ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

男はつらいよ・望郷篇の函館本線小沢駅(8月14日②)

2013-08-15 20:00:53 | 鉄道
盛り沢山だった8月14日の第2回。
丁度お昼を過ぎた12時半に倶知安町から泊村に抜けるべく、JR小沢駅前を通りました。
小沢は「おざわ」ではなく「こざわ」です。国鉄時代は、岩内線の分岐駅でした。

凄くレトロな跨線橋が現役で残っていますが…、駅本屋はプレハブの無人駅に改築されています。

本屋はブックストアーではなく、「ほんおく」と読みます。

さてこの小沢駅を一躍有名にしたものといえば、「男はつらいよ」初期の名作「望郷篇」でしょうか。
寅さんは国鉄の機関士を追って、小樽築港機関区のD51をタクシー追いかけ、ここ小沢駅で追いつくというもの。
余市から峠を越えた先の小沢駅、今は山間の小駅ですが、当時は岩内線の分岐駅でもあり、
蒸気機関車の給水他、運転上の要衝で停車時間が長かったのかもしれません。
なにより、当時の函館本線通称山線は、函館~札幌間の特急や急行も運転される路線だったので、
交換待ちもあったに違いなく、井川比佐志が扮する機関士とのやり取りも映画の見所の一つでした。

さてこの時間は、山間の小駅も列車の交換でにわかに活気づきます。
乗り降りのお客さんは少ないのですが…函館本線の上下普通列車は12時34分に交換、同時発車です。

まず、峠から降りてきた小樽発の上り列車が、キハ40の2両編成で到着。
北海道とはいえ今夏は暑く、冷房のないキハ40は厳しそうです。

間もなく、峠の登りに差し掛かる小樽行の下り列車が、キハ150の2両編成で到着。
一方、JR世代のキハ150は北海道用の一般型ディーゼルカーとして初めて冷房が付いた車両です。

小沢駅で忘れてならないのは、駅から国道5号線に出た角にある末次商会さん。

名物トンネル餅のお店です。
奥羽本線の峠駅はとくに有名ですが、昔から山越えの駅には名物の餅屋が多数営業していました。
そんな一つと思いますが、ここは「山越え」よりも「トンネル」を謳う珍しい存在。

かまぼこ型=トンネル型のシンプルな餅菓子です。すあまと言うのでしょう。
10個入りで400円。掛け紙がレトロでいい感じです。

(予約投稿です。苫小牧東港を出港した頃、暑い本州に帰ります)

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