね。


南側は長いので、途中で継ぐ事になります。継ぎ方は母屋にのせて、その上で削ぎ継ぎです。
本当は継ぎ手位置は、バラバラにしないといけないのですが、長さの管理が面倒なのでそろえてしまいました。


途中、薪ストーブの煙突部分があります。ここは物の本には50cm四方の枠を作れとなってましたので、
垂木の端材を使って額縁風に作ってみました。


あれやこれやで3週間ほどかかって垂木の完成です。

屋根の作成 その1

2012年05月15日 | セルフビルド/屋根
棟上げから、ずいぶんと日が経ってしまいました。
その間、何をやっていたかと申しますと、屋根を造ってました(笑)
正直、かなりきつかったです。ここからしばらく、その作業の報告をします。

棟上げに続きまして、こんどは棟と母屋に垂木を渡していきます。
この作業は、梁のもう一段上に登って行う事になり、相当怖かったです。
まるでジャングルジムですね。


我が家の場合、屋根で断熱する事にしました。
その場合、垂木の太さの間で、断熱材と通気層を作らないといけません。
その辺は後ほど詳しく書きますが、とにかく厚みが必要になるってことです。
そんな訳で、我が家の垂木は厚みが90mmもあるベイマツになりました。これが重いんです。
さらに厚みがあるので、上からネジで留める訳にもいかず、サイドからの斜めうちです。

これが、不安定な体勢の中、大変難しかったです。こうはんからはインパクトと電動ドリルの二刀流で
した穴をあけてからネジを打つようにして、失敗も減りました。何事も一手間が大事ですね。

一番端っこは、本当に怖かったです。

ここまでは助っ人と三人でがんばりました。


ひとまず南側の短い方が完成。



労働の後のカレーライスはホントにおいしいですね。