Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

I didn’t have a chance 2 play 4 premier

2006-04-30 | Weblog
昨日の試合はプレミアリザーブ。
プレミアリザーブの選手はシニア1stの試合にも出場させられ、考えようによっては試合ができるので嬉しいのだが、おかげで必ずしも万全の状態でプレミアの試合に臨めないというリスクも背負うことになる。
しかし、誰しにも同じだけ試合に出場する権利を与えるということは、やはりこのラグビー王国を支える底辺がしっかりしている証拠であろう。
僕のような勝利至上主義ラグビーしかしてこなかった選手には、いささか歯ごたえを感じない時もあるが、とにかく王国の選手たちは皆ラグビーを心から楽しんでいる。
プレミアの試合のために集中し、たとえ10分でもいいからそのために万全を尽くすのか、ひとつ下のグレードで試合を楽しみ、プレミアでも試合の出場機会をもらうのか、どちらがラグビーを楽しんでいるのかは言わずもがな。
ただ、せっかくプレミアのリザーブに入っていても、シニア1stの試合で怪我をしては、いくらラグビーを楽しむためとはいえ本末転倒。
でも、やっちゃいました。。。
僕はシニア1stのフルバックで出場していた。
シニアのリザーブメンバーにはフルバックがおり、僕は前半のみの出場と高をくくっていた。
しかしウイングの調子が悪く、各下相手に大苦戦。
結局そのウイングが交替させられ、僕はフル出場。
プレミアの試合で良いパフォーマンスをするためには、やはりシニアの試合にフル出場すべきではないという僕の焦りと、各下相手に苦戦する原因である情けないタックルミスなどに対するイライラで、僕の集中力自体が切れかけていたのだろう。
後半、ハイパントの競り合いで腰骨を強打。
走るどころか歩くのも痛い。
結局シニアの試合は22-22のドロー。
僕はいそいそとプレミアのジャージに着替えに走った。

対するNorthshoreは強力フォワードに大きなバックス。
なかでもフルバックにはウィリーウォーカーを要し、カウンターアタックには絶対の自信を持つバランスの取れたチーム。
1st5/8のキック成功率も高く、自陣での反則は即命取りとなる。
そういった緊張感の中で試合は進み、ロースコアで試合は前半を終了。
後半30分まで1点差で負けている。
攻め込んでも攻め込んでも固いディフェンスを破ることができず、このままか・・・と思われたが、うちの州代表1st5/8が決めてくれた。
ラックから出たボールをドロップゴール。
逆転!
そしてそのままもう1発PKを決め、試合終了。
最後まで気の抜けない好試合だった。
僕が出場できなかったのは残念だが、あの状況では選手の入れ替えはすべきではない。
自身の怪我もあったし、チームは勝ってくれたし、今回の出場機会無しは僕にとってもチームにとっても納得の結果。
これで開幕してから無敗。
全勝をキープ。
同じく開幕から負け無し、昨季所属のHelensvilleもECBに勝利。
現在ノースハーバー地区のクラブリーグで全勝はTakapunaとHelensvilleのみ。
ノースハーバー地区は前半戦2つに分けられる。
日本の野球のセ・リーグとパ・リーグみたいなもの。
TakapunaとHelensvilleは違うリーグで、それぞれ1位通過。
次週のクロスオーバープレーオフでそれぞれの順位と該当するチーム同士が対戦するわけだが、我がTakapunaの相手は未定という。
Navyというチームが今季欠場しているからだ。
もしもクロスオーバーで不戦勝なら2週連続で試合が無い。
激しい連戦を戦ったチームにとっては良い休息に、僕にとっても怪我を癒す時間が稼げる。
もちろん、トレーニングの強度を上げられるというメリットもでてくる。
火曜日、もしくは木曜日にならないと週末の予定は分からないが、どういう結果になろうとも与えられた仕事を全うしよう。
ちなみにプレミアの試合中、僕はヘッドコーチの周りでアップをしながら彼がどういう視点でゲームを見ているのか注目していたが、やはりラックやモールのなかでの細かいプレーもしっかりと見ているようだ。
Good work!と叫ぶところが神戸製鋼で評価の対象となるような、素人では、いや玄人でも「そこには注目しないな」というような細かいプレー。
嬉しくなった。
今まで『NZでは目立つ事が一番』と思っていたが、Takapunaでは細かく、地味な、痛いプレーも評価の対象となるようだ。
今回の試合まで少しタックルが高かったり、絡む事より次のビッグプレーを狙っていたが、今度からは自分の持ち味である低いタックル、ボールに絡むといった地味な仕事に徹することができる。
そういった意味でも今回の出番無しは非常に大きな意味をもつ出番無しとなった。

試合後、僕のプレミア出場記念を兼ねたパーティーが開かれた。
本当は2試合前に行われるはずだったが、僕が英語を聞き取れていなかったせいで延期となっていた。
なんか練習前とか後に「ロムは買ったか?」ばかり聞かれて意味不明だったのだが、先週末にようやくそれが「ラム酒は買ったのか?」という意味だと判明。
Takapunaでは初プレミアデビューの選手は自分でラム酒のボトルを購入し、パーティーで一気する慣わしがあるらしい。
僕は観戦に来てくれていた友人と家族を送り、パーティー会場に1時間遅れで駆けつけた。
会場といってもクラブハウスのロッカールーム。
到着したら既に皆のシャツははだけ、人が入れるほど大きなゴミ箱の半分くらいにゲロが・・・
トイレで吐くのではなく、そのロッカールーム内に持ってきている大型のゴミ箱に吐いていく。
2人、3人が吐いている横でまた誰かが一気して吐く。
僕はラム酒の1リッターボトルを一気。
吐きはしなかったが、かなり気持ち悪い。
ま~それで終わるわけも無く、そこからビールを浴びるほど飲むことになった。
みんなで輪になり、ひとりずつジョーク(日本風に言えば小話)を喋り、ウケればOK、滑れば一気というゲームが始まった。
笑ったら、笑った奴が一気。
滑り知らずの僕ではあったが、英語でジョークとなるとまたちょっと・・・
案の定、皆滑りたおして一気している。
というより、笑わない空気がロッカールームを包んでいる。
みんな、人には飲ましたいが自分は飲みたくないから笑わない。
僕の番だ。
僕はこれ以上飲んだら確実に吐く!
吐くのはいいが、あのゴミ箱の中を見ることが絶対に嫌だ!
その思いだけで、渾身の小話をしてやった。
『いや~僕の友人の話なんだけど・・・(後略)』
爆笑。
それまで笑ってはいけない雰囲気に包まれていたロッカールームは僕のジョークで一気に裂けるような笑い声で充満した。
僕の笑いは南半球でも健在です。

その後、ようやくロッカールームに用意されていた全てのアルコールが無くなり、2階のパブで再集合。
結局そこでも新しいゲームで飲み明かす事になったが、さっきのジョークがみんな気に入ったのか、「えっとなんやったっけ?お前の友達の彼女が・・・うわ~はっはっはっ!!」「ジンジン!こっち来てや。え~っとお前の友達の・・・くわ~っはっはっはっ!!」
何回言うとんねん。
一度使ったギャグは二度と使わない僕としては何度も同じ話を繰り返し笑っている彼らの笑いレベルはお寒いのだが、グラウンド外でも自分のポジションを確立したということには満足。

今日は飲み過ぎて気持ち悪いが、上半身のトレーニングと怪我の治療、プールでリカバリーセッションを行う予定。
その後、夜は鐘淵化学のチームメイト水間夫妻とその他友人達で夕食の予定。
今夜は美味しいお酒を飲もう。



UP&DOWN

2006-04-28 | Weblog
昨日の練習開始前。
マネージャーやチームメイトから「お前は今度もプレミアだろうから頑張れよ」「今度は3トライだな?」と話し掛けられ「そう願うよ」と答えておいた。
そしてメンバー発表、僕はプレミアリザーブ。
2試合連続スタメン起用とはいかなかった。
悔しさは残るが、何かが足りないからリザーブなんだ。
またその“何か”を探す良い機会をもらった。
こういうときは一歩引き、スタメン選手をチェック。
どの選手のどういうところが良いのか。
試合中はヘッドコーチの横に陣取り、どういうプレーで喜び、どういうプレーで「fuck・・・」と呟くのか。
そして出場の機会がまわってくれば、やはりトライを獲りに走り、ディフェンスに走り、チャージに走る。
チームカラーの差(というか実力差なのだが)から昨季のHelensvilleはディフェンスの機会が多く、僕の持ち味を活かせる場面が多かったのだが、今季のTakapunaはほとんどディフェンスの機会が無い。
つまりディフェンスでの魅せ場は必然的に減る。
だから昨季以上にトライを獲るということは大切になってくるのだが、ディフェンスがゼロになったわけではない。
少ないながらもディフェンスの機会は必ずある。
つまり、ディフェンス自体の回数が減ったから、魅せるとするならばそのタックル成功率・確率を上げる、インパクトを強めること。
攻撃時に華麗なパスよりもトライを獲ることが喜ばれるように、ディフェンスでも1試合で20回タックルに行く選手よりも1発ビッグヒットをかます選手のほうがインパクトはデカイ。
とにかく派手なプレーヤーほどウケが良い。
それは※①渋いプレーを目指す僕にとっては難しい注文なのだが、郷にいっては郷に従えで、この国、このチームを選んだからには、そこで評価される最高のプレーをすることがプロではなかろうか。
とにかく、今度の試合はヘッドコーチの癖を掴む為にも金魚の糞のように着いてまわろう。
自己評価も回りの評価も決して悪くなかった※②前回の試合内容から、今回は早めに出番が回ってくることが予想される。
それが前半からなのか、後半からか、ラスト10分かは分からないが、いつでも刀を抜けるように、常に鞘を握っていよう。


※①渋いプレーを目指す僕
中学・高校・大学・社会人と僕を知るチームメイトは「え?奴が渋いプレースタイル??」と首をかしげる事だろうが、じつは昔っから渋いプレーを狙っている。しかしどうもチームメイトやコーチ陣からの“一発屋”という印象は拭えない。僕がバーの片隅でバーボンを傾けながら無口な男を気取ればいいのか。それこそ無理な注文だ。でもいつか『玄人好みの・・・』という枕詞で表現されるプレーヤーになりたい。もう30歳やけど・・・

※②前回の試合
前回の試合はANZACDAYに行われた。
ANZACDAYとは戦没者を偲ぶ日であり、信仰心の強いこの国では当時の敵国・日本人は「ANZACDAYは出歩くな」と言われるほど。
そんな日に試合に出すなっ!と言いたくはなるが、昨季もANZACDAYにはトライを獲って歓声を浴びた。
今季も同様に。
戦争という歴史は変えられないが、我々の認識や考え方は変えられるのではないか。
戦勝国が誇る時代でもなければ、敗戦国が肩身を狭くする時代でもない。
今を生きる人々が過去の歴史を真直ぐみつめられる日が来る事を祈る。
そういう意味でも、日本人はもう少し歴史を勉強した方が良い。
どうも戦後日本人は東京裁判を鵜呑みにさせられ、完全にアメリカナイズ(洗脳?)されてはいないか?
もうちょっと勉強が必要だ。
言っておくが僕は左翼でもなければ右翼でもない。タカ派でもハト派でもない。
民主主義は大賛成だし、資本主義万歳だ。
戦争も絶対反対。
ただ、では戦前戦中の日本人が悪かったのか、アメリカが全て正しかったのかは、もう少し各自が勉強しなければならないのではと疑問視する。
東京大空襲で民間人を大虐殺され、原爆を2個も落とされた日本国民が「戦争の早期終結には原爆は必要だった」とヒロシマ・ナガサキを認めるような発言を、こともあろうに知識人と呼ばれる人がしていることに僕はどうも納得がいかない。
国連を無視する国のほうがエライのか?
国際法を破る国のほうがマトモなのか?
左翼になれ!とも右翼になれ!とも言わない。
ただ、歴史から痴話喧嘩のレベルまで、一方からの情報だけでは判断材料にすらならんということ。
史料を片手にあらゆる方向から勉強し、何が当時のスタンダードで真実かを見分ける眼が必要なのだ。
ニュートラルな眼が。



RECOVERY SESSION?

2006-04-27 | Weblog
昨日は試合後のリカバリーセッションのためジムへ。
プールでゆっくり長距離を泳ぐのメインだが、その前にちょっとウエイトトレーニングでも・・・そしていつもの如く無茶苦茶追い込んでしまうのだった。
下半身から始まったウエイトトレーニングはしっかり上半身から体幹まで行い、濃い目のプロテイン(焼酎かい!)を一気。
ふ~。
そしてようやくプールへ。

今日は練習。
明日は試合前日なので、今度こそゆっくり休もう。
といいつつ、ちょっとサウナに・・・あ、ダンベルがオレを呼んでいる・・・
禁酒禁煙は意外と簡単なのだが、禁ウエイトは僕を悶絶させる。
長渕剛のように自宅地下にジム施設でも建設する勢いである。
でもよかった。
先立つものが無い(涙)

今日の練習で週末のメンバーが発表される。
2トライとはいえ、まだまだ良い選手はたくさんいるし、試したい選手もたくさんいるだろう。
今週も与えられたポジションで自分の仕事を全うするのみ。
週末の相手はNorthshore。
これまた強敵。
特にバックスが充実している。
ここを乗り切り開幕5連勝を飾ることができれば、優勝の二文字との距離をぐっと縮められるのだが。。。
とにかく頑張ろう。

ちなみに昨日(26日)のNZヘラルド紙に僕の2トライの記事が載っているらしい。
昨年もへレンズビルの新聞にはよく掲載されたが、ようやくヘラルド紙に載るようになった。
むむむ~、もっと頑張らねば!!


追記:書込み禁止してから数ヶ月。非常に目覚めの良い朝を迎えております。しかし、数名の方から書き込み再開して欲しいという要望と、さらに中傷書き込み撃退のヒントを頂いたのでその方法で再開してみようかと。試験的に。
皆さんはmixiをご存知だろうか?
あそこに僕も参加しているので、気合入れて探すと出てきます。
そこから僕のブログに飛ぶ仕組みになっているので、あれを利用すると書き込みではなく直接僕のメールアドレスにメッセージが届きます。
というわけで、やっぱり直接ブログには反映されませんが、確実に僕はそのメッセージを読むことができると。。。
どうでしょうか?
まぁmixiをやってる人しかメッセージを送ることはできませんが、僕が知る防御策はこんなもんです。
もっと良い方法知っている人がいましたら連絡下さい。



HEY!JINNY-BOY!!

2006-04-26 | Weblog
やっぱり体痛いな~。
昨日の試合はフル出場。
今シーズン初だった。

1試合目はシニア1stリザーブで後半のみ。
2試合目はシニア1stスタメンだが後半10分で一旦交替。
3試合目はプレミアリザーブだが、後半の10分しか出場しなかった。
そして昨日、1試合フル出場。
それもプレミアなのでシニアのそれとは衝撃が違う。
体に残るダメージが違うのだ。

ちなみに昨日のTakapunaバックスの平均身長と体重は僕を除けば185cm100kgくらい。
デカイ。
180cm84kgの僕はちびっこの部類に入る。

「ヘイ!ジニーボーイ!!」
僕はいつもこう呼ばれる。
ジニーはjimの愛称がジミー、tomの愛称がトミーのように、jinの愛称。
ボーイはboy。つまり少年だ。
誰が少年やねん。
チーム最年長やぞ!
まぁ彼らの顔を見れば納得もいく。
老けすぎだ。
白人はなぜか老けて見えるし、アジア人は若く見える。
今年で31歳の僕はスーパーでお酒を買うとき、毎回ID提示を求められる。。。
お肌に自信のなくなってきた女性の皆さん!
NZへいらっしゃい!
「ヘイ!○○ガール!!」
と呼ばれ、お酒を買うときもIDを求められます。
ただ、どちらも無かった場合・・・諦めるように(;゜ Д゜)ガビーン

話はだいぶん横道にそれたが、どデカイ奴らと試合をするとやはり衝撃が体に残り、翌日は体がガクガクガタガタ。
しかも中二日。次は中三日。
インドメタシンが手放せない今日この頃である。


vs Kumeu

2006-04-25 | Weblog
まず、今日観戦に来てくれた皆さんに感謝。
ただでさえ少ないNZの祝日のひとつに僕の応援に駆けつけてくれたことに感謝します。
じつに井口私設応援団総勢11人。
嬉しい限りだ。

今日の相手はKumeu。
毎年最下位争いの常連だが、なんとも不気味なチーム。
独特の雰囲気があり、とにかく荒っぽい。
今日の試合でも合計3人のシンビンがでた。

開始15分。
ゴール前ラックから右へ。
僕がパスを受け、そのまま相手をかわして先制のトライ。
ゴールも決まり、7-0と幸先の良いスタート。
そのままTakapunaは3トライを重ね一方的になるかと思いきや、Kumeuの反撃にあい、前半はいい勝負に。
やはり手放しでゲームを楽しむ余裕のあるチームはいない。
今季のノースハーバー地区は実力差拮抗だ。
後半、またも先制をとったのはTakapuna。
ラックから左へ展開。
ボールを受け取った僕は大外勝負。
二人を振り切り、真ん中にトライ。
そこから連続でTakapunaのトライが続いたが、試合内容自体は要所要所で良いタックルがあったり良いアタックがあったりと、双方譲らぬ好試合であった。
ただ先述したように殴り合いが多く、そこで集中力が切れなかったTakapunaが一枚上手だったかと思う。
結局試合はTakapunaの大勝に終わった。
これで開幕4連勝。

試合後にMasseyがECBに負けたという情報が入った。
Masseyはこれで優勝戦線から大きく遠のいた。
ただ、これまでMasseyに勝っているHLV・S-DALE・ECBともに実力充分。
しかもまだ対戦していないので、まだまだ気は緩められない。
逆に引き締めなければ足元を掬われる。
今季のノースハーバー地区、本当に面白い混戦模様。
どこが優勝してもおかしくない。

僕個人はプレミアスタメンデビューを2トライで飾り、勝利に貢献できた。
何度も書いているが、やはりNZではトライを獲る奴が一番なわけだが、僕の今日の評価を下す時、特筆したいことがもうひとつある。
相手のトライ後のコンバージョンは全て外している。
真ん中さえも。
なぜならば、僕が猛チャージしているからだ。
この仕事はレイジーなキウイには向かない。
しかし僕は毎回必ずチャージに走る。
何があっても。
初心者の方にも分かり易く書くと、トライ後のコンバージョンは成功すれば2点追加。
2点とはいえ4回決められれば8点。
1トライ(5点)1ゴール(2点)で7点なわけだから、それでも追いつかない点差となる。
たとえ一回のコンバージョンでさえ、2点差で敗れることもある。また勝つことも。
地味だが、毎回チャージに走ることで相手にプレッシャーを与え、2点だろうと相手に与えない事が最後に大きな差となる。

とにかく今日の自己採点90点。
きっちりと仕事をこなした。
トライも獲れた。
地味な仕事もこなした。
マイナス10点は一度ゴール前で抜かれてしまったため。
本当はたいした問題ではなく、相手が内に切れ込んだためセンターに任せたのだが、危うくトライを許すところだった。
ああいう場面でもしたたかに、愚直に仕事をこなさなくてはならない。
ただ、今回の場面では僕がタックルにいっといた方がベターだったが、次同じシュチュエーションで僕がタックルに行くと外に繋がれてあっさりトライということも考えられる。

奥が深いよラグビーは。



TALISMAN

2006-04-24 | Weblog
時差の関係で今日3度目のブログ更新になってしまったが、本当は2回目。
ヒマだと思われると癪なので一応注意書きしておこう。
僕はラグビーしかやってないように思われがちだが、マンガ読んだり昼寝したりと結構多忙な毎日を送っているのだ。
今日は特に忙しかった。
雨が降っていたので外出もできず、夜の練習までず~っと家にいた。
いや~忙しい。
ついついブログのリニューアルまでしてしまった。
あ~忙しい。
さて、冗談は僕の筋肉くらいにして、そろそろ本題に入ろう。

明日はいよいよプレミアのスタメンデビューだ。
今日はそういうわけで一日ゆっくりと過ごした。
ただ、先週の試合で潰れたスパイクの代わりを買いに出かけた。
全く同じモデルをチョイス。
今まで数々のモデルを履いてきたが、今のタイプが一番フィットする。
神戸製鋼時代のスポンサーでもあるアディダスのKAISER5。
オールブラックスの選手も愛用するこのモデルは、取り替え式スタッドモデルではアディダス最高峰。
日本ではなかなか手に入らない逸品。
プロ選手だった僕をもってしても4年くらい探し回ったものだ。
結局日本では手に入らなかった。
アディダスジャパン本社営業の神戸製鋼ラグビー部担当に聞いても「無い」と言われたモデルだ。そりゃ日本中探したって無い。
NZでも数々のスポーツ用品店を回り、ようやく見つけた。
このスパイクにしてから調子は絶好調!
僕のプレミア昇格はこのスパイク無しでは考えられない。
ありがとうKAISER5!
ありがとうアディダス!!
(これだけ書いとけば何か送ってきてくれるかな?)

まぁ冗談半分で書いたが、本当にギア選びは神経を使う。
スパイクも本当に相性があり、合わないものは絶対に合わない。
スパイクひとつで試合のデキが全く違ってくる。
ラグビーは他のスポーツと違い、身に付けるギアは数少ない。
自分で気を使うものといえば、ヘッドギアをつけない僕ならスパイク・肩サポーター・マウスピースだけ。
他はチームからの指定ギアなので何もできない。
スパイクは上記のとおり、バッチリ足に合うアディダスKAISER5。
肩サポーターもアディダス。
そしてマウスピースであるが、これがまた逸品中の逸品。
大阪のとあるマウスピース専門店で作った僕のマウスピースは着けているのを忘れるくらいフィットし、試合が終わってそのまま歯を磨いてしまう日もしばしば・・・それは嘘であるが、本当に驚くほどのフィット感(普通に喋れる)で、さらに最大パワーの伸び率も凄い。
このマウスピースには8年間お世話になっている。
社会人になってからはずっとこれ。
相性はピタリ。
ただ、明日に限ってはこのマウスピースを封印する。
いつもの赤いマウスピースから、青いマウスピースに変更しようと思う。
赤のそれは先述したモデルで相性は抜群だし、そのポテンシャルは非常に高い。
一方、青のそれは鐘淵化学時代に工場内の歯科で作った安物。
安物だけに毎日の練習用に使われ、大事な試合は赤で挑む!というスタイルだった。
でもだ、考えてみると今までずっと練習で僕の身を守ってくれたのは赤の高級モデルではなく、青の安物。
赤に比べると分厚く、フィット感もあまり良くないが、それでも今の僕があるのは紛れも無く日々の練習の賜物。
その練習を支えてくれたのは青の安物なのだ。

そんな愛着のあるギアをつけて、明日のプレミアスタメンデビュー戦を戦う。
観戦に来てくれる人たちは、僕の口元にも注目して欲しい。
今まで決して観客の目にとまることの無かった青いマウスピース。
しかし僕の練習をいつもサポートしてくれた頼もしいやつ。
僕の最高のお守りだ。



TITLE CHANGE!

2006-04-24 | Weblog
NZ生活は2年目に入って1ヶ月が過ぎていたが、先週末にTakapunaでのプレミアデビューを果たし、ようやくラグビー生活も2年目と言えると思うので、思い切ってタイトル変更、及びデザインも変えてみた。
いままでの『Road to NZ』は日本にいたときに始めたブログだったのでRoad to “NZ”であったが、もうすでにNZに1年以上いるしな。。。
さらに目標はNPCだったが、今季からNPCのスタイルも大きく変わり大会名も変更。
よってNPCが目標ではなく、正確には州代表が目標となった。
それもノースハーバー州代表。
そしてそのノースハーバー州代表の本拠地がNorth Harbour Stadiumであり、また、クラブ選手権決勝の地がNorth Harbour Stadiumである。

よって、本ブログのタイトルは『Road to NORTH HARBOUR STADIUM』と変更。
大文字を採用したのは今季の目標である州代表とクラブ選手権優勝というWミーニングを意識したため。

今後も応援宜しくお願いします。





α 

2006-04-24 | Weblog
2006年4月23日。
オークランドは雨。
このところ天気がよかったのだが、残念ながら日曜日に雨。
よって、タッチラグビーも無し。
僕は前日の試合の疲れを取るため、リカバリーセッションを行いにジムに行った。

「今日は軽くプールとサウナで疲れを取ろう」
そう思って行ったジムであったが、とりあえずエアロバイクを1時間ほど漕ぎ、その後ウエイトトレーニングを1時間半。
さらに体幹メニューをひととおり。
最後にようやくジャグジーとサウナとプールで疲れを取った。
僕の契約しているジムはNZのいたるところにあり、そのどこのブランチの設備も利用できる。
今日行ったジムは初めてのジム。
というわけで、ちょっと見学のつもりで入ったジムで新しいマシンを見つけてしまい、ついつい筋肉の思うが侭に・・・(そんな言葉あるのか?)。

リカバリーのつもりが、きっちり筋肉痛が残るほどのメニューをこなしてしまった。
まぁそれも良かろう。
シーズンは長い。
ようやく勝ち取ったプレミアのスタメン出場は明後日。
だからといってウエイトトレーニングは控えて体調を万全に・・・では、まるでプレミア出場が目標のようではないか。
あくまでも僕の目標は州代表であり、プレミアはそのための最低条件のひとつ。
もちろん州代表への条件は数え切れないくらいある。
それは何個あるか知らない。
もしかしたらただひとつ、昨年の今頃にノースハーバーのセレクターに言われた一言。
“play well”
たったそれだけなのかもしれない。

ただし、そのためにすべき事は山のように多く、僕にとっても誰にとっても、州代表を目指す選手全てにおいてクラブリーグのプレミア出場は当然の“義務”ともいえ、また、その義務を果たした上で各自のトレーニングという“責任”が生じ、その責任を全うした者が各チームのプレミアという重責を負う。
ただし、セレクターの目から見ればその重責は当然の義務であり、その義務を果たす為に責任を果たす。そしてその責任を果たしたものこそがプレミアで、しかしそれはただ単なる義務であり・・・と、プレミア出場を目標にしてしまってはこの堂堂巡りの中から永遠に抜け出せず、昨年のような結果になってしまう。
昨年はプレミア出場さえ続けていれば、いつかお呼びがかかると思っていた。

プレミアというステージは本当にレベルが高く、手前味噌になるがTakapunaのそれは他のチームのものとはまた別格である。
ただしかし、州代表に上がるためには上記で述べたような堂堂巡りから抜け出すプラスαが必要だ。たとえそれがTakapunaのプレミアであっても。
プラスα・・・それはホリデーなんか無視してトレーニングに打ち込むこと、試合の翌日もトレーニングに打ち込むこと、食事制限をすること、ラグビーを研究すること、他にもまだ僕が考えられない、実践できない様々な要素がそのαなのだろう。
日本のように大学名や「お気に入り」という名の実績や「将来性」という名のエコヒイキではないことは確かだ。

週末のノースハーバー地区クラブリーグ。
昨年のチャンピオンMasseyはSilverdaleに負け、2敗目。
Takapunaは全勝をキープ。
まだまだ序盤だが、昨年の実績をみても2敗までが優勝戦線のボーダーライン。
Masseyにとってこれ以上の負けは許されない。
昨年準優勝のTakapunaにとってみればMasseyの2敗は嬉しい誤算ではあるが、それだけ他チームの実力が拮抗してきたということとも取れる。
個人的に要注意だったNorthcoteに圧勝したTakapunaはひょっとして今季は圧倒的に強いのか?
いやいやそんな事は無い。
我々はチャレンジャーだ。
明後日のKumeuも不気味なチーム。
その次のNorthshoreも実力充分。
その後にもECBやHLV、S-DALEなどの強豪が待ち受ける。
最終戦にはMasseyが。

混沌としたリーグ戦を抜け出す事も、今の僕の位置から州代表へ一歩でも近づく事も、今のままではダメなわけで、何かが必要だ。
そのプラスαは一体なんなのか。

誰も教えてくれないし、誰も与えてくれない。
自分の手で掴み取る以外に、そのαをモノにする方法は無い。
もしも誰かが見つけた金色に光るそのαを、その資質の無い者が盗んだとしても、ただの石の塊になってしまうのではないか。

子供の頃に読んだ何かの昔話の教訓のようなものを、今このNZで思い出す。



プレミアデビュー!

2006-04-23 | Weblog
今日の試合は僕のTakapunaプレミアデビュー戦。
とはいってもリザーブ。
しかも、その試合の前にはシニア1stで出場しなければならず、必ずしも万全の状態では試合に臨めない。

シニアの試合も同じく対戦相手はNorthcote。
言葉の選びようの無いボロ負け・・・
僕はひとり気を吐いたつもりではいたが、周りの連中があまりにもお粗末だった。
言いたくは無いが、ああいうレベルで、ああいう連中と試合をするのは御免だ。
試合中に仲間に向かって暴言を吐いてしまった。
反省せねば。。。

ただ、タックルをしない、ノックオンしてやめる、ブレイクダウンでやられるがまま、キックのチェイスをしない、等々は僕は許せなかった。
モールでもへばりついてるだけ・・・
なんじゃそりゃ?
やる気あんの?
こわいの?

僕はプレミアのリザーブということもあって前半で終了。
なんとも後味の悪いゲームだった。

気を取り直してプレミア。
ここまで着実にステップアップできた結果のリザーブ入り。
出番があればとことんやったろうと意気込んでいたのだが、相手も強豪ということもあって一進一退の攻防が続き、リザーブメンバーの出番はなかなか回ってこなかった。
後半に入っても緊張したゲームは続いた。
点差こそ徐々に離れてはいったが、内容的にはほぼ互角。
そして最後の10分。
ようやくお呼びがかかった。
Takapunaでのプレミアデビューは本来の11番ではなく14番で出場。
10分でどう見せ場を作るか。
走るしかない。
とにかくキックチェイスやディフェンスで仕事をこなし、ボールをもらえば前へ!
最後のプレー。
僕はボールを持ち、3人抜いてゴールライン目掛けて走った。
そしてトライ!
試合終了。
結局41-10で強豪Northcoteを退けた。
ただ、チームメイトも観客も、最後のトライはみんな僕が獲ったと思っているが実はほんの10cmくらい足りず、きっちりダウンボールして味方がピックしてトライしたのだった。
試合後、やっぱりみんなは僕のトライと思っていたが「違う違う、できなかった」と告白し、「今度は走りきってくれよ」「でもgoodrunだったよ」と。

そしてアフターマッチファンクションの前、ヘッドコーチに次の試合のスタメンを告げられた。
いよいよ次はプレミアのスタメンだ。

シニア1stリザーブ
シニア1stスタメン
プレミアリザーブ
プレミアスタメン

1試合ごとにステップアップできた。
目標だった『1ヶ月以内でのプレミア昇格』は果たせた。
だが、ようやく土俵に上がったに過ぎない。
これからが勝負。

火曜日のANZACDAY。
僕の本当の意味でのNZ2シーズン目のスタートだ。


試合前日の過ごし方

2006-04-21 | Weblog
明日の試合に向けて、今日は一日リラックスできた。
Takapunaグラウンド横のジムでサウナに入って、明日のイメージを膨らます。
イメージトレーニングは非常に大切だと思う。
100回に1回、500回に1回くらい全く同じシュチュエーションにはまる時がある。
その時のためにイメージトレーニングは欠かせない。
中学や高校の時のデート前にイメージトレーニングする、あれと同じである。
まぁあれはほとんど無意味だけど。

あとはスーパー14をTV観戦し、ゆっくり寝る。
それだけ。

僕はこう見えて結構な気ぃ使いぃで、心配性で、緊張しぃだ。
それゆえ、もう高校生くらいから神戸製鋼時代まで、試合の前日に熟睡した記憶は無い。
公式戦だろうと練習試合だろうと、イメージトレーニングしているだけで汗が出てくる。
鐘淵化学、神戸製鋼時代が一番ひどく、だいたい前日は3時間寝たら良い方。
3時や4時まで寝れずにごろんごろんして、6時には完全に目が覚めてしまい、ひとりで近所を散歩した。

ただ、なぜかNZに着てからは試合前に熟睡できるようになった。
最初のころは何も考えずにいたが、シーズンも半分を過ぎたあたりから「そういや、こっちに着てからよく寝れるな~」と。

何が変わったのか。

『ラグビーを楽しむ事ができるようになった』
一番大きい理由はこれであろう。
後付けの理由でしかないが、これ以外は考えられない。
日本にいたときは結果や内容にこだわり、まわりからのプレッシャーで押し潰されそうになっていた。

今は純粋にラグビーの試合が楽しく、ただただ明日が待ち遠しい。
楽しみながらも結果にこだわる事ができるようになった。

明日の試合も楽しめるように、ゆっくり夜を過ごそう。
楽しめるように・・・僕は自分の試合内容、そして勝利がないと楽しめない。
だから、明日も勝つ!!




とんとんと。

2006-04-20 | Weblog
週末から始まる3連戦に向けた最終練習が終わった。
これから1週間で3試合行うため、試合以外の練習は調整程度になる。

練習が終わり、チームミーティングが行われた。
昨年所属したHelensvilleは田舎チームのわりには結構強かったのだが、やはり戦術なんてなくイケイケラグビー、モールやラックができるたびにどつきあい。
まぁそれゆえに敵から嫌がられるチームだった。
NZのチームはみんなこんな感じなのかな~と思っていたが、Takapunaは違った。
ヘッドコーチが元オールブラックス、日本の神戸製鋼でもプレー経験がある人物だけに練習内容も近代的だし、ミーティングも行われる。
Helensvilleでミーティングなんてしてもお調子者アンディがちょけて終わりだろうが、Takapunaは例えば練習に遅刻者がいたらその分だけ走らされたり、練習中に誰かがミスしたら全員で腕立て伏せなど、なんか日本っぽい。

さて僕であるが、シーズン開幕戦はシニア1stのリザーブ。
2試合目はシニア1stのスタメンで、それぞれチームの勝利に貢献できた。
そして今週末の大事な一戦。
僕はプレミアのリザーブに入った。
ここまでトントン拍子でステップアップできている。
今度の試合でも出場機会があれば暴れてくる。

トライを獲ること。
ディフェンスで抜かれないこと。
チームからの信頼を得ること。




たがために・・・

2006-04-19 | Weblog
ホリデーも終わり、ようやくNZは平常通りの生活に戻った。
久しぶりのお買い物に行く。
カートに山盛り食材を買い込んだおばさんがレジに列挙していた。
僕も負けじと鶏肉・卵・ヨーグルト・牛乳等を買い込んだ。
スポーツ用品店で新しいプロテインも!
含有率42%!!
ちくしょう!凄いぜNZ!!
・・・つい興奮してしまった。

ジムはいつも通りの人々が有酸素運動やジムワークに取り組んでいる。
僕を含め、ジムに通う人はそれが生活の一部であり、朝起きる事、夜に風呂に入ることと同じくジムで汗を流すのだろう。
僕の場合は生活の一部というより手段のひとつであり、ラグビーを引退したらジムに通うかどうかは疑問だな。
そこまで健康的な生活をおくれる自信はない。
でも、そういう余裕を持つ生活ができればな~とは思う。

今週末は強敵Northcoteが相手。
我がTakapunaと同じく開幕2連勝。
昨年は自身の骨折のせいで出場はできなかったが、Masseyに惜敗・Takapunaには勝ったHelensvilleはNorthcoteに手も足も出なかったのを覚えている。
今季の予想もMassey・Takapunaの2強を軸に、Northcote・Northshoreが続くといった様相。
しかしその予想もあまりあてにはならず、既にMasseyはHelensvilleに負けている。
TakapunaもGlenfieldやMahurangiに苦戦を強いられている。
対照的に、Northcoteは過去2戦をそつなく2連勝。
Takapunaにとって今週末の試合は前半戦の最大の山場。
しかも週末は土曜日に続き、明けて火曜日のAnzacDayにKumeu、そして土曜日にNorthshoreと連戦なのだ。
なんとしてでも落とすわけには行かない一戦。
この3連戦を無敗で乗り切る事がリーグ制覇に大きな弾みとなる。
とりわけ週末のNorthcote戦は重要。

僕もチームに貢献したい。
今出来ることは、とにかく自分のトレーニングを行いフィジカルからスキルまで全てを高める事、練習で手を抜かずにプレミアチームに刺激を与えつづける事、そして、いつ呼ばれてもいいように戦闘準備を怠らない事だ。

リーグ戦開幕前にはチームに迷惑をかけてまで自分のキャリアアップのために時間を費やした。
その目的は果たせなかったが、どんな言い訳をしようとその道を選択したのは他ならぬ自分だ。
約1ヶ月のブランク、それも開幕前の一番大切な時期のブランクを埋める作業の責任もまた自分にある。

行くぞノースハーバースタジアム。
決勝の舞台であり、NPCノースハーバーの本拠地。
我が家からの物理的距離は目と鼻の先である。
しかし精神的距離と表現しようか・・・その距離は果てしなく遠い。
その距離を縮めるのも、他ならぬ自分の努力しかない。
誰かが僕をおんぶして連れて行ってくれるだろうか。
そんな奴はいない。
そして僕もそれを望まない。



ホリデーは続くよ・・・

2006-04-17 | Weblog
今日もホリデー・・・
僕は相変わらずトレーニングに明け暮れる。
今日は下半身。
練習はないので思う存分行う!
そして2時間後、プルプルの足で階段を踏み外して受付のお姉さんに笑われる。
もう覚えられただろう。
明日はカード無しで“顔パス”が通じるかやってみよう。

NZには国をあげてのお祭り騒ぎはクリスマスとこのイースターくらい。
お正月なんか何事も無かったかのように過ぎる。
だから別に文句を言う気も無いのだが、スーパーくらいは開けて欲しい。
おかげでここ3日間、同じ材料に工夫に工夫を重ねたメニューが続く。
とはいえ、基本的に僕は鶏肉と卵の白身さえあれば文句は無い。
から揚げ・照り焼き・塩焼き・ボイル・チキンカツ!!
メニューは違うが材料同じ!!
これに卵の白身があれば僕は「あ~美味しかった。ごちそうさま~!!」なのである。
ちなみに黄身は食べません。
1日にだいたい卵を5個くらい食べる。
白身のみ。
黄身まで食ってしまったら完全にコレステロールの取り過ぎになる。
筋肉には白身だけで十分!!
皆さんも真っ白な卵焼きを食べてみるといい。
もう美味しいとか美味しくないのレベルではなくなる。
引退するまでこれで良い。
僕にとって食事とは栄養を摂取することであり、美味しさや美の追求ではない。
今晩なに食べたい?の質問には「たんぱく質」と答える。
試合前はそれが「炭水化物」に変わる。
料理名など何でも良い。

ホリデー前に大量に鶏肉と卵は買いだめしておいたのだが、それでももう底をついた。
ノーファットヨーグルトも無くなった!
低脂肪牛乳も無くなった!
なんとか今晩を乗り切らなくては!!
さて、最後の鶏肉を上記、から揚げ・照り焼き・塩焼き・ボイル・チキンカツの中からルーレットで決める!!
なにがでるかなっ♪なにがでるかなっ♪♪

ま~読者の皆さんにはどうでもいい話です。


みんな!

2006-04-16 | Weblog
今日はイースターホリデーのど真ん中。
なのにジムではキウイの(少々横にデカめの)おじさんおばさんがせっせと自転車漕いだり走ったり。
僕は上半身のトレーニング。
またまたやりすぎて左上腕二頭筋がパンパンに張ってしまい、午後からのタッチラグビーで我ながらひどいパスを連発してしまった。。。
ま~ええか。
パスできないくらい追い込むトレーニングを日曜日の午前中から行うのもオツなもんだ。
明日も頑張ろう~っと。

しかしみんな頑張ってるな~と感心した。
目標に高いも低いも無い。
痩せたいおじさんおばさんがホリデーのど真ん中に走る。
いいことだ。
ほのぼのしている。

そうかと思えば日本では神戸製鋼の同僚・大畑大介がトライの世界記録に挑もうとしている。
これまた凄い。
頑張れ!
ま~僕が言わんでも奴は頑張りよるけど。

神戸製鋼時代にお世話になった先輩は引退して大学でコーチ。
大学院も目指しているそうだ。

セブでのIDC同期達はすでにダイビングの現場で活躍している。

NZでのタッチラグビーを卒業した女性は、日本に帰国しても女子ラグビーを探して奔走。
他のタッチ卒業生も、すでに日本の新しい職場で働いていたり。

元いた会社の同期はカナダ留学を経て、今はバイトしながら就職活動。
同じく他の同期は来秋結婚予定!

みんなみんな頑張っとる!
頑張る仲間がいることは、自分自身にとってなによりもの刺激だ。

僕もみんなに刺激を与えられるように頑張ります。



イースターホリディ

2006-04-15 | Weblog
イースターホリデー。
イエス・キリストの復活祭である。
どこもかしこも閉店閉店。
開いているお店は無い。
スーパーまでもお休み。
金曜日は僕のジムもお休み。
しかし、土曜日曜月曜は開いている!
というわけで、金曜日は家族サービスのためにカウリの森とケープレインガへドライブ。
僕は各3度ほど見ているが、やはり何度見ても圧倒される。
デカイという概念を覆されるデカさ。
木・・・だよな?
木???
百聞は一見にしかず。
この国の星空もそうだが、カウリのデカさもタスマン海流の蒼然さも、日本語の表現範囲を超えているのか言葉が出てこない。
唖然・・・これかな。
言葉を失う。
こういうことかな。
とにかく一度見て欲しい。

とにかくまたもやNZの大自然に一本取られた僕は、気持ちも新たにトレーニングに取り組む。
森の神と呼ばれる馬鹿デカいカウリの木に子供達はそれぞれ「大きくなりますように」「泣き虫が治りますように」と願い事。
僕は声には出していないが「州代表に・・・」と。
ふと横で嫁が「主人が子育てを手伝いますように・・・」

「ささ・・さ~て!みんな車に乗り込め~!」
僕は帰路600kmを休憩無しで走破した。
もちろん家族は爆睡である。