Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

ギプス生活4日目

2005-05-30 | Weblog
対North Coteは結局出場できなかった。
試合直前まで出場する意向を示したが、やはり危険だということで今回は回避。
試合のほうは、ただでさえ主力選手を欠く布陣の為、散々な結果に。
僕にとっては自分の存在感を改めてチームに示す結果となったわけだが、このままファイナルステージに進めないようでは目標達成には非常に大きな障害になるし、なによりチームの勝利が第一だ。
今週の金曜日に再検査。
その結果次第では週末の試合に間に合う。
何としてでも復帰して、チームの勝利に貢献したい。

それと、仕事に行けなくなったので時間を有効利用するため、今日から語学学校に通う事にした。
こちらに来て2ヶ月。
やはり言葉の壁は思っていた以上に高い。
しかしながら、この壁は乗り越えなければならない壁だ。
目指せIELTS6ポイント!!

ではでは。
右手ギプスで非常にタイピングし辛い為、この辺で失礼します。


骨折・・・

2005-05-27 | Weblog
昨日の練習で、右手の甲を骨折してしまった。
今朝起きたら右手がドラえもんの手のように丸く腫れていた。
「ま、大丈夫かな」と、そのままバイトへ。
しかし仕事にならない・・・
バイト仲間が僕の仕事をサポートしてくれ、その間に病院へ向かった。
診断結果は骨折。
骨折は仕方がないが、どうしてもギプスだけは避けなければ試合に出られない。
医療通訳を通して約1時間抵抗したが結局巻かれてしまった。

今はこのギプスをどう誤魔化そうか悩んでいる。
どうしても試合に出たい。
明日の試合は重要だ。
当然NPCのスカウトも来る。
とりあえずテーピングで誤魔化すしかないな・・・

先日、3度目の新聞掲載。
紙面の4分の1を僕の写真が飾った。
『チャンピオンMASSEYに果敢に攻める日本人ウイング井口』という見出し。
その日から地元のラグビー愛好家にサインをねだられるほどの有名人に。
相変わらず僕のファンはおっちゃんが多い。
F1層には全くもてません。

とにかく骨折をしようが明日の試合は全力で勝ちにいく。
ボールを取ってトライをし、タックルにいく。
単純な作業だ。
この単純な作業の精度をあげる。
既に18年続けているが、まだまだこれからだ。


アジアン

2005-05-25 | Weblog
といっても僕が出国する際にブレイクの兆しを見せた吉本の若手ではなく、アジアンピープルの事である。
こちらで生活していて驚くのは、なんとアジアンの多い事。
街を歩いていて石を投げたらアジアンにあたるといった感じ。
それも中国人、韓国人が異様に多い。
インド人もかなり多い。
ここでマメ知識。
ニュージーランド人のことをキウイと呼ぶように、それぞれ愛称がある。
韓国人はキムチ。
中国人はラーメン。
インド人はカレー。
そして日本人は寿司。
とにかく、キムチとラーメンとカレーが非常に目に付く。

もちろん日本人も多い。
そして何よりビックリしているのが、その日本人を含むアジアン達の留学年数。
僕の知識というか思い込みでは大学の交換留学など、1年から2年単位の留学生が殆どと思っていたが、そんなもんじゃない。
職場にもフラットメイトにも、またその友人達にも、中学や高校からNZに来ていてかれこれ10年・・・という人が多い。
キムチやカレーやラーメンも。
またその数はキムチやカレーやラーメンの方が圧倒的に多いのだ。
永住権をもっている人も予想範囲外。
今でさえ日本はアジアの中で孤立し、徐々に差を詰められ韓国や中国やインドに尻尾を捕まれている状態だが(もしかしたら追い抜かれているかも)、少し視点を変えるとその理由は明らか。
僕の「英語ペラペラ」という基準も、こちらへ来て考え直す結果となった。
僕の中で英語ペラペラというのはあくまでも日本国内で生活する上で、たまに英語圏の人と喋る機会がある人が苦労せずに喋れるというものだったが、こちらに住む10年選手はペラペラペラペラだ。
それでも「発音は難しい。全然ですよ・・・」と。
このアジアンの比率が変わらない限り、日本のこれ以上の発展は無いとさえ思う。
日本も発展しているつもりであろうが、周りの国がそれ以上のスピードで発展している。
この先、英語が喋れる喋れない、海外での生活経験がある無い、海外の大学を出ている出ていないで、顕著な差が現れるだろう。
今以上に。

これは僕の中では非常にコワイ事だ。
敏感になりすぎているのかは個人の判断だが、このままではいけないと強く思う。
僕達の次の世代では更にその傾向は強まるだろう。
日本がゆとり教育をしている間に、インド人は九九を百の桁まで暗記し、韓国は経済を立て直し発展、中国は豊富なマンパワーで世界の工場の異名をとった。

今、ラグビーのW杯招致活動に担ぎ出されている森元首相が残した負の功績は、2代3代先の日本を確実に窮地に落とし込む。
それに気付き、日本を建て直す人材が多いのか、それとも日本を捨てて海外に拠点を置く人材が多いのか。
僕は後者である。
世界を手中に収めた円も、近い将来ただの紙切れになるのではないか。
僕の不安が的中しないよう祈る。

さてラグビーの方ですが、MASSEYに善戦した傷痕は大きく、多数の怪我人を抱える事になった。
今週末はNorthCote戦。
リーグ第2位の強敵であるが、その相手を前にレギュラーFW3名BK3名を欠く事になった。
苦戦が予想されるが、日本刀の切れ味は変わりない。
逆境の中でこそ、その人の真価が問われるのだ。


追伸
最近「また今度ヒマができたらNYに遊びに行くので空港まで迎えに来て下さい」というメールを友人多数から頂きますが、残念ながらNYまでは迎えに行けません。



MASSEY

2005-05-22 | Weblog
昨日は昨年のチャンピオンにして、今季も現在1位のMASSEYとの試合。
ノースハーバーの名門でロン・クリブの出身チームでもある。

今週からセカンドラウンドに入った。
ノース地区はリーグ戦で進むが、全部で2周する。
つまりリーグ戦を2度行うのだ。
一度目の勝利ポイントは2ポイント。
セカンドラウンドは4ポイントとなる。
だからこそ、セカンドラウンドの結果がそのまま今季の結果に繋がるといっても過言ではない。
MASSEYとは僕がNZに到着したその週末に戦った。
僕はまだプレミアではなかったが、プレミアは0-40くらいで負けていたのを記憶している。
昨日は29-35と、1トライ1ゴールで逆転というところまで追い込んだが負けは負けだ。

ゴール前まで攻め込んではノッコン・・・
ゴール前ラインアウトでノットストレート・・・
自陣ではペナルティ・・・
大阪弁でいうところの「しょうむない反則」が非常に多い。
あれが無ければヘレンズビルは相当強い。
しかし毎回同じ理由で負けている。
首脳陣はどう思っているのか。

とにかく来週も厳しい戦いが続く。
来週はNorthCort。
MASSEYにも勝って、今季2位。
ポイント差で2位だが実力はMASSEYと変わらないだろう。
何としてでも4ポイントをゲットしたい。



世界デビュー

2005-05-20 | Weblog
といってもラグビーの話ではなく、仁ちゃんライスの話である。

バイト先で出すチャーハンを作れと言われ「レシピやマニュアルはどこ?」と聞いたところ「そんなもん無い。自分で好きなように作れ」と。
何といい加減な・・・
しかしこれはチャンス!
仁ちゃんライス世界デビューである。
学生時代に好評を博した仁ちゃんライスは果たしてキウイのお口に合うのか?!
とにかく腕によりをかけて仕上げた。
味見もすまし、いざ勝負!

お客さんの反応は好調。
しかし先程も書いたとおり、レシピが無いという事は毎日味が違うという事。
昨日のチャーハンがまずければ、当然今日の売れ行きは悪い。
よって仁ちゃんライスの結果は後日に出るのだ。

今日のところは反応良し。
賄い食にも好評だった。

さてラグビーだが、明日はチャンピオンMASSEYと。
これに勝って勢いに乗りたいが、やはりチーム力は数段劣る。
何を以ってビハインドを埋めるのか。
これは古い言い方だと精神力以外に無い。
そして各自が責任を果たし、信頼関係が生まれたとき、自ずと良い結果がついてくるだろう。

まずは自分の仕事を愚直に全うしよう。
やはり鉄壁。
絶対にトイメンにはトライをさせない。
これが最低にして最大の課題だ。


目的

2005-05-19 | Weblog
NZへ来てから日本ではできない様々な事を体験し日々刺激にあふれているが、ここ最近はバイトのシフトに振り回され、毎朝早朝より働き、21時過ぎまでの勤務も。それに加えてラグビーの練習と試合。そして翌日はまた早朝より仕事。
こちらの考え方として仕事は仕事、趣味は趣味。
日本で考えていたイメージとは異なり、仕事に対するモラルはかなり厳しい。
僕の場合、過去のNPC挑戦者のように日本協会から守られたわけでもなく、またエージェントやスポンサーの協力があるわけでもない。
今回の目的はもちろんNPCであるが、それもこちらで現地のラガーマン同様に仕事をし、そして練習もし、自主トレに時間を割く。そんな生活スタイルを目指している。
現地の人間と同じ条件でNPCに選出される事こそ僕の目標であり、いくら仕事が厳しいとはいえ、仕事をやめてトレーニングに従事し、そしてエージェントを雇い、NZ協会に太いパイプを作って・・・それでは今までの挑戦者と同じであるし、現地の人間から見ればアンフェアだ。

これからも仕事とラグビーの両立を目指し、その上で目標であり夢でもあるNPC選出へむけて頑張ろうと思う。
さて今日も仕事だ。
そして夜はラグビーのトレーニングの為、50km以上離れた町へ。

5月15日

2005-05-15 | Weblog
昨日の試合は2点差で敗れた。
相手チームをノートライに押さえる好DFだったが、くだらない反則で相手にみすみすペナルティキックを与えてしまい、結果23-25でノーサイド。
幕切れもあっけなく、2点ビハインドの状態でロスタイムに突入しているのにボールを蹴って相手に取られ、真横に出されて終わり。
ラックやモールで同じ反則を繰り返すのも、せっかく敵陣まで攻め込んでもキックで相手にボールを献上してしまうのも、いつも同じプレーヤーだ。
昨日のブログで書いた事だが、これではチーム内の信頼関係が崩れてしまう。
せっかく体を張ったプレーをしても、次のプレーで弱腰な選択をしてしまわれては・・・
非常に緊迫した内容のゲームで、相手のペナルティキック攻勢に対し、こちらは果敢にトライを取りにいくスタイル。キックで先行されてはトライで逆転し、またキックを決められ、最後までもつれる内容だったが、くだらないキックやペナルティはチームの勢いをそぐ。
その結果が勝敗に表れた。
これを英語でチームメイトに伝える事ができればいいのだが、細かいニュアンスを上手く伝えられなかった。
もちろん考え方も違うだろうから言葉を選びつつ話したのだが、100%伝わってはいないと思う。
更に英語を勉強しなければならない。

勉強といえば、今度こちらで先生をする事になった。
教員免許保持者募集の張り紙を見て面接を受けたのだが、僕の経歴に非常に興味を持っていただき即採用。
ところが科目は算数。
得意な科目ではないが、小学生に教える分には大丈夫だろう。

僕の高校時代の数学の成績を知るものは、この授業は恐くて受けられないだろうが・・・


超ご無沙汰です。

2005-05-14 | Weblog
ようやく引越して念願のインターネット環境を手に入れた矢先に、今度は僕のパソコンが故障してしまい・・・またもや更新が遅れに遅れました。
未だ完全には治っておらず、とりあえず駆け足で報告を。

現在までずっとプレミア出場を続けており、チームにも信頼を得てきている実感がある。
今日は1位のチームとの対戦。
これに勝てば後半戦に向けて非常に有利な展開に持っていける。
しかしうちのチーム状態では勝つのはやや難しい。
実力差を埋めるなにかをチームで見つける事ができれば、勝利は近づいてくるはずだが。
僕個人では、それはチーム内の信頼関係と考えている。

仲間を信頼し、自分の仕事に専念する。
「まとまろう!」という言葉をよく耳にするが、それはレベルが低すぎる。
各自が自分の仕事を100%こなす事で、自然とチームは1つのものになると思う。
それはひとりでも信頼を裏切るようなプレーをすれば壊れてしまうもろいものだが、それを追及していくことがラグビーに限らず全ての出来事で重要な事ではないだろうか。


・・・というわけで、手短ですがこれで今回のブログは終了します。
写真もなかなか添付できません。
撮り溜めしてますので、パソコンが治れば一気にアップしたいと思います。