甚六ぶらぶら日記

岩手の穀潰し主婦・甚六の覚書

猫の手術

2007-11-29 17:04:45 | 猫道楽
 
 猫の「はな」が我が家に来て半年。10ヶ月のお年頃となりました。初発情期を迎えたはなは、とにかくなき続けました。始めの頃は名前を呼ぶと「きゅるる」と返事をするのがかわいかったのですが、やがて間断なく「きゅるる、きゅるる」と言い続けるようになり、夜や明け方に「はんにゃあ~はんにゃあ~」と切なげに大声を上げるようになりました。近所にも迷惑をかけるし、家族は眠れない。生理的な衝動に突き動かされるようになき続け、床の上をこねこねしながら匍匐前進し続けるはなですが、完全室内飼いなのでその欲求は決して満たされることはありません。避妊手術を受けさせることにしました。
 連れて行った動物病院では、机の下に隠れたり捕まえる私に爪を立てたりと、全身で「嫌だ!」と拒否。麻酔注射を打たれてぐったりしたところを後ろ髪引かれながら「お願いします」と帰ってきました。
 翌日迎えに行くと、首輪につけていた迷子札もいつの間にか引きちぎり、すっかりご機嫌斜め。どうやら他のケージにいた犬に吠えられ、おびえてしまったようでした。傷にかぶせたガーゼをなめて外す恐れがあるのでエリザベスカラーをつけ、何ともかわいそうな姿になって帰宅しました。
 その後2日は寝てばかり。食欲も普段程度に戻るには1週間かかりました。ガニマタでよちよち歩いていたはながいつの間にかキャットタワーによじ登り始め、やがてジャンプしてあがれるようになった頃、抜糸に再び動物病院へ(手術後9日目でした)。
 ところがまだ傷口がふさがっておらず(脂肪が多いためらしい)、しかもエリザベスカラーのふちでこすれた後が傷になっていたことから、エリザベスカラーの周囲にガムテープの縁取りをつけて帰宅しました。
 離れてみるとライオンか天使か?!といった容貌のはなでしたが、その後は傷も順調に回復したらしく、手術から2週間後の今日、やっと抜糸することができ、はなもエリザベスカラーから開放されました。動物病院ではすっかり「暴れん坊はな」として認知され「本当にアメリカン・ショートヘア?日本猫の血が入っているんじゃない?」と血筋さえ疑われる始末。
 ともかく、身軽になったはなは2週間分体をなめまくっています。手術が無事済んで良かった良かった。費用は総額18500円でした。

(写真:これから病院へ。カメラで気を引いてバスケットに誘導。)