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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ヤンゴンの路線バス、大激変の時代へ

2017-01-19 12:00:00 | アジア諸国の路線バス


 今やすっかり有名になって詳述するまでもなく、ミャンマーの地は日本中古DC以上に中古自動車のパラダイスとなっており、とりわけヤンゴンの路線バスは日本全国各社の塗装が入り乱れ、壮絶なカオスとなって来ました。しかし、多少なりとも経済発展が本格化すれば、余りにも外貨が不足する中の窮余の策として使い古された車両、しかも左ハンドルを標準とするミャンマーには本来そぐわない右ハンドル車に恋々とする必要は減って行くのも否めないところです。
 そこで去る16日から、ヤンゴンの路線バスが大幅に整理統合され、運行主体が同業組合的組織(マタタ=ヤンゴン管区バス運行管理組合)から、ヤンゴン地域運輸公社(YRTA)監督下いくつかの会社組織の連合体である(YBS=ヤンゴン・バス・サービス)に移行したとのこと。またこれを期に、韓国エアロエースの輸入後間もない中古がミャンマー国旗色を身に纏い、数百台というレベルで大量投入され始めたようです。



 また、この画期に際して大幅な路線の整理統合が断行され、ダウンタウンと郊外の路線が明確に分けられ、ヤンゴン中央駅等で乗り継ぐことになったようです。最大の狙いは、ダウンタウンの渋滞深刻化がバスの運用に与える影響をなるべく少なくしたいということなのでしょう。
 そして今後は左ハンドル新車の導入が進み、「導入直後はピカピカでも猛烈な勢いでエントロピーが進行する」中国製揚子江や宇通あたりが大増殖して行くことになるのでしょうか? 詳しい情報はバスに強い他のサイト様をご覧頂ければと存じますが、これも一つの時代の流れということでしょう。これまでのヤンゴンにおける角逐の状況からいって、中国製よりは韓国製の方が使い勝手が良いと認識されている雰囲気ですので、今後ヤンゴンの街の中は、韓国製バスが大量に闊歩しているベトナム・ハノイのような情景になって行く可能性があります。
 というわけで、そんな歴史的大転換点にあたり、とりあえずPCの中にまだ入っている2015年3月撮影のカットを少々貼っておきます (昨年訪問時は、バスはほとんど撮影していません)。否そもそも、2013年3月に初訪問した際、まだラッピングというものが横行していなかった状態での活躍シーンを大量に激写しておりまして、各社塗装を分類したうえで長期連載しようと画策したものです。ところが、少々載せたきり外付けHDの肥やしとなってしまっております……(^^;)。今さら連載再開……するかしないか、さてどうしませう (滝汗)。

大阪圏103系の落日 (4) 羽衣線3連

2017-01-18 00:00:00 | 国鉄型車両


 日根野の青い103系は、牙城であったはずの天王寺~鳳間の普通列車でも225系に主役の座を奪われつつありますが、さすがに羽衣支線は極めて短距離の南海連絡用路線 (?) だけに、クモハ103 2500番台を上手く活かした3連の独壇場が今後も続くものと予想しておりました。しかし昨年末、関西で甥っ子を引き回した際に羽衣支線を訪れたところ、何とここも、東羽衣駅のホーム改良で4連対応となる旨の掲示がありました。223・225系をワンマン対応にした車両を入れ、日根野から完全に103系を消す計画なのでしょうか……。



 これまで羽衣支線用編成とされていたうちの1本はオールN40で、207系あたりと比べても遜色ない (?) 車内アコモであるというのに、間もなく廃車になるとは本当に勿体ないことです……。そんなことを思いつつ、鳳にて3連と6連を少々撮影したのですが、それにしてもN40の車両、登場当時は「えぇぇ~、折角の103系がのっぺらではないか……」と思ったものの、今や何やら73系全金属車の存在感に近いものがあり、結構イケてるのではないかと思うようになりました。いつの間にか103系の非N40化車が、かつての73系半鋼製車と同じようなボロさに見えるようになり、かつての73系のデコボコ編成を思い出すようになったということですが、とにかく時間の流れの速さを慨嘆するのみです。

神奈臨DD5516、標準塗装に戻る

2017-01-16 01:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 神奈川臨海鉄道のDD55・16号機は、去る2013年上半期に創立50周年を記念して昭和旧塗装となりましたが、早いもので以来3年数ヶ月の時が流れ、このたび現行の青白塗装となりました。先日、川崎大師初詣ついでに京急大師線を撮影し、その後小島新田から歩いて千鳥線を撮影したところ、まさに塗り替え直後で全くと言って良いほど汚れておらず極めて美しいDD5516がやって来て、まさに超びっくり……。



 そして内心、激しいショックに打ちのめされたのでした。
 嗚呼、何故203レが単機でやって来るのか……。もしこれがコキを連結していれば、バックの工場とからめて入換シーンを楽しめるはずですが、単機で来た場合には201レで西群線に入ったコキ200を連れて帰るだけですから……。
 さらに激しいショックであったのは、「ウワァァァァン!復活旧塗装を結局一度も撮れなかった……」ということ (号泣)。最近はなかなか神奈臨を訪れるヒマがない中、初詣ついで等でごくたまに千鳥町を訪れる都度、DD5516に当たることを期待していたのですが、結局現行塗装に塗り変わった直後に当たるとは……。こう記しますと「普段から通えば良いではないか」という声が聞こえて来そうですが、とにかくまぁ、昔神奈臨に通っていた頃と比べて確実に多忙になってしまった中では、何度訪れてもDD5516が来ないリスクの方が大きいことは否めず、結局《初詣等で確実に川崎を訪れる機会》のついでに当たることに賭けていたのでした。さすが籤運が悪い私だけのことはあります……。


京急大師線1500形・2017年初詣HM

2017-01-15 00:00:00 | 大手民鉄 (京急)


 毎年恒例となっている京急大師線の川崎大師初詣HMが、今年も日中の列車に掲出されています (最近、早朝と夜間は掲出しないことを知りました ^^;)。というわけで先日、川崎大師に初詣したついでにサクッと撮影してみました。
 まずはこちら、完成度がなかなか高い方のHM。正月は1800番台を優先的に大師線に入れるなどして頂ければ有り難いのですが……(まだまともに撮ったことがないのですが、まぁ焦らずともいずれ撮れますね)。



 一方こちらのHMは、鶏が制帽をかぶって鉄道マンらしいポーズをしているのが面白いですが、原画はどう見ても色鉛筆で描かれているような気がします……(@o@)。管見の限り、色鉛筆画が川崎大師初詣HMに採用されたのは初めてではないでしょうか? イラストのコンセプトが良いため、京急関係者の目に止まったのだと思われますが、何と言いますかその……原画の着色方法が異なると、コントラストも全然異なることの見本のような気もします。
 何はともあれ、訪れればだいたい直流モーターの走行音を楽しめるという点で、実は大師線はこう見えても結構貴重な (?) 路線となりました。しかし1500そのものは「シブい古さ」を感じなかったりします……。ブラック部分を赤に塗れば一気に旧1000形っぽい雰囲気をアップできると思うのですが……それはさすがに無いか (^^;)。

去りゆく都営10-000形 (1) 10-230F

2017-01-13 01:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 昨日発表された鉄コレの新製品には心底驚きました……。207系900番台といい都営新宿線10-000形3次車といい、何やらマイクロと恐ろしくかぶったラインナップになりつつあるような……(爆汗)。要は、トミーテックの持つ技術でマイクロ的な「ネタで勝負!」の世界を展開するにあたり、完成品で展開すると高くて誰も買ってくれない可能性が高い車両を安くリリースするためのプラットフォームとして、改めて鉄コレの意義が明確にされたということなのでしょうか?! その裏には、マイクロも鉄コレもキターイ国の労賃爆騰を受けてなかなか手を出しづらいお値段となっている中、「マイクロではリスクが大きすぎるけど鉄コレなら少なくともモールドでコケることはあるまい」と思っている客層 (私もですが ^^;) を取り込もうという算盤勘定があるのかも知れません。しかしまぁ……今の鉄コレのお値段で長大編成を組みN化すれば、それこそかつてのマイクロ並みのお値段ということなのでは……? しかもライト点灯なしですから何をか言わんや (-o-;)。



 とは言え何のかの言って、私は上記の2形式について購入決定です……(^_^;;)。マイクロのブツを購入していないということもあるのですが、とりわけ鉄コレであればモールドは完璧だろうという期待がありますので……。勿論、塗装や窓パーツのバグは当然あり得るのですが。
 そして都営10-000形の場合……これまで京王路面電車ゲージの車両は、他の路線の車両と同じ線路を走らせると違和感があるため、GM・マイクロともども極力購入を控え、5000系以前の中・小型車の鉄コレを買うのみにとどめていたのですが、こういう縛りはもう撤廃じゃぁぁぁっ!! 何故なら、都営10-000形が鉄コレのモールドで出て来るという誘惑には勝てないためです (笑)。
 さらに今後、試作車・1次車、7次車とリリースされる可能性が高いことを考えれば、全部並べて「ムフフフ……symbol4」という気分に浸りたいに決まっているではないですか……。
 というわけで、昨年の上半期に京王相模原線沿線の事業所に週イチで通ったついでに撮り貯めた都営10-000形の画像をアップしたく存じます。何だかんだでアップしそびれていたのですが、丁度良い機会だということで……。まずは10-230F。残念ながら、今回の画像を激写した約3ヶ月後の9月頭に廃車となってしまいましたが、スカート無しで電機子チョッパ音をビンビン響かせ力走する姿はとにかく魅力的でした……。