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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信・旧デヤ離脱1周年の細雪編

2013-02-26 00:00:00 | 事業用車両


 時の流れは誠に早いもので、東急のデヤ7200・7290が異例すぎるさよなら運転を行ってから本日でちょうど一周年となります。あの凄まじい沿線の人出は、いま以て「あれは一体何だったのか」と思わずにはいられないものがありましたが、その後旧デヤは何度かの出番を経て完全に新デヤに役目を譲り (そういえばまだ一度も走行シーンを撮ったことがないという……。多忙で長津田での甲種車両授受を撮るヒマもないので仕方がないのですが)、やがて恩田のテクノに移動して早くも半年。当初はこの移動もそれなりに秘かな注目を集めたものですが (少なくとも私と親しい趣味人の皆様のあいだでは)、今や一年前の光景も完全に夢幻であるかのように、誰からも注目されることなく (?) ひっそりと眠りについています。



 とはいえ個人的には、そんな旧デヤの眠りが長引けば長引くほど、季節ごとに雰囲気を変える恩田の里との組み合わせを撮っておこうと思うものでして、首都圏にうっすらと雪をもたらした先週、仕事帰りに少々恩田に寄り道してみました。いやその……1月中旬の大雪の折、田都で撮り鉄したならば一体何故恩田に寄って旧デヤ雪景色を撮らなかったのか!という後悔に襲われる今日この頃なものでして……(滝汗)。あの日、趣味的に要らねー電車が10発も連続し、身も心も凍てついたことを思い出すにつけ、なおさらそんな苦悶が脳裏を満たしてしまいます (爆)。
 というわけで、実に気合い不足な雪ながらも、辛うじて長津田界隈の家々の屋根をうっすらと白く染めるほどであることから、まぁ恩田の旧デヤも屋根が白くなっていることだろう……と期待して訪れてみたものの、ほんの僅かな気温の差のためか、全然雪化粧とは言えない状態……。うーむ、恩田川に放流されたばかりの処理済み下水の水温の高さが恩田の里の気温を僅かに押し上げ、折角の雪もロクに積もらずみぞれ気味になってしまったのだろうか……と。まぁ、本当にごく僅かながらデヤの屋根に雪が残っていますし、奥の丘陵地も僅かに雪化粧していますので、これで越冬の証拠写真とするしかないのでしょうか。
 それにしても、この場所に置かれるということは、いずれ改造されることを意味していると思うのですが、ここまで延々と動きがないというのは本当に不思議なことです。一体どうなって何処へ行くのか、想像すればするほど奇々怪々……。