Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

あけましておめでとうございます

2006-01-01 | Weblog
2006年元日はNZ最北端の町カイタイヤの空中で迎えた。
毎年の恒例行事である『カウントダウン1秒前ジャンプ年末年始空中越え』を今年はNZで行ったわけだ。
一緒にいた4名はジャンプのタイミングがはずれて年始ピッタリに地面に着地していたが、僕はしっかり空中で年越え。
こちとら年季が違う。
お国が違えどジャンプのタイミングは既に巧みのレベルといえよう。

年末はダイビング三昧。
レスキューライセンス取得のため、ケリケリで4日間を過ごした。
一緒に行った4名と現地にいた日本人1名と僕の合計6名での楽しいダイビングツアーだった。
僕を除いた5名はオープンダイバー取得の合宿。
僕が取得した頃は真冬だったので波も気温も限界を超えていたのだが、今は真夏。
しかも無風、無波。
初心者にはこの上ない条件だったが、やはり初めての海中は緊張するのだろう。
サイナスと呼ばれるダイビング特有の頭痛に悩まされたり、疲労のためにパニックになってしまったりと、僕は講習中にもかかわらず2人のマジ溺れダイバーを助ける事となった。
二人にはこれでダイビングを止めてしまうのではなく、これからどんどん素晴らしい海の散歩を体験して欲しい。
他のみんなも同じく、これからはダイバー仲間として世界中の海を旅してみたい。
日本では離れてしまっても「今年はモルディブいっとくぅ?」みたいな。
おっと、ギャル語が出てしまった。
ごめんくさい。これで許してもらおう。

ダイビング合宿のあとはNZ最北端の町カイタイヤに移動。
少し寄り道してカウリの森と90マイルビーチへ。
カウリの巨木に言葉を失い、果てしなく続くビーチに立ち尽くした。
自然はときに厳しく、ときにやさしく、僕達を少しだけ自然界に招待してくれる。
ケリケリの山で見た星空は生涯忘れる事のできない思い出になった。
みんなでこの星空をどういう言葉で日本に住む人達に伝えるかを考えたが、我々の語彙では表現不可能という結論に至った。
是非、自分の目で見て欲しい。

元日はNZ最北端ケープレインガで早朝5時から日本より4時間早い初日の出を待ったが、生憎の天気でハッキリとした太陽は拝む事はできなかった。
しかし壮大な地球の鼓動はしっかりと胸に刻んだ。

日本では決してできない年越しを経験し、今年の抱負を自問自答。
NPC。
これしかない。
NPCに全力で挑む。

自分自身のわがままで始ったこの挑戦は、すでに僕の周りを巻き込み、雪だるま式で巨大な夢の塊となりつつある。
家族や友人や全ての応援してくれる人達のためにも、必ず目標達成して日本に帰りたい。

写真は今回の旅のメンバー。



追記
子供にもわかる読んでて面白い文章をモットーにブログを作成しておりますが、それでも理解できない、面白くない人がいるようなのでここでもう一度ご説明とご注意を。
現在僕はオークランドセブンス代表のバックアップメンバーです。
誰かが怪我をしたら繰り上げメンバー入りされる可能性のある人。
これ以上簡単には説明できません。
そのために現在も最大限の努力を行い、代表練習にも参加しております。
もちろん僕だけではなく他にも数名のバックアップメンバーが代表練習に参加し、虎視眈々と正代表の座を狙っております。
そこまで行くのにも大変な苦労でした。
僕以上の努力や才能を持つ素晴らしい選手達も厳しいジャッジで次々に落とされていきました。そういう選手達も含めて全てが代表の一部だと思っております。
誰も落とされない、本当に代表なのか等の書き込みは、僕だけでなくそんな生き残り合戦を共に戦った選手や、死ぬほど努力をしている選手達、そして今まさにオークランド代表のプライドをかけて戦う選手達にとっても反吐が出るほど失礼なので、この説明でもわからない場合はすみやかに「お気に入り」から僕のブログを削除してください。
僕は残念にも落とされてしまった有力選手が既に今季のクラブリーグや来季のセブンスに向けて黙々とトレーニングをしている姿を知っています。
僕同様、バックメンバーでありながら正代表の座を狙う選手がチームのためにタックルバックを集めて練習台になったり、ボールを集めてキックを拾ったり、水を持って走っていき、チームメイトに励ましの声をかけていることも知っています。
そして現代表の選手が共に戦った選手達のためにも更なる厳しいトレーニングを行っている事も、チームに愛情をもつ事と同時にオークランド代表の誇りさえも教えてくれるエリックラッシュの想いやプレッシャーも、練習を観に来る子供たちの憧れのまなざしも。
そういう全ての人達をバカにされることは、どうしても無視することが出来ません。