
古きお江戸の北東端にある南千住界隈は、かつては小杉原の刑場があったり、今でも如何にも下町然とした街並みがゴチャゴチャと広がっているなど、独特の雰囲気を漂わせておりますが、最近ではTXの駅が出来たり、それに合わせてJR・日比谷線の駅ともどもリニューアルされたり、さらには隅田川沿いの一帯が完全に再開発されて見事なベッドタウンとなっているなど、まさに東京全体の新陳代謝を凝縮したような新旧入り交じったエリアとなっています。
そして、そんな南千住界隈の新旧を隔てるド真ん中に広がる巨大な貨物ターミナル駅が隅田川駅です。ここはさすが東京の主要な物流拠点の一つと言うだけあって、膨大な数のコンテナの出入りがあって壮観ですが、コンテナ列車の出入りがない時間は基本的に2輌の入換機が忙しく走り回ってコキ編成の切り貼りに励んでいます。そんなシーンを駅南側の歩道橋から眺めていますと、大きく開けた風景の中に時折響き渡るホイッスルの音色が意外と牧歌的で、思わず童心に帰って「あぁ~何だか良いなぁ~」という気分になってしまいます (^^
基本的に隅田川駅の入換機は、ごく当たり前のようにDE10が担当していますが、たまに少数派のDE11 (↑の画像。DE10の重連総括制御不可バージョン) が入ることもありますので、これはこれで一つの隅田川駅名物と言えるかも知れません。
石油以外の車扱い貨物は安泰ではないのでしょうね。
コメントどうもありがとうございます~。まったくおっしゃる
通り、濃いぃ車扱貨物は他に誰も見向きもしていないところで
たった一人カメラを構え、機関車や操車さんの動きを見守り続け
るところに醍醐味があると思っています。
そんな地味すぎるシーンがいつの間にか非凡になってしまうな
んて……(T_T)。だからこそ、運休やテキトー運行の嵐にもめげず
に、これからもこまめに記録し続けなければなぁ……ということ
を、去年の国際埠頭線休止や今春のセメントタキ激減という事件
を教訓につらつら思っているところです……