Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

ご無沙汰しております。

2005-04-26 | Weblog
今のフラットはなかなか住み心地が良く、バイト先にも近いし、買い物できる場所も近いし、イーデンパークも近いし、言うこと無しなのだが、PCを繋げられないのがたまにキズ。
よって更新も遅れに遅れるのであった。

先週土曜日と昨日月曜日は中1日で試合という高校生の合宿のようなスケジュールだった。
しかし当たりのダメージは高校のそれとは数倍違う。
日曜日はプールで疲れを取った。

2試合ともスタメン出場。
チームにも僕のポジション(役割)が浸透しつつある。
「ディフェンスなくして道は無し!」と、トライを取れない言い訳を日々自分に言い聞かすのである。
月曜日はこちらの祝日。
AUZDAY(アンザックデイ)という第二次大戦の戦死者を偲ぶ日。
対戦中は敵国だった日本。
その日は日本人は外を出歩か無い方がいいよと友人に聞いた。
そんな日に試合が行われたのだ。怖いではないか・・・
この試合はリーグ後半戦に向けて大事な一戦で、ラグビーグラウンドが何面もとれる大きなクラブに全チームが終結し大会が行われた。
この大会もポイントがつく。
後半戦に向けて絶対に負けられない試合だ。
この試合はNZに来てから一番のデキだったと自負している。
相変わらずディフェンス中心に頑張っていたが、この日はNZ初トライも決めた。
チームも勝利した。
後半30分、勝負がついた時点で今季プレミア出場できていない若手メンバーと交代したが、そのグランドを出る時は観客から大きな声援を頂いた。
一昔前ならアンザックデイに日本人が所属するチームが地元チームに勝利し、しかもその日本人の活躍に拍手やエールを送るなど考えられないことだったと、試合後チーム関係者に聞いた。

戦争が残した傷痕は決して消えることはないが、それを受け止め、学習し、二度と同じ過ちを繰り返さないことがこの先の世代につながる。
キウイ達はラグビーを通してノーサイド精神を今後も継承していくことだろう。

HOW ABOUT JAPAN?





引っ越し完了!

2005-04-19 | Weblog
あの出来事があってから翌日に引越しを完了。
我ながらスピーディーな行動だった。
バイト先にも近くなったし、フラット仲間はいい人達だし、水は使えるし、いいことばかりだ。

土曜日の試合はプレミアでフル出場。
相手のプロップ・フッカー・センターの3人は現役スーパー12の選手。
センターの選手はNZセブンス代表だと。
そんなチームと20ー22の死闘を演じた。
惜しくも前半のビハインドがたたり2点差負けしたが、今季一番チームに一体感を感じた試合でもあった。
僕の方は相変らずトライは取れていないが、こちらではずっとディフェンスで貢献している。
僕の高校時代や大学時代を知る人達には考えられないことだろうが、今ではすっかりディフェンス重視の僕です。

これは神戸製鋼での2年間が僕をそうさせたのだ。
試合に出られないうっぷんを、練習時に吐き出す。
ジャッカルも神戸で覚えた。

カネカが廃部になり、公式戦の記録から2年間遠のいた。
人によっては神戸に行ったのは間違いじゃないかという意見もある。
確かに他のチームなら試合に出られたかもしれないし、まだ日本でラグビーを続けているかもしれない。
しかし2年間の神戸での経験は、今確実に僕の肥やしになっている。
このままプレミア出場を続け、目標達成して日本に帰りたい。
今は一歩一歩足元を固めている。
家作りでいえば、まだ地面をならしているというところか。
このあと柱を立て、壁を作り、屋根をのせる。
そのために一番重要な足場を、今は手抜きせずに固めていきたい。


写真はプレミアの試合。
14番が僕。
試合中のコミュニケーションが目下の課題。


本当に実話です

2005-04-14 | Weblog
本日、念願のお引越し!
これで缶詰生活から脱出できる。
次の家は既に決まってあるフラットからも近く、2週間後の再引越しにも便利。
気に入ればそのまま住もうかと。
場所はWt.EDEN。

僕の最初の想像はこうだった。
田舎に住むということもあり、気の良いおじさんとおばさん。
毎日羊や牛の肉と食べ切れないばかりの豪華な食事。
温かいスープ。
毎食楽しい会話を楽しみながら、たまにNZ独特の料理も出てきてビックリしたり。
昼間はおじさんの農業を手伝いながらNZならではの素晴らしい体験をし、夜は僕の日本での話やラグビーの話で盛り上がる。
「仁!このままここで暮らしちゃいなさい」とおばさん。
冬にはそのおばさんが寒いだろうからとマフラーを編んでくれる。
そして帰国の時は「ここを第2の故郷と思っていつでも帰ってきておくれよ」と涙の別れ。
帰国後もおばさんはついつい食事を3人分作ってしまい「あ、仁はもう帰ってしまったんだったわね。作りすぎちゃいましたよ。お父さん、仁は日本でも楽しく生活しているのでしょうね」そしておじさんは「そりゃ仁のことだ。楽しくやってるさ」と2人でポロリとくるのだ。

それがどうだ。
蓋をあけりゃ、毎日缶詰生活。
おっさんは無意味に切れるわ、会話どころか大事な練習日でさえ勝手に一人で行くわ。
昨日も新しいフラットメンバーに晩飯作るから食べていけと言われたのもかかわらず「今晩は最後の食事になるだろうし、おっさんにも話しないといけないから」と帰ったのに、結局おっさんは帰ってこなかった。
仕方がないからテーブルに置手紙をして寝た。
まかりなりにも2週間お世話になり、雨風はしのげたのだ。
できるだけ丁寧に、辞書を引きながら今までのお礼を書き込んだ。
そしたら朝、もうおっさんはどこかに出かけていてテーブルに置手紙の返信があった。
それには「家賃$350」とだけ書かれていた・・・

350円置いて出たろか!!!!






本当の話

2005-04-13 | Weblog
皆さん聞いてください!
今話題の井上陽水の名曲「探し物は何ですか?見つけにくいものですか?」て人が探し物してるときにかかりやがって。
「かばんの中も机の中も探したけれども見つからないのに、まだまだ探す気ですか?」
ほっとかんかい!
「それより僕と踊りませんか?」
おちょくっとんのかい!!

これは昭和の夫婦漫才師・人生こうろ師匠の名作漫才の一部だ。
これよりももっと聞いてほしい出来事が昨日あったのだ。
ちょっと皆さん聞いてください!!

時間は先週の試合までさかのぼる。
今季初勝利に浮かれる試合後のロッカールーム。
ヘッドコーチは「火曜の練習(走り込みの日)は無しだ~!」とご機嫌だった。
そして一昨日の夜、その真意を確かめるため家主のおっさんデイブに聞いてみた。
彼はクラブのマネージャーなので知っているはずだからだ。
「明日の練習は本当にないのですか?」
「ないよ。」
そして昨日はバイトが終わり帰宅し、デイブと家で話をしたりしていた。
時間もあるしメールのチェックでもとPCを立ち上げていたときのこと。
おっさんが何も言わずに家を出て行った。
これは良くあること。
いつも何も言わずに出て行って、夜中に帰ってくる。
ホストファミリーを一人家に置き、自分だけ外食を済ませるのだ。
僕は缶詰。
そして、翌日も5時起きのため寝る準備に取り掛かった9時過ぎに僕の携帯がなった。
チームメイトからだ。
「JIN!なんで練習に来なかったんだ?」
なに~!?
練習はあったのだ。
しかもデイブは来ていたらしい。
さらに僕が練習に来ていないのでデイブに尋ねたら「知らないよ」と言っていたそうなのである。

今までは毎日缶詰を出されようが、雨の日に洗濯物を自分の分だけ取り込んで僕の分はびしょ濡れにされようが、洗い物をしようとして怒られようが耐えてきたが、今度ばかりは我慢の限界だ。

というわけで、今日はバイトの帰りに無理矢理フラットを探し出し、早速明日からの契約を結んだ。
こんな家とも明日でおさらばだ。
皆さん、くれぐれもホームステイには気を付けて下さい。

井口の使える英語
「堪忍袋の緒が切れた!」
I lost my patience!!!

神戸製鋼のホームページに僕の退部インタビューが載ってます。
http://www.kobesteelrfc.com/
それと先日、神戸新聞に僕のNZ挑戦の記事が掲載されました。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sport05/0326jf59080.html



写真は噂のデイブ。
以前このブログで紹介した牛の検査の日のひとコマ。
牛はデイブを見ると激しくモ~!となく。




男手

2005-04-12 | Weblog
バイト2日目。
今日は昨日経験した渋滞を回避するため、10分早く出発。
昨日よりはマシだった。
それでもオークランド近辺はかなりの渋滞。
何時から働くつもりだ?

バイト先は国際色豊かで、日本人のほかにも中国・韓国・インドネシア国籍の人が働いている。
もちろん現地ヨーロピアンとマオリも。
キッチンスタッフの職場なので女性も多い。
「男性が来てくれたのは救世主!けっこう力仕事も多くて・・・」と。
僕はお箸より重いものは持ったことがないことにしている。
ベンチプレスMAX150kgなんか言ったら何を持たされるか分からない。

今日のお仕事は昨日に引き続きフィッシュ&チップスの仕込み・ポテト皮むき・皿洗い・魚のおろし等等。
今日はカレイの鰓の部分を落とす仕事も。
これはコツと力が要る仕事。
40枚くらいは捌いただろうか。
それとサラダも。

僕の料理のレパートリーも日に日に増えていく。
学生時代好評を博した「仁ちゃんライス」と「仁ちゃん鍋」に今度は「仁ちゃんサラダ」も僕のお品書きに書き加えておこう。
食べたい方は是非NZまで。

写真はバイト先。
毎朝新鮮な魚がここに集まる有名店。
詳しくは「地球の歩き方」参照!



まとめ書き

2005-04-11 | Weblog
またもや更新が遅れました。
これは外泊と早朝バイトが原因。
その内容は下記にまとめます。

4月9日
プレミアでの2試合目。
この日はリザーブスタート。
相手は昨年の最下位なので、メンバーを落としているとのこと。
ホンマかいな?!
試合のほうは35-3で今季初勝利。
あのメンバーでこの大差はメンバーを落としたのも納得できるが、僕としては1試合でも多くの経験をつみたかっただけに、後半のみの出場は歯がゆかった。
この日もジャッカルを決めてやった。
相手はフィジアンかな?
とにかくデカイ奴だったが、小さい奴の仕事は密集でボールに絡むことと自覚している。
そのプレーの最中に相手プレーヤーが僕の目に指を突っ込んできたのでコンタクトが取れた。
見えんではないか!
仕方がないので片目をつぶった状態で残りの試合をプレーしたが、こちらではウインクは相手をおちょくるイメージが強いので、そのフィジアンは僕がジャッカルを決めてやったのでウインクしておちょくってると思っているようだ。
何か僕に向かって暴言を吐いているようだがフィジー語なんかわからない。
最後までウインクしてやった。

その日の夜は、現在英語を教えてもらっている大学生・太郎君のチームの船上パーティーへ。
船から見るオークランドの夜景はとてもきれいだった。
しかし、船は100人乗りくらいのあまり大きな船ではなかったせいか、メチャクチャ揺れるのだ。こうなったら揺れているのかどうか分からなくなるまで飲んでやれとビールをあおった。
しかも僕が他チームの人間と奴らが知ると飲ます飲ます。
おかげで船酔いにはならなかったが、酒にはかなり酔うはめに。
降船してからも、そのままメンバーたちとオークランド市街のパブやらクラブやら引っ張りまわされ、終了は4時。
飲酒運転で片道100kmの道のりは不可能と判断し、その日は太郎君の家に宿泊を余儀なくされた。

4月10日
太郎君の家で目覚めると、そのままインターネットカフェに直行し職探しと家探しに没頭。
何件かの物件をメモし、早速片っ端から電話。
ラグビーの聖地イーデンパーク近くのフラットに良いものを発見。
そこで暮らそうと思う。
そして職探し。
これも片っ端から電話していこうと、とりあえず有名店から。
NZで一番美味しいすし屋と「地球の歩き方」に書いてあった店に電話。
なんとか面接までこじつけることが出来た。
そして面接。
結果から報告すると見事合格!
翌日から働くことに。
英語での面接だったが、うまく自分をアピールできたようだ。

この日の晩はクリブの家でBBQ。
久しぶりの缶詰以外の夕食に取り乱してしまった。
とにかくステーキにがっついた。
「ジン!もっと食え!缶詰いるか?」
と冗談も交えながら、楽しい夜は過ぎた。
翌日はすし屋の初出勤。
しかも7時出勤。
現在の我が家からだと6時前には出発しなければ間に合わない。
そんな苦労も、もうすぐこの家とおさらばできると思えばなんて事はない。

4月11日
5時起床。
まだ夜明け前。真っ暗だ。
5時40分に車のエンジンをかけ出発。
朝霧の中、時速120kmでオークランドへ向かった。
夜露と朝霧でフロントガラスが曇る。
ワイパー作動!
あれ?
全然ふき取らないではないか。
前がほとんど見えない状態でとりあえず走った。
するとこんな朝から大渋滞。
NZは車社会で、渋滞は日常茶飯事。
朝の7時くらいからと聞いていたが、まだ6時半だ。
初日から遅刻は勘弁だ。
とにかく町へ急いだ。

なんとか遅刻せずにバイト先へ到着。
僕の担当は朝の仕込み。
といっても寿司ネタは触らず、ひたすらフィッシュ&チップスを仕込む。
それがおわればジャガイモの皮むき。
10kgのジャガイモをむき終わるのに1時間以上かかった。
そして賄い。
これだ。これを唯一の目標にジャガイモの皮むきや魚の骨抜きや皿洗いに耐えたのだ。
この賄いがまた美味!!
ついつい食べ過ぎた。
時給$9。
片道100kmの道のり。
パーキング料金$27。
ガソリン代と駐車料金を考えると、このバイトは行けば行くほど赤字になる。
もはやNZ経済は僕が支えているといっても過言ではない。

しかしそんな待遇も、美味しい賄いと、何よりこの家を脱出するためだと思えば何の苦痛もないのだ。

このブログを書いている最中、家主のデイブが「にんじん好きか?」と生にんじんを持ってきた。
僕をウサギと間違えているようだ。


写真は試合後。
次回はフル出場し、是非ともチームの勝利に貢献したい。




Road to MOVE

2005-04-09 | Weblog
本気で引っ越さなければ体がもたない・・・
そう考え出したのは昼飯に生のにんじんを出されてからの事である。
ヘルシー思考のおっさんはともかく、僕は現役のラガーマンである。
にんじん1本渡されても一発ギャグの1つも思いつかんわい!

そういうわけで昨日はオークランドまで部屋探しと職探し。
職のほうはこの家を脱出するための理由付け。
もちろん生活費も稼がないといけないというのもあるが、日本人としてはただ単に「嫌やから出る」というのは申し訳ない。何か理由が必要なのだ。
職のほうは残念ながら面接にも行けずに電話で落とされた。
かなりの英語力が必要との事で。
税務署にも電話してもらう仕事ですが出来ますか?
出来るわけがない。
なんで日本食レストランの仕事で税務署に電話をかねないといけないんだ?

現在就職活動中!
部屋のほうは目ぼしい物があるのだが、なんせ仕事が見つからない限りは引っ越す理由がない(本当はメッチャあるけど・・・)ので今のところ保留。
早く引っ越して食生活を改善せねば!!


写真はコーラと我が家から町の風景。
向こうにうっすら見えているのが最寄の町(小さなスーパーがある程度)。
コーラを買いに行くにも車で20分の距離。
コーラは日本にはないと思う、ライムフレーバー。
このコーラが僕のカロリーを支えている・・・



時間

2005-04-08 | Weblog
NZと日本の時差は3時間。NZの夏場はサマータイムがあるので時差4時間。
こちらに来てもう2週間以上経つが、この時差以上の時間に対する概念に差があると感じる。
一昨日、ヘッドコーチの仕事を手伝いにオークランドへ。
朝8時半の出発予定だったので、7時起床で洗濯や掃除を済ませ、準備万端で8時半を向かえたが来ない。電話があったのが10時。「後30分で行くから待っといて」と。そして来たのが11時半・・・日本ならクビだ。
NZの経済は絶好調で、オークランドはマンションの建設ラッシュ。
その建設中のマンションにシャワーの取り付けの仕事。
NZ経済の一端を担ってしまった。いい経験だ。
次の日はステイ先のおっさんが働く農場へ。
2時間ほど来るか?と誘われたのだが、5時間近く働かされた。
他の予定が丸潰れである。
田舎過ぎて帰る術もないので、仕方がなく付き合った。
牛の妊娠検査の日。
100頭以上の牛を一頭一頭ゲートに入れて、ケツの穴から肩ぐらいまで腕を突っ込み検査していく。僕はそのゲートの開け閉め係り。
NZに着たらファーマーの仕事も楽しそうだな~と考えていたが、絶対無理だ。
臭いで倒れそうになる。
ま、それもいい経験だ。

それにしてもなぜこんなに時間にルーズなのか。
一昨日、仕事後に一緒にビールを飲みに行った。
ビールを飲みながらビリヤードに興じた。
するとヘッドコーチの携帯がなった。奥さんからだ。
「あと30分で帰るわ!」
その電話の後にビールを2杯。
ビリヤードを3ゲーム楽しんだ。
・・・そりゃ時間に遅れるわ。


写真は牛の妊娠検査。
ケツの穴に腕を突っ込まれてモ~と。
ここの牛は日本語を話せるようだ。
僕;キミ、食べてすぐに寝てたら牛になるで。
牛;モ~
僕;キミそろそろ出荷の時期だね。
牛;モ~?
僕;キミ、モ~しか言えんのかいな?
牛;モ~
僕;モ~ええわ!お後が宜しいようで。。。

さちこ

2005-04-07 | Weblog
皆さん、ドカベンのさっちゃんをご存知だろうか?
山田太郎の妹で、おてんば。
岩鬼の天敵でもあるが、さんまの塩焼きなどを作ってあげたりする可愛い一面も。
練習や試合のときなどは一番前で張り切って応援と野次!

ここヘレンズビルにもさっちゃんがいる。
名前はスザンナ。
チームのキャプテンの娘で、まだ10歳。
毎回の練習と試合に顔を出し、チームのマスコット的存在。
走り込みの時などは、あおるあおる。
Jin!chatch up!!
なぜだか僕ばかりがあおられるのだが・・・
そういえば日本にいたときも、きれいなお姉さんからサインをねだられた事は一度もないが、いつもちびっ子には人気があったな~。
アニメ顔に生まれた事を悔やむ。

この前ケン玉をあげて教えてやったのだが、それ以来夢中になって遊んでいる。
数年後、NZでケン玉が流行っていれば、それは僕の功績かもしれない。


写真はNZのさちこ事、スザンナ。
ブランド品をこよなく愛す、おませさんだ。



4月5日

2005-04-06 | Weblog
今日はオークランドまで行き、地元大学に通う日本人大学生にあった。
彼は高校からNZ生活を送り、現在はオークランド大学でラグビーをしている。
彼に英語を教えてもらうことになった。
こっちに来て2週間。
だいぶん英語に慣れてきたとはいえ、まだまだキウイ英語は難しい。
日本にいたときは『英語は生活できるくらいは喋れるつもり』でいたが、全くダメだ。
聞き取れるようにはなってきたのだが、ボキャブラリーの少なさに自分でも歯がゆい。
これからは本腰入れて勉強に取り組もう。
試合中にコミュニケーションが取れないと、今以上の進展はない。
夢のNPCに向けて、ラグビーのみならず英語も必要不可欠なのだ。
ビビアンスーが消え、ユンソナが残った。
これは語学力に起因するところが大きい。

夜はラグビーの練習。
ホームページによると神戸製鋼も本格的に始動した様で。
こちらも2時間、みっちり走りこみです。
NZは走り込みなどせずに個人の力で・・・というイメージだったが、やはりある程度以上のレベルになると走り込みとかもするんだと、考えを改めさせられた。
走り込みが終わるとハンドリングスキル。
これはひどい・・・
神戸製鋼にいたからか、よけいにひどく感じる。
僕は神戸の中でもパススキルは苦手なほうだったが、彼らは論外。
ただ、それにも勝る個人技を持っている。
神戸のようなパスの精度とタイミング、そしてコースで抜いていく概念は彼らにはない。
あくまで個人技で相手を跳ね飛ばし、ステップで交わしていく。
チームメイトとも喋るようになって、同じチームにNZUで日本に来た選手や、NPC選手、スーパー12の選手もいることもわかった。
なかなかレベルが高いようだ。
そんな中でプレミアで出場でき、なにより毎週試合ができることを非常にうれしく思う。
神戸では試合に飢えていただけに、今のラグビーライフは最高だ!
しかし食生活は最低である。

サケ缶生活は当分続きそうだ・・・

写真はステイ先からの景色です。
何にもなかとです!


ご無沙汰です。

2005-04-05 | Weblog
かなりの間更新できませんでしたが、今回からは頻繁に更新できると思います。
というのも、こちらのステイ先が強烈な田舎。
雨水を貯めて生活しています。
水がとても貴重なため、食器の洗い物はしません。拭くだけ。
洗濯も頻繁にはできないので、できるだけ着まわす。
シャワーは週2回の練習時と、個人で契約しているジムで済ませる。
食生活も質素且つワイルド。
肉類はステイ先のおっさんが狩ってきた獲物(鹿や野鳥)か、なければ缶詰。
最近はサケ缶が続いています・・・
町まで車で1時間以上かかるので、生活用品もごくごく質素。
家には巨大な冷凍庫があり、買い溜めしている。
この前どんな物が入っているのか覗いてみると、鹿がいました。。。

では、今日までの活動をダイジェストでお伝えします。

3月28日
車を購入。
こちらはバックパッカーが多く、町では彼らが利用している車が「FOR SALE」の紙を貼り付けたまま走っている。
イスラエル人のバックパッカーから$750で購入した。
その時は町に住んでいたが、あの時買っといて良かった。
今の生活で車を取り上げられたら悲惨だ。
なんせジュースを買いに行くにも車で20分ほどかかるのだ。

3月29日
車の支払いと名義変更でまた町へ。
お金を下ろしたいのだが暗証番号を忘れていて、適当に考えられる番号をプッシュ。
3回間違いロックがかかってしまった。
急いで日本へ連絡し、正しい番号を母から教えてもらった。
再度銀行へ電話をかけ、ロックの解除を依頼。
「今度間違えばこちらで対処できなくなり、郵便を使っての書面でのやり取りになりますが宜しいでしょうか」と。もちろんイエス!こちらは母から教えてもらった正しい番号があるのだ。
そして・・・間違っていた。
母はクレジットカードの暗証番号を教えてくれたのだ。
これで銀行との取引が完全にシャットダウンされた。
仕方がないのでクレジットカードでキャッシングし、とりあえず車の支払いは済ませた。

3月30日
こちらは日本以上のカード社会で、どこに行ってもカードで支払いができる。
アメちゃんひとつからカード払いだ。
しかし、とはいえ現金も必要だろうから、日本からの送金方法として現地の銀行口座を作ることにした。ASBバンクに口座を開設。
これで現金も大丈夫だろう。
問題は送り手のほう。
先述の母は問題外として、うちの嫁もあやしい。
出発前にPCの使い方を教えていたら、嫁が触った時点でPCが潰れたくらいの機械音痴。
不安は付きまとう。

3月31日
奇跡的にこのド田舎で日本人留学生を発見。
高校生らしく、2年以上もこの地域にいる子も。
早速英語を教えてもらう約束をしたが、一人の子がダメ男で、何をやってもダメなやつ。
何も自分じゃ決められない。
全部親父の責任にする。
「お父さんが決めてくれたから・・・」が口癖。
そんな奴だからホストにも異常に厳しくされ(というか過保護なんだが)、家まで車で送ってやっただけなのにメチャクチャ怒られて、しかも全部僕のせいにしたらしく、翌日からその子たちが通う学校の先生や留学エージェント、果ては日本の留学相談所からも僕へ電話がかかってきた。
英語で激しく怒られる29歳。
ほかの子も学校でこってり絞られたらしく、高校生らしくビビリちらかして「もう井口さんと会っちゃいけないって言われたので英語の勉強もできません」と。
その子たちには悪いことをしたが、あの過保護の奴だけは・・・
そいつは結局電話すらかけてこなかった。
夢はパイロットらしいが、頼むからその夢だけは諦めてほしい。
飛行機が落ちそうになったら自分だけパラシュートで逃げそうな奴だ。
それにしても、車で家まで送ることがそんなにダメなことなのか?

4月1日
50歳のおっさんの一人暮らしなだけに、我が家は散らかり放題。
おまけにワイルドな生活を送っているので、そこらじゅうに鹿の骨や、虫の死骸、暖炉の薪などのごみが散乱している。一応PCもあるが、その部屋はあらゆるファイルや紙でごった返し、足の踏み場もないのだ。そんな環境だから、ステイさせてもらっている僕も掃除くらいはしようと、おっさんが仕事に行ってる間にきれいさっぱり家中をクリーニング。丸一日かかったが、家中片付いた。おっさんの喜ぶ顔が目に浮かぶ・・・と、帰りを待った。
そして帰ってきたおっさんは激怒するのだ。
住みにくいわ~!と。
そして元通りの散らかった状態にわざわざ戻していったのだ。
30歳以上の読者諸君は覚えているだろうか。
天才バカボンで、美しい文を書く小説家の家にママが招待されたが、その家がごみ屋敷で、ママはその小説家の大ファンなので家中を掃除。しかし、家中を掃除されたその小説家は美しい文章をかけなくなってしまう。
全く人の価値観だけは分からないものなのだ。これでいいのだ。

4月2日
NZに来て2試合目。
1試合目はシニアAで出場。
そして今日の2試合目はプレミアでの出場。
14番でスタメン起用された。
相手はタカプナ。昨年2位。
ヘッドコーチは元神鋼のブレア・ラーセン。元オールブラックスでもある。
残念ながら試合は負けたが、コーチ陣はその善戦に満足の様子。負けたのに。
自分の内容はいまひとつ。
こちらでも目標は、とにかくタックルを決めることだっただけに、一度抜かれたのが非常に悔やまれる。
それ以外はまあまあかな。
得意のジャッカルも決まってターンオーバー。
このレベルではあまりジャッカルに行くような選手はおらず、僕のジャッカルは高く評価されているようだ。このままこのプレーは続けていきたい。
そしてプレミア出場を続け、NPCという目標に少しでも近づいていきたい。
まずはあまり上を見ず、しっかり足元を見て進んでいこう思う。

4月3日
今日からジムにかようことになった。
チームが用意してくれたもの。
どこにあるのかと尋ねると「この道をまっすぐ行ったらすぐにあるよ」と。
とりあえず行ってみた。ない。
まだまだ行ってみた。ない。
道で人に尋ねる。
「この道をまっすぐ行ったらすぐにあるよ」と同じ答えが。
そして車で走ること1時間。
ようやく発見。
このド田舎では1時間以上の移動は当たり前なんだろう。
そういや病院をみかけない。
病気になったら町まで行くのか?
行くまでに死にそうだな・・・

4月4日
今日はオークランドまで車を走らせた。
目的は3つ。
グリーンストーンのネックレス購入。
オークランド日本人会入会。
日本人英語教師の斡旋。
まずは日本人英語教師を探しに斡旋所へ。
10分くらいの予定だったので車をまん前に止めてビルへ向かった。
そして斡旋してもらう約束をし、ビルから出ると僕の車がレッカーに吊るされているではないか!
It's mine!!と叫んだが無理だった。
結局警察に行き、罰金を支払った。
ここでも書いたが、NZ警察は非常に厳しい。
放っておくと何百万円もの請求が来ると聞く。
この分を取り戻すために節約するぞ!と心に決め、早速グリーンストーンを買いに行った。
日本人会にも入会できそうだ。
ちゃくちゃくと足場は固まりつつある。

と、こんな感じの毎日でした。
DAIやパパモアから教えてもらったケバブも食べたよ!
また皆さん、何か情報あればコメントでも直接メールででも教えて下さい。
最近英語力が飛躍的にアップしている井口でした。

写真はプレミア初スタメンの試合後。
神鋼・松井はシニアAでスタメン出場の後、活躍が評価されてプレミアのリザーブ入り。