火水木と出張、都内/大阪/仙台と回ってきます。今日は新幹線チケットの購入に出かけました。
群馬県東部、いわゆる東毛エリアはJRの便の悪いところ。
利根川を渡った埼玉県の熊谷駅に行くか、渡良瀬川を渡った栃木県の足利駅に行くか?
いずれにせよ県境を越えた隣県の駅に行くことになります。まぁどっちも車で30分ほどなんですが。
町や駅が小さい分、足利のほうが行きやすいか?初めて足利駅に向かいました。
熊谷駅は人口20万人の熊谷市の代表駅。新幹線も停車し高崎線は都心直結、いつも賑わっています。
一方の足利駅は人口15万人、栃木県西部の中心都市である足利市の代表駅ですが、両毛線はローカルムード。
両毛線自体は、明治中期に旧日本鉄道が建設した歴史ある路線ですが、都心に直結しないのでいまいちさびれています。
そのことを物語るように、駅舎は歴史を感じさせる古いものですが、駅の内部は…
このように閑散としています。
JR東日本の旅行センター「ビュープラザ」は設置されてますが週末は定休日。そして「みどりの窓口」がなくなっている。
無人機で発券センターに連絡し、指定券を発券するシステムになってました。
足利市は室町幕府や室町時代の鎌倉公方、源氏の名族足利氏発祥の地。
足利学校を世界遺産になどと活動中ですが、肝心の駅前周辺は多分に漏れずシャッター通りで活気がありません。
それでも小山、太田、伊勢崎など近隣の北関東国道50号線沿い諸都市の駅前市街地は風俗街化し、町の下流社会化が深刻ですが…
足利では商店街の店主のモラルは維持されているというか、そういった動きがないのだけは幸い。
電車は1時間に4本程度、暇しているタクシーの脇に錆びた電気機関車が展示されてました。
EF65かと思えば、EF60の5次型でした。渋いというか、特に人気のある機関車でもない。
なんか、注目されることもなく寂しく錆びるに任せてられている。
なんかすでに、住民からは存在そのものを忘れ去られたような駅でした。