Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

I am not suitable for・・・

2006-01-11 | Weblog
今日も練習。
仕事の都合で少し遅れての参加となった。
グラウンドに着くと既にアップは終わって、チームは円陣を組んでいた。
最近の練習のテーマは絆。
これは僕が勝手に感じているものなのだが、随所に絆というキーワードが出てくる。
以前までは練習前に円陣を組む事など無かった。
それもただ円陣で話すのではなく、しっかりと隣のチームメイトと肩を組み、チームがひとつになるように、まるで大事な試合前のような緊張感を持った円陣。
練習内容も走り込みやムーヴの練習に終始するのではなく、コミュニケーションを絶やさないようにずっと喋り続けている。
お互いの癖や戦術をより深める為に、約2時間の練習中、それぞれの選手が喋り続ける。
コウベ時代も先輩からとにかく言われ続けたことは「喋れ」だ。
練習中、試合中、とにかく喋り続け、仲間に自分はこうしたい、お前はこうしろという情報を与え続けるのだ。
そうする事によって自分に責任が出ると。
NZでもそれは同じ。
特に代表レベルだとそれは顕著にでて、黙っている選手など誰もいない。
それに伴い、もちろん精度も上がる。緊張感も。

練習が終わり、円陣を組んだ。
コーチからの話が終わり、最後はまるで試合後のようにみんなで握手を交わし、お互いを称え合った。
いまだにふと我に返ると「凄いところにいるな~」と思う。

間違いなく日本にいたときよりもレベルアップできている。
ヘレンズビルでもここで書ききれないぐらいたくさんのことを学んだ。
スキルだけではなく、彼らから人としてどう生きるかということを学んだ。
オークランド代表でも同じく、素晴らしいスキルを身につけることが出来た。
そして何より「どういう人間が代表に相応しいか」という事を学んだ。
僕が正代表に選ばれなかったのは技術や体格はもとより、ひとりの男として代表レベルでない事が原因だ。

彼らと話すことでそれは解消されていくのではないだろうか。
彼らと対等に喋る為にはもっと英語も勉強し、体格を大きくし、スキルを伸ばし、持久力をつけ、プライドを持ち・・・こう書き記していくと、結局何もかもが足りないことがよく分かる。

明日からまたやり直しだ。
僕には何もかもが足りない。