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セルフビルド de 自宅建築日記 @秩父 -自分の家は自分で建てる!!-

人力社のカメラマン阪口です。ただいま埼玉の秩父地方で家をセルフビルドで建ててます。www.jinriki.net

建前第二弾 その4

2012年02月17日 | セルフビルド/構造体
刻むのはたいへん時間と手間がかかるのですが、組むのはあっという間です。
それも考えようによれば、仕口の刻みが上手くなったという事なのですが、
あまりにあっけなくて、感慨に浸ってる余裕もありません。

さくさくと進みまして、ついに棟木の登場です。

助っ人の二人も気を利かせてくれまして、私がメインで据え付けました。


四本ある棟木も、難なく据え付けが終わり、めでたく棟上げです。


記念に大黒柱にみんなでサインを入れて、棟上げが終わりました。


ただ、この先も垂木や野路板、屋根材の施工など、高所での厄介な施工が残っており、雨の心配もあります。
普通ですと、ココで上棟式でお祝いという所なのでしょうが、
なんだか、そんな気分でもなく、打ち上げは屋根が完成するまでお預けにしておきます。

もちろん、夜の宴会は盛大にやりましたが・・・

建前第二弾 その3

2012年02月15日 | セルフビルド/構造体
さて、ただいまこんな状態です。

手前の馬にのせてある材が、今回使います母屋と棟木ですね。
ここから、友人知人をまたまたお願いしまして、
本格的に棟上げへと、入っていきたいと思います。

高所への恐さの一念で、その後もひたすら野路板をあげつづけ、上部はただ今こういう状況です。

これでも、たまに薄いところがあったりすると、たわんで悲鳴を上げてしまいます。お恥ずかしい限りです。

今回は、人力社チームのナカヤマくんとバンチョウが来てくれました。二人とも高いところは苦手ですが、馬力はあります。

以前にあげておいた束に、新たに刻みました母屋をドンドン載せていきます。



このころになりますと、仕口の精度もかなりあがっておりまして、継ぎ手などもスムーズに入るようになりました。

昔やった、へたくそな部分をやり直したいですね。

建前第二弾 その2

2012年02月15日 | セルフビルド/構造体
お次ぎは、母屋と棟木の設置だが、その前に面倒な作業がある。
母屋を設置した後に、母屋と母屋の間に屋根の下地となる垂木をのせるのだが、
その垂木は屋根のカタチに斜めに渡す事になる。そのために母屋に斜めに切れ込みを入れなければならない。
これがたくさんあって大変面倒だった。

まずノコギリで屋根の傾斜角(我が家の場合は三寸勾配=10cmすすむと3cmあがる)にあわせて切れ込みを入れる。


次にその切れ込みにあわせてノミで欠き取る。


垂木は全部で32。母屋が11だから352カ所。これは大変だったが、嫁さんががんばりました。


一番大変だったのは、すでに組んでしまった北側の桁の部分の垂木彫りです。
ここを後回しにしたのは失敗でした。

建物の際なので、すごく高度感があって怖かったです。

建前第二弾 その1

2012年02月14日 | セルフビルド/構造体
昨年末に建前をしてから、年を越してしまった。
もちろん屋根はかかっておらず、雨ざらし雪ざらしのままだ。
年を越してからこっち、幸か不幸か本業が忙しくて、なかなか作業がはかどらない。
それでもなんとか、二重梁と母屋、棟木の刻みを終わらせ、いよいよ建前の第二弾、棟上げへと進もうと思う。

まずは、二重梁の設置だ。
今回の助っ人は、山岳カメラマンの岡野くん。
当然、彼は高いところは平気なのだが、私の方は梁の上になどとても立てない。
そこで、屋根に使う野路板を上に敷いて足場を増やす作戦に出た。

さすが山岳カメラマン、馬力があります。

次に、前回使ったクレーンに再登場いただき梁の材料をあげていく。


私はひたすら地面で作業し、上の方は岡野くんにおまかせ。大変助かります。

しかし、荷が揚げ終わったらそうも行ってられません。
おそるおそる上にあがりますが、めちゃくちゃ怖いです。


岡野くんはこんな感じ。


同じカメラマンとは思えませんね。

岡野くん八割、わたし二割くらいの仕事量で、なんとか二重梁まわりのカタチが出来てきました。



夜は当然宴会です。

この寒い中、焚き火宴会をいたしました。ここでは前回入れた薪ストーブが料理に暖房にと大活躍です。

寒いなかの焚き火は、酒がすすみますね。動いた後はなおさらです。

翌朝は少々二日酔い。
それでも残りをがんばって、なんとか目標部分の完成です。前回より一段高くなりました。

最後にプロカメラマンに家族の集合写真を撮ってもらって終了。
持つべきものは友達ですね。岡野くんありがとうございました。

屋外用薪ストーブを入れました1

2012年01月18日 | セルフビルド/構造体
ここ秩父地方の最低気温はこの時期-5度を下回る事がほとんどです。
あまりに寒いのでストーブを入れる事にしました。

杉や檜の端材も、山のようにあります。ココはやっぱり薪ストーブでしょう。
てなわけで、ホームセンターに売ってる4000円くらいのを見に行ったのですが、
どうにも華奢なのと地面に近い感じでした。うちの場合、屋外使用でほったらかしにしておく事も多いので少し心配です。

そこで色々探しましたところ、良いものを見つけました。

金森ストーブさんの屋外用タイプです。

少々高かったのですが、耐久性も高そうですし、建築完成後も作業場で末永く使えるだろうと、導入を決めました。


せっかくなので感想を・・・
まずメリットですが、
筐体の鉄が分厚いので、蓄熱がやはり大きいです。
一度暖まると、少し離れた所で作業していてもじんわりと暖かく感じます。
また、開閉扉を含めて全体がしっかりとしている事と、長い足がついているので、
火を入れたままほっておいても、延焼の心配が少なく、屋外使用では安心感が大きいかなと思っております。
あと、はじめは不格好に感じた奥に長いデザインですが、使ってみると長めの廃材や薪を折らずに入れられるデザインだと納得しました。
デザインでいいますと、窓が大きいのも火が見えて楽しいですね。


デメリットですが、
上に書いた窓、せっかくあるのですが、結構すぐに煤等で曇ってしまいます。
歯ブラシで磨けば落ちるのですが、面倒くさがりやの私としましては残念です。
次に屋外用で、重さもなんとか一人で持てる重さなのですが、取っ手等がなく、動かすのが大変です。
もちろん冷めてれば、抱えるように持てるのですが、熱いときでも動かしたい・・・って書いてて気づいたけど駄目かしら?
取っ手が付いてると嬉しいけどな・・・
そして最大のデメリットは、火をいじるのが楽しすぎる事かな。
もともと、キャンプで焚火が大好きな私です。筐体の中も広いので、薪を入れて色々と火をいじっているとすぐに30分くらいたっています。
これじゃ、日が短いこの時期、作業にならないっす。でも、温かいお茶を片手に薪をくべてると、楽しいです・・・酒ならなおさら・・・

色々書きましたが、これが来たおかげで、休憩がとても楽になったし、昼飯やおやつのレパートリーも増えました。
大変重宝しておりますので、また機会がありましたらインプレッションをしてみたいと思います。ではでは。

ホゾ穴凍結

2012年01月16日 | セルフビルド/構造体
やっとの事で終わった建前の第一弾。
しかし、このままでは完全に雨ざらしです。
おまけに最高に寒いです。

で、どうなったかと言いますと・・・


梁の上に載る束のためのホゾ穴に雨水が浸入、入った水が凍って、立派なアイスキューブが出来ておりました。
ここ長瀞は、天然氷が名物のひとつですが、
これもまさしく天然氷です。もっとも、このままでは中で材木を傷めそうですので、
のみで削って取り出しました。
こりゃ早く次の作業を急がねば・・・

建前その6

2012年01月10日 | セルフビルド/構造体
建前も三日目に突入です。
新たな助っ人も登場です。わざわざ休みを潰して来てくれる皆さんに、ただただ感謝です。
人力社メンバーの三人は高いところが全くダメなのですが、
新助っ人のM川さんは、山岳雑誌の編集者さんなので、高いところも余裕です。大変助かります。


どんどん柱を立てて、梁を載せていきます。


ただ苦労したのが、三脚の取り回しでした。

当り前ですが、梁や柱が組まれてくると、動き回れません。
歩かせるように一歩ずつ動かしたり、一度分解したりを繰り返しながら、次の位置へと設置しますが、
少しバランスが崩れると、トップヘビーなのですぐに倒れそうになり、とても怖かったです。


何カ所か、ホゾの寸法間違いを修正しつつも、大きなミスは無く進みました。




だんだんリズムも出来て来て、私が材の取り出しと、場所の指示、カンナかけを行い、
助っ人チームが設置するという役割分担で、どんどん進みます、
予想外にミスが少ないので、私の材木出しが追いつかないくらい、良いペースで進みます。感謝感謝です。
ただ、ずっと積んでおいたので、材木にカビなどのシミが出来ていて、
乗せる前にカンナをかけていたのですが、これが結構タイムロスでした。


そして、梁まで完成。青空のもと記念撮影です。雨ざらしなので心配ですが、
建前の第一弾がひとまず完了、感無量です。みんな、ありがとう!!




建前その5

2012年01月08日 | セルフビルド/構造体
次に、大黒柱と反対側の通し柱の間に太い梁をいれていきます。
この梁は厚さが36cmもあるもので、男二人では移動させるだけで大変な代物です。
これをクレーンで揚げていき、大黒柱のホゾに差します。

落っこちてこないかとヒヤヒヤです。

次に反対側の通し柱を立てながら、同じくホゾ穴に梁を差し入れます。

チームワークが大切ですね。
ある程度入ったら、反対側を押さえながら、カケヤで叩きます。


他の柱とはまだ接続していないので不安定で、たたいても手応えが少ないですが、後でまた締め付けるので、大体でやめておきます。

このまま、同じ位置にいくつかの太い梁をいれていきます。
ここはリビングルームになるところで、柱と柱の間隔を広くとってあるので、必然的に周囲の梁は太いものになります。



前半戦、次の目玉はこの部分。
まず横方向に来た39cmの太い梁の向こうに、台持ち継ぎを刻んだ36cmの太い梁を置きます。



さらにそこにもう一本の36cmの梁を載せかけるように入れます。

大変重いし、辺りは暗くなってくるし、大変な作業でしたがうまく入ってホッとしました。

建前その4

2012年01月07日 | セルフビルド/構造体
翌日からは助っ人も増えて、ドンドン建てていきます。

男手が3人以上いると、全然違いますね。

建て前では順番がとても大切でした。
どの梁の上にどの梁が入るのかを考えながらやっていくのですが、パズルのようです。

西側の比較的独立した部分を終わらせて、真ん中あたり入ってきますと、
太い梁も多くなり、難しくなってきます。前半戦、最初のハイライトは大黒柱の据え付けでした。
太さは一辺が18cm、長さは5m弱あります。
男三人いれば立てられると思っていたのですが、甘かったです。肩の高さまであげたら動けなくなりました。
そこで、ついに三脚クレーンの登場です。


ウインチを貸してくれた隣のおじさんも助っ人に来てくれ、四人掛かりで揚げていきます。

クレーンに荷物をかける方法や、揚げていきかたにもコツがあり、おじさんに教えてもらいながらの作業でした。

そしてついに立ちました。なかなかの迫力です。

しかし、材木の重さに改めて驚かされました。この先がちょっと心配です。

建前その3

2012年01月04日 | セルフビルド/構造体
いよいよ、最初の柱を立てます。
「いの一番」という意味がよくわかりますね、こんな事やってますと。
ただしうちの場合は、「Aの1」ですが・・・


基礎と土台の高さがあわせてだいたい40-50cm。
これに高さ約3m弱の柱を立てますと、相当な高さです。
脚立の上に立つとメチャクチャ怖いです。ホゾを固めにしたので、なかなか入らず、
脚立の真上に立ってカケヤで叩きますが、足場が不安でつらかったです。


嫁さんの義父と義母が助っ人で来てくれ、一日でココまで出来ました。
やはり一人ではつらいです。とても助かりました。
なかなかすごい迫力・・・思ってたより大変だわ!!