
朝から晩まで酷使された非冷房車が日中3本並ぶとは……まさに惜別撮影会!

今や懐かしいとすら言えるHolecと、改造モスラ顔Djoko Lelonoの並び!

藍天のもと電車区に佇む姿を眺めると、非冷房エコノミも大いに存在感あり!

昨年11月、顔改造で生まれた「New Marco」。1年にも満たず離脱……。
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プルワカルタに廃車回送されたジャカルタの鋼製エコノミー電車を訪ねてから早くも2ヶ月半。その後、パクアン急行様のブログで伝えられております通り、早くも落書きなどが目立ち始めて荒廃へと向かっているほか、新たに別の鋼製電車が廃車回送され、少しずつ完全消滅への運命をたどりつつあるようです……(T_T)。
ただ、8月の上旬~中旬の時点では、プルワカルタ送りとなった車両を除く大部分のエコノミー電車はデポック電車区にまとめて並べられ (一部はボゴール電車区の奥にもいたようです)、いつどうなるとも知れない運命をじっと待っていました……。但し、毎日パンタを上げて通電しているようで、その姿は鈴なりの客こそいないものの現役そのまま! 嗚呼……7月24日の予告無き最終運行日には残念ながら間に合いませんでしたが、こうして澄み切った藍天のもとエコノミー電車の大集結を目の当たりにして、パクアン急行様と2人だけの完全独占さよなら撮影会に没頭することの幸せといったら!! これらの編成は決して動きはしないものの、パン上げの雄姿を眺めているだけで、脳裏には抵抗制御車の豪快な走行音が、そしてHolecのユーロピアンでお上品なVVVF音が蘇るかのようです……(*^O^*)。このような機会を作って下さった日本人技術者のS様とパクアン急行様には、本当に感謝感謝です……m(_ _)m
それにしても、こうして全車パン上げ通電しているということは、いつ何時冷房車の故障が多発してピンチヒッターとして登板してもOK!という準備なのだろうか?!と熱く期待したものです。しかし結局は、マンガライ工場に自走し、さらにプルワカルタにDL牽引で送られて解体されるまでの束の間の光景に過ぎないようで……。個人的には、ステンレス製車体のHolecが電気式DCとして地方路線に転出し、あるいはVVVF換装・冷房化のうえジャカルタに舞い戻り試運転を続けているのと同じように、日本製ステンレス車については冷房化・完全自動ドア復活・車内更新のうえ再び活躍することを願っているのですが……。また、鋼製車でありながら、折角の新しいヘンテコ流線型顔を取り付けた「Djoko Lelono」や「New Marco」につきましては、このまま潰すのは勿体なさ過ぎます……。今後の動向を見守りたいと存じます。
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