Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

The 1st training of 2006

2006-01-03 | Weblog
2006年1月3日。
僕のトレーニング初めの日になった。

契約しているジムまで30分かけて歩いていった。
清々しい天気に、普段はバスの道のりを歩く事にした。
すれ違いのランナーと笑顔で挨拶を交わし、バスからでは見ることの出来ない景色に心躍らせながら闊歩した。
日本ではすれ違いざまに「こんにちは」なんて言ったら変質者かストーカーか引ったくりに間違われそうだ。
見知らぬ人にも「こんにちは。天気いいね!」と言えるこの国は心が豊かと思う。
日本もそうなればいいのに。

ジムに着き、さっそくベンチ台に腰掛ける。
新年一発目は何kgでやろうか。
ほくそ笑みながら100kgにプレートをセット。
1週間ジムワークから遠ざかっていたが、心身ともにリフレッシュできた僕の体は超回復されており、マックスも143kgに上がっていた。
補助がいないのでベンチ台では130kgまでしか出来ず、それ以上の重さは座って行うチェストプレスマシンでやる事にしている。
そのマシンには143kgまでしかセットできないので、それ以上は測れない。
5回出来たので、たぶんマックスは150kgを超えているだろう。
そして背筋。
日本では疎かにしていた背筋群だが、こちらの選手のタックルの強さの源は背筋にあり!と勝手に決めて、約1年間背筋のトレーニングは欠かさず行っている。
ベンチプルも日本では100kgがやっとだったが、今は130kg。
それでもやはりプレミアレベルになると日本では経験しなかったような倒され方をする。
僕も今シーズンはタックルに入った瞬発力+その後の絞めで相手の背骨を折るようなタックルをしたい。
それに重要な筋肉が背筋群とともに腕の筋肉。
締め上げるには屈強な上腕二頭筋が必須。
そしてその衝撃を受け止められる僧房筋と三角筋。
さらにそれら全てのバランスをつかさどる腹筋・背筋群。
全てのトレーニングが終る頃、時計の長い針は3周していた。
それでも上半身のみ。
明日は下半身のトレーニングにあてよう。
トレーニング後のプロテインは、仕事の後の一杯に勝るとも劣らないうまさ。

トレーニングを終え、この休み期間剃る事の無かったヒゲを剃り、明後日からの出勤に備えた。
帰宅してフラットメイトと喋っていると、そろそろ今のバイトを止めて語学学校へ行くとの事。
良い事だ。
寿司を売るためにNZに来たわけじゃないんだから、今出来ることを精一杯、後悔することなくNZライフを楽しんで欲しい。
せっかく海外で暮らしているんだから、日本と同じような生活ではもったいない。
ここでしか出来ないような事をやってほしい。
ずっと日本人の職場にいて、1年間のワーホリ期間を全うして帰国して「英語全然喋れません」では何のために行ったのかわからない。
でも残念な事に、それを機に引っ越すとの事。
残念だが仕方がない。
別れがあるという事は、また新しい出会いもある。
新しいフラットメイトはどんな人がくるのか。
早速募集しなくては。
これを読んでる誰か!
僕のフラットに入りませんか?
随時募集中!



consciousness

2006-01-03 | Weblog
正月早々、嫌なニュースを聞いた。
神鋼のピエレが会社員に暴行し、無期限の活動停止を言い渡されたというもの。
事の真実はコウベのみんなには聞いていないので事実関係の真偽を問うブログではないことを最初に記す。
記事だけ読むと会社員に怪我は無く、事実を認めたため即日釈放とあった。
会社員に怪我が無かったのは幸い。

こういう記事を読むと辛い。
元チームメイトであるし、彼の優しさは僕だけでなくコウベのみんなやファンの皆さんが知るところだからだ。
過剰な弁護は必要ないと思うが、彼が本気で一般人の顔面を殴ったら怪我どころの騒ぎではない。
おそらく振りほどいただけを大袈裟に記事にされてしまったのだろうが、ここでの問題は怪我の有無ではない。
マスコミやアンチ神戸製鋼派に興味があるのは名門神戸製鋼の選手が酒に酔って起した行為である。
神戸製鋼の選手であろうと人。
酔っぱらう事もあるし、人に迷惑をかけることも無きにしも非ずだ。
しかし殴ったらあかん。
絶対にあかん。
これを読んでる僕をよく知る友人は「お前が言うな・・・」と思うだろうが、とにかく絶対にあかんのだ。
マスコミの格好の餌食となるのは目に見えているし、そもそも一般人とは既に体のつくりが違う。
自分達の体に殺傷能力があることを自覚しなければならない。

現役の選手達は言いにくいだろうから僕から言わしてもらうと、神戸製鋼は日本一のチームなんだから私生活も日本一でないとダメだ。
僕は今でもコウベにいたことを誇りに思っているし、弱くても強くても、僕のコウベに対する感情は、中学生の時にTVで見た時と同じく、今でも憧れだ。
日本のレベルもあがり今は神戸製鋼の独壇場とは行かないが、それでも勝負どころでの強さ、うまさは他の追随を許さない。
そんなコウベを応援するファンもまた日本一だ。

だからこそ、今回の事件は残念でならない。

一度失落した信用を取り戻す事は容易ではない。
時間と根気と我慢が必要だが、コウベならそれをできる。
そして結果も出す。
そう信じている。