
昨日は、かねてから待望の鉄道コレクション第20弾が発売となり、余りにも地味過ぎる国鉄型車両大好きな人間にとっては鼻から鮮血ブブーッ!なクリスマスプレゼントとなりました。かく言う私も、各車両で妄想長大4連を組みたいものだ……と思いまして4箱ゲット (爆)。既に円安やらC国の賃金高騰やらで、もはや鉄コレに価格面での優越性はなく、N化した場合にはKATOやTOMIXの完成品よりも高くなってしまうのでは……とすら思えますので、我ながら狂気の沙汰としか思えません。実際、今回は1両に必ずパンタが1~2基あることから、パンタ換装代も含めるとエライ御値段になります (この点、DCは良い……笑)。しかしまぁ、KATOやTOMIXから完成品として出て来るブツには余り関心がない私としましては、そちらを削って財布の負担を減らそうという腹づもりでありまして、今後少しずつ時間とパーツ代をかけてN化作業を進めて行こうと考えております。とはいえ、年末年始も忙しく (年賀状まだ書いてねぇ~。それに持ち帰り仕事多数のダメリーマンぶり ^^;)、全車のN化が完成するのは果たしていつのことやら。
しかし、そんな中にあっても、第20弾における圧倒的至高の珍品にして、一体どのようなギミックを盛り込んだのか興味津々であったクモル145・クル144のN化作業だけは、他のあらゆる物事を差し措いての最優先事項です (^^;; ←これだからヲッサンダメリーマンなのだ)。昨日は仕事が休みであったのを良いことに、いつもお世話になっている模型店から頂いたメールに記載されていた販売開始予定時刻の直前に店を訪れて無事ゲッッット! 早速、全40両を箱から取り出して膨大な量の廃品回収の山 (包装紙・緩衝プラ・展示用レール・プラ車輪&パンタ) をまとめたのち (これが結構大変 ^^;)、お楽しみのクル・クモルいじりに着手しました。

総じてパッと見の印象は……第20弾全体に関しても言えることですが、非常に精緻なモールドでリアルな雰囲気が素晴らしく、塗装も鉄コレの中では良い部類に属し、これまでの試作品展示通りの印象で安心して眺めることが出来ます♪ まぁ、既にC国生産の正当性が問われるほどの御値段である以上、当然と言えば当然だよなぁ……。生産ペースが落ち、リリース間隔が開いても全然構いませんので、優秀な工場・工員だけを使って丁寧に生産して頂ければ、購入する側としても嬉しいかな、と思うわけです。
そしてクル・クモルの印象ですが……荷台の雰囲気をリアルに再現するため、最低限の強度を保つ程度まで台枠パーツが極限に薄くなっていることに新鮮な衝撃が……。そして、クル・クモル用に用意された新動力TM-24も、当然のことながらモーターは片肺で、一応滑らかに走るものの、鉄コレ初期の凸型EL用モーターと同じく非力であることが見て取れます (説明書でも、パワーアップのためにはクルにも動力を入れるよう推奨)。この「極薄化」の苦心惨憺は、パーツどうしの接続の華奢ぶりにもシワ寄せとなって現れているわけで、一旦動力を入れ終えた後で「しまった、同梱のウェイトを入れるのを忘れた」ということで再び外そうとしたところ……荷台部分の台車がポロッと脱落し、極小の銅線スプリングがスッ飛んでいってしまいました……(探すの面倒すぎ >_<)。ともあれ、クル・クモルの車体と台枠は余りにもキッツキツに組み合わさっており、かなり力を入れないと上手く着脱出来ませんので、動力の着脱は一回限りの作業で済ませるよう強くお勧め致します……。
ともあれ、こんな感じでN化・妄想長大編成化してみますと、う~ん♪マニアックな味わいがしみじみと……♪♪ しかも17m級ですので何だかキャワユィ……(はぁと)。思えば今年は、事業用車17m級鉄コレとして相鉄モニ2000なんてのも出ましたし。この動力の実現によって旧国クル・クモルや京急デト11・12といった配給電車の鉄コレ実用化も十分視界に入ってきましたので、来年以後もこういうマニアック過ぎる車両の鉄コレ化を熱く期待したいものですし (財布の中身払底は覚悟してお待ち申し上げております)、それこそがニッチ市場に果敢に切り込む鉄コレの本義というものかと存じます。

クモユ143~。その代わりにクモヤ145が抜けています。
クモルの動力は台車の交換が出来ればクモル24等の走行化も出来そうなのでかなり期待出来ます・・・!
クモユ143は郵政省からの許可がよく下りた物と思います・・・
こんばんは、コメントどうもありがとうございます。
今回のTM-24は、超薄い台枠になったこと、モーターの構造が特殊であることからして、他の台車との交換は難しいかも知れないですね。旧国配給電車登場のあかつきには専用の動力が改めて出て来るものと思います。
クモユ143の許諾はたぶん日本郵政が出すのだと思いますが、通常の鉄道会社の許諾とは異なった手続きだったのかも知れないですね。