
嗚呼……こんな旧国がジャラジャラ走る阪和線を見てみたかったです。

(上) 切り接ぎクモハ61……羽衣支線もこれでOK? (下) 素組みクモハ60

(上) 素組みクハ55 (下) 切り接ぎサハ57

(上) クモハ73 (プレスドアにつき切り接ぎ) (下) 素組みサハ78
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年末年始の模型物欲製作欲ネタ、第二弾としまして……最近の南海模型の充実ぶりに何となく刺激されて、止せば良いのにうっかり製作を始めてしまった南海山手線もとい阪和線のオレンジ旧国。ちまちまシコシコとした作業を断続的に続けていたら、いつの間にか完成してしまいました (^^;)。
このうちクモハ61・クモハ73・サハ57は切り接ぎを行っており、何のかの言って非常に面倒臭いシロモノであったはずではありますが、秋以降の仕事の多忙やら富山遠征やらを挟んで、そんな七転八倒も遠い昔の話となりました (汗)。というわけで、いま脳内にある実感としましては、ただ単純に塗装を実施し(いや~単色ってラクですわ♪ ^^;)、インレタを貼り、ベンチレータ等を載せ、屋根配管にスミ入れをして、窓を貼っただけです。まぁこれはこれでいつもの通り非常に面倒臭いわけですが……(@_@)。それすらもあくまで淡々とこなせるようになったこと自体が、板キット初心者5年目の、かたちばかりの悟りでしょうか (笑)。
但し、一連の過程で「こりゃ参った!」事態が二件……。
まず、GM缶スプレーの中央線オレンジは隠蔽力が極めて低いだけでなく、ロットによる色のバラつきがぁ……(T_T)。1缶で2両しか塗れないとは、何というコスパの悪さ!(-_-メ) 西武クリームや西武ベージュの隠蔽力を見習え!と言いたいところです (苦笑)。また、近所の模型屋で買った旧ロットの方が鮮やかで (73系2両はこれで塗りました)、その後GMストアで買い足した新ロットの方はほとんどタラコ色に近いとはこれ如何に……。というわけで、編成全体の色が揃っておりませんが (泣)、まぁそもそも旧国なんてものは編成単位ではなく1両単位で検査入場するものであることからして、編成全体では全く色が揃わないのがデフォルト、と言ってしまえばその通りであります (爆汗)。でも卓上で眺め回す模型では、色が揃っている方が良いんだよなぁ、やっぱ……。
一方、個人的にGM板キットから旧国をつくる際には、同梱ベンチレータのショボさに嫌気がさしているため、常に銀河の金属ベンチレータ (009) を使用しているのですが、しばらく欠品が続き、その間は製作が滞ってしまったのは何とももどかしいものがありました。また、戦前型旧国に履かせるためのDT12の近似品にあたるTR23を買い足そうとしたところ、近所の模型屋になく、浜Imoになく……アキバでやっと見つかったという (汗)。製作の状況を見ながらパーツを買い足すのではなく、最初に作るぞと決めた時点で予め買い込んでおくことが、パーツ欠品による腰砕けを食らわされずモチベーションを保つうえで重要だと痛感した次第です(とくに、はじめの一歩の時点で「これだけ買い込んじまったので後戻りや途中放置は出来ねーぜ!」と思い込むためにも……。一時の仕事の忙しさによるストレスを物欲爆発で解放しようとするあまり、単に板だけ購入して以来放ったらかしのキットがまだまだありますしねぇ~~^^;)。
何はともあれ、こうしてGMの旧国板キットをシコシコと組みながら、移ろいゆく世の流れを横目にして思うのは……鉄コレに加えてKATOまでもが本格的に旧国市場に参入したことにより、GM板キットの今後は相当ヤバイものがあるのではないか?ということです。とはいえ、やはり自分でちまちまシコシコと指先に愛を込めるかのように (爆) つくる楽しみは何者にも代えがたいものがあり (これじゃぁただのM)、少なくともマイクロ戦前型旧国の「ありえねー!」のっぺら金太郎飴な雰囲気と比べれば、はるかに味わいを感じることが出来るように思います♪ まぁ、ジャンパ栓やワイパーの設置を省略し、アーノルドカプラーポケットにKATOカプラーを突っ込んだだけという仕上がり自体、まだまだ初心者の域を超えるものではなく、「完成品と比べたらはるかにヘボいお前の腕が分かっとらんのか?!」というお叱りを受けることは重々承知のうえではございますが……(汗)。でもいいんです。余り細かい仕様にしますと、仕事の多忙との兼ね合いゆえ、何時まで経っても完成しないというジレンマが生じますので……製作が終わらず飽きが来るという最悪の局面が来る前に妥協するということなのです、はい (^^;)。完璧なる傑作は、お時間のある超敏腕モデラーの皆様にお任せし、その作品を雑誌やネットで拝見して「スゲー!」と思うことで、自分に出来る範囲の模型いじりをしてみたいと思うのもまた楽しからずや!
というわけで、今度は旧国板キットを使って何を作ろうかなぁ……と申しますか、既に新たに、自ら底知れぬ苦しみの泥沼に陥りつつある愚昧の極みな製作プロジェクトが始動しているのです (^_^;)。それは少なくとも、Google検索をかけた限りでは全く作例がヒットしないマイナーな車両……。乞うご期待! (誰もこんなヘタクソ模型に期待しねーか。^^;)