Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

Methodology

2006-01-24 | Weblog
日本の皆さんにとっては古い話だろうが、ようやく年末の格闘技イベントを観た。
K-1、PRIDE、ともに素晴らしいエンターテイメント。
そしてその試合内容がさらに素晴らしい。

ラグビーでならばスーパー12のような試合前の演出と試合内容のレベルの高さ。
あれを一度体験すると、日本のラグビーシーンの閑散さは見るに耐え難い。
僕の感覚で言えば、いくら良い試合内容であったとしても、それに注目する人が少なければ意味がないし、そもそもラグビーに興味がなければ面白くない。
僕はこちらでラグビーのルールも知らない日本人をよく会場まで連れて行く。
そこでの彼らの反応は、日本のそれとは全く異なる。
日本のそれは薄暗い会場でひたすら寒さに耐えるイメージ。
後半を待たずに売店のコーヒー売り場から離れなくなってしまった人を何人も見ている。
しかしNZは違う。
試合前から数々の演出で会場は盛り上がり、まるでディズニーランドかUSJのアトラクションのように楽しく、豪華で、試合が始まる直前の会場のボルテージは最高潮。
ラグビーのルールさえ知らなかった人も、試合が終わる頃にはすっかりラグビーファンになり、次の試合には自ら足を運ぶようになっている。

格闘技もまた数年前までは薄暗いイメージで、誰もいない後楽園ホールで酔っ払いの鼾とともに試合をしていたのだ。

しかし今は違う。
日本人のスーパースターが出てきたことも起因するのは間違いないが、順番としては後者。
試合の数ヶ月前から各番組で特集を組み、TVをつければ嫌でもその情報が目に入る。
そして世界の強豪が集い、お互いの全てをかけた戦いが繰り広げられる。
TV観戦した人に説明は無用だろうが、誰があれを見て何も感じずにおれるだろうか。
僕など、カップラーメンに水を入れても沸騰させられるくらい興奮する。

僕の愛するラグビーも、知れば知るほど奥が深く、またそのスポーツとしての内容自体も充分に魅力あるもの、価値あるもの、初めて観た人がひきつけられるものとして、NZが証明してくれている。

あとは日本協会の古臭い考え方を払拭できるかどうかにかかっている。

今回、K-1・PRIDEにみた男の生き様について書こうとしたが、話が横道に逸れすぎてしまった。
それについては明日書こうと思う。