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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

那珂川清流鉄道初訪問 (6) オリジナル車

2016-12-23 00:00:00 | 保存・園内・特殊車両


 那珂川森林鉄道の園内には様々な車両がひしめき、まだまだ到底紹介しきれていないのですが、そのほとんどの車両は全国からかき集められたスイッチャーや林鉄DL、そして貨車の類ということになります。しかし、ここの技術スタッフ陣は純然たるオリジナル車を新造する能力をお持ちのようです。園内をエンドレス線に沿ってぶらぶらし、再び正面側(葬儀場入口側)に出て来たところ、何と……新造ほやほや (?) の381mmゲージ車 (バテロコではなくDL?……床下の動力伝達機構からして?) がユルユルと試運転中で、そのままクラの中に吸い込まれて行きました。



 そこで「うほっ……こんな試運転シーンに遭遇してしまったのも幸運過ぎる♪ しかしまぁ、クラの中に取り込まれてしまったからもうお仕舞いかな?」と思ったのですが、その後改めて奇跡が! (奇跡というほどでもないですが……^^;) 10分程度の微調整を終えたこの罐が、今度は葬儀場の北のメインステージに姿を現し、ロッドを小刻みに上下させながら、様々な車両の撮影に明け暮れていた私の目の前をゆっくりと通過して行きました♪ 後ろに連結されている、ミニミニあずまやサイズの4人乗り人車や荷物用超小型トロッコのカワイさと相俟って、ある意味で激濃すぎる光景にただただ圧倒されるばかりでした……(*^o^*)。
 ちなみにこの罐、後部のデザインがいっそうユーモラスですので、人車の仔細な姿と合わせ、↓をご覧下さい。


 扉のデザインが如何にも21世紀の新造車……(笑)。

相鉄かしわ台夢の宴 (1) YNB庫内並び

2016-12-21 12:00:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 去る18日 (日)、相鉄鉄コレ9000系の第三弾として全面更新後の姿=ヨコハマ・ネイビーブルー・バージョンが先行発売され、私も相鉄ヲタの超はしくれとして販売開始時刻の9時までにかしわ台の正門に馳せ参じました (ぱれっと様とのミニオフ会のあと深夜に関西から帰って来ましたので、朝8時までに並ぶのは諦めました。まぁ、鉄コレ値上げ以来、相鉄鉄コレは並ばなくても購入出来るのが実情ですが、なるべく早い時間に並びたいというのが、相鉄への愛というものです)。そして、新塗装発売時には正門脇の保存SLしか撮影出来なかったものの、赤帯旧塗装発売時には庫内でモニを撮影出来たようですので (私は別件で参加できず)、「小出しにいろいろ撮影させてくれるかも知れない」と思いまして、カメラを持参のうえマジ期待モードで並んでいたところ……保存車両シークレット撮影会のアナウンス、キタァァーーーっ!!kirakiraclap



 というわけで、少々並んで無難に9000系YNB鉄コレを購入した後は、案内に従って撮影会場へGo! 保存車両群は屋外に展示されているため、「さて、結構広い構内の中で、どのように動線が設定されているのだろうか。コーンを立てて立ち入り範囲を示すテープを張り巡らせるのも結構大変な作業ではないか……」と思いつつ、後戻り不可の一方通行順路をたどって行きますと、ぬぉぉっ!何と!既にYNB化された9703・9705Fが並べられており、庫内の先端部から撮り放題であるという……(*^O^*)。早い段階から告知する通常の撮影会イベントの会場としてかしわ台の庫内を使おうものなら大混乱が予想されるだけに、相鉄は通常相模大塚の電留線を活用しており、まぁ相模大塚は相模大塚で悪くはないのですが (いやいや、とっても有り難いです♪)、たまには変化もあると良いなぁ~と思わなくもありませんので、「鉄コレ購入者を特別にシークレットで御案内♪」という趣旨でYNB庫内並び撮影が可能!!というのは本当に粋な企画であるとしか言いようがございません♪♪ そして撮影後は、2枚目画面右、社員 (?) の尾根遺産がいらっしゃる位置で車内に入り、そのままひたすら車内を歩いて屋外の撮影会場へ! 車内を移動順路にするという手法も、通常の人多すぎな撮影会では採り得ないでしょうから、とにかくまぁ良く考えられた企画に最初から「う~む☆」と唸りっぱなしなのでありました……(続く)。
 まずはこの場ながら、「相鉄ファンで本当に良かった!!」と絶叫したくなるような、最高・究極のクリスマスプレゼントと呼ぶに相応しい、素晴らしいシークレット撮影会を企画して下さった相鉄関係者の皆様に、心より篤くお礼申し上げます m(_ _)m

※後日補足……実は当日直前の中吊り広告で、ミニ撮影会の告知がなされていたようですが、直前数日は相鉄に乗っておらず、当日も見落としていましたので、何とも間抜けな記述になってしまいました (^^;)。しかしまぁ本当に、私にとっては究極のシークレットであり、大いなる喜びでありました……。

急速に増えつつある近鉄特急新塗装

2016-12-20 11:09:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 去る土曜日、関西に出張したついでに、当ブログ発足当初からの読者として大変お世話になっております「ぱれっと」様と、お住まいの奈良界隈にて久しぶりにミニオフ会を開催したのですが、今回の話題の肴はぱれっと様が去る9月に長期休暇を取得されて (うらやましい!)鉄ヲタ大遠征を楽しまれた中欧とカナダの土産話……。ブダペストの近郊電車と登山電車と子供鉄道に垂涎し、チェコ第二の都会ブルノに集うボロいEC・DC・客レに悶絶し、ベルリンの釣掛電機子チョッパ電車に恍惚とし、トロントの線路が集中した都心部をジャンジャン行き交う北米大陸風客レに圧倒されまくりました (*^^*)。日本の中古と現地のボロ車両が織りなす絵巻を求めてここ数年来東南アジアにどっぷり浸ってきた私ではありますが、やはり世界は広く、鉄道シーンも千差万別、その絢爛たる万華鏡のような世界を味わいまくるには、体が幾つあっても足りませんなぁ~~。


 
 何はともあれ、近鉄大阪線の沿線火災の影響で、小宴の時間は2時間少々と短くなってしまいましたが、美味いビールと海鮮もあって脳も舌もシアワセなひとときでした。ぱれっと様には心よりお礼申し上げますとともに、またの機会を楽しみにしております♪

 というわけで、近鉄奈良線沿線で小宴を楽しむ以上、自ずとその前にはちょこっと近鉄も撮らずにはいられず (笑)、大和西大寺にてちょうど姿を現した、新塗装化されたサニーカー12410系を撮ったのでした。そういえば、GMの新塗装12410系が間もなく発売となり、私も予約しておりますので、ちょうど模型の発売を記念するタイミングで目の前に停車していたことになります (笑)。
 ちなみに、今回久しぶりに近鉄に乗ってみますと……明らかに新塗装が増えていますね~。複数の編成を連結して6連以上となっている場合には、かなり高い確率で混色まつり状態となっています。それは逆に言えば、旧塗装オンリーという編成が滅多に現れないということでもあり、旧塗装派の皆様にはご愁傷様という感じですが、個人的には新塗装はキライではなく、混色まつりは大歓迎 (笑)。今度改めて関西で時間を確保した際には、じっくりと近鉄特急を撮り貯めてみたいものです……。

第八ジャカルタ炎鉄録 (15) メトロ5000

2016-12-15 18:00:00 | インドネシアの鉄道


 ここのところ、ジャカルタの日本中古冷房車「第一世代」と呼ぶべき車両陣は、メトロ6000VVVF車に場所を譲るために凄まじい勢いでチカウムへ廃車回送されており、いつもお世話になっておりますパクアン急行様のブログによりますと、このたびついにメトロ5000系66Fまでも廃回されてしまったとのこと……。そして、最新の記事を拝見しますと、プルワカルタを上回る凄まじいインパクトの光景 (何しろ、日本中古冷房車なもので……) が展開しつつあります……。この勢いで行けば、編成ごと離脱して久しい車両は全てチカウムに送られることが予想されます。
 しかしそれにしても、メトロ5000という車両は本当にタフで、私が初めてジャカルタを訪問した2009年以後の毎年8月に訪れますと、必ずと言って良いほど59・66・67Fの三編成ともやって来たものです。たまたま検査の周期から外れていたためかも知れませんが、それ以外にも抵抗制御で大量製造された車両のシンプルさと安定感 (過激な混雑で知られる東西線では絶対的に求められる要素でしょう) をジャカルタでも見せつけていたのかも知れません。



 ただ、同じ切妻車でも、103系や東急8000系列のような情熱的な音を出すわけでもなし、103系のようにジャカルタの非冷房車に通じる味わいがあるでもなし、東急8000系列のようなシンプルを極めたデザイン美やカリスマ的な事績があるわけでもなし……。ジャカルタにおけるメトロ5000系の人気は、インドネシア人鉄ヲタの間では全くさっぱりだったようですし (パクアン急行様によりますと、66Fの廃回を誰も見に来なかったとか……?)、日本人ヲタのあいだでも西船junction様に代表されるメトロ・ヲタな方々を除けば今ひとつマニアックな興趣をそそらない車両であったかと存じます (^^;)。私の場合、何と言っても東急&103狙いでしたので、待てど暮らせど東急&103が来ず、立て続けにメトロ5000や東葉1000がやって来ようものなら「まぁ悪くはないけど、呼びもしないのに来るなぁ……」と思ったものです (滝汗)。まぁ、割と長く続いた緑+黄帯とともにコルゲートをギラつかせる姿は結構好きだったのですが (どっちやねん!^_^;)。
 しかし今や、103系にせよメトロ5000にせよ、シンプルさを武器にしていた車両ですらジャカルタで寿命を迎えor迎えつつあり……メトロ5000も着実に走るシブい役者の座を完全に205系に明け渡したことなのでしょう。部品取りで離脱する直前の2年間ほど、車内モニタを装備して「Djoko Vision」となった66Fを惜しみつつ、残る59・67Fが66Fから得た部品を活かして一日でも永く走り続けることを祈ります。とりわけこの59Fはhttp://itest.2ch.net/subback/newsplus、神奈臨千鳥線で見送った想い出の編成ですので……。
 (あ~それにしても今年の8月の悪天候は異常で、59Fの画像はこんな超どんよりシーンしかないという……。67Fは全く来なかったですし -_-;)

横川近辺車両めぐり (5) 茶色客車

2016-12-14 00:00:00 | 保存・園内・特殊車両


 マイネ40 11。鉄道省の英語略称はJGRだったのですなぁ……。



 スニ30 8。実に美しくなりました♪



 オハユニ61 107。塗料が葡萄色2号ではないような?



 EF59 1のゼブラ塗装側を当ブログのアップするのは初めて (^^;

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 碓氷峠鉄道文化むらでは10系客車が3両も現存しているのは大変貴重なことですが、勿論茶色い旧型客車や罐も負けてはいません。しかも、長年の展示で色褪せた車両が多い中、例えばスニ30のように完璧に塗り直された車両が少しずつ増えているのは目出度いことです。来年10月の長野新幹線開業・碓氷峠越え廃止という節目を睨んで、大きなイベント (例えばディスティネーション・キャンペーンの類い) が用意されるのに合わせているのかも知れません (妄想じみた予想)。
 ちなみに、過去の訪問では車内に入ることが出来たオハユニ61は、今回全く入ることが出来なかったのですが (泣)、KATOから61系客車のN模型が発売されるというとてつもない展開になった今、時代はまさに61系客車的な究極の素朴さをエンターテインメントとして求めている……(爆)。トロッコ列車や豪華お食事列車の類いも良いですが、背中が痛くて面倒臭い旅を提供するような車両を、廃車候補車の改造でも何でも良いので待望したいと思います (有り得ねぇ~!)。まぁ、そんな板張りシート客車の旅をしたければ、タイ・ミャンマー・ベトナムにでもお行き!と言われるのが関の山ですが (笑)。