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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関西のスラトゥス・ティガ (1) 奈良線ウグイス

2010-09-12 00:00:00 | 国鉄型車両


 インドネシア語で「103」は「スラトゥス・ティガ」。前回アップの通り、ジャカルタで103系のド順光シーンを完璧に決めてメロメロになった私は、その後しばらく寝ても覚めても「103, I miss you~♪」状態に陥ったのでした……(笑)。いやまぁ、それはさすがに極端な表現かも知れませんが、ここらで是非久しぶりに関西の103系を撮り歩いてみたいと思いまして、先月の京都出張ついで鉄にあたっては103系めぐりを一大テーマとしたのでした。本当に早いもので、間もなく1ヶ月が経過して再び京都出張となりますので、その前にレタッチ&アップを……(^^;
 そこではじめの一歩は奈良線のウグイス。この夏の凄まじい猛暑は、先月の京都出張の日にも激烈な熱気を盆地に注ぎ込んだことは言うまでもなく、天気予報を見ながら「こりゃあ、夕方からの用務(会合で自分がプレゼン)に先立ちまる一日撮り鉄していては、夏バテ確定でマジで仕事にならんなぁ」と思いまして、自宅は遅めに出発。185系普通と「こだま」の華麗かつ超まったりなリレーで名古屋に至り、ホームの立ち食いきしめんで腹ごしらえのうえ「のぞみ」で一気に京都に着いてみますと……うはっ、何やら熱の塊を呼吸するような感じ (鬱)。それでも、たとえどんな気候であろうと103系への愛が変わることは有り得ません (笑)。



 というわけで、まずは目の前に停まっている城陽行が城陽到着後引上線に入って行くシーンを撮るべく、「みやこ路快速」で先行~(ホントは103系で行きたいのですが ^^;)。城陽に着くとますます暑さは凄まじく、立っているだけでも汗が滝の如し……頭はヘロヘロ……でしたが、何とか期待通りのカットを得ることが出来ました。集中力低下でカツカツですが……(苦笑)。
 その後は奈良行き・30分間隔の103系普通列車に乗って南下~。京都からひたすら続いてきた住宅街も、普通列車の運転間隔が半減する城陽を境にガクッと減り、水田や森が広がる長閑~な風景の中、103系の揺れや唸りを楽しむのは実にオツなものであります。そして何よりも有り難いのは103系のクーラー! ジャカルタで103系に乗りますと、まるで冷凍庫かと思うほどキンキンに車内が冷えていますが (笑)、先日39.9度を記録して話題になった一帯を貫いている奈良線でも、AU75クーラーはまさに「神が作り給いし魔法の箱」と思えるほどに冷気をふんだんに車内に供給しまくり♪ 嗚呼!103系という存在は全てが神秘的領域に通じますね (爆)。
 しかし、そんな103系が燃えさかる緑をバックに走るシーンを撮るためには、とにもかくにも下車しなければなりません (滝汗)。そこで、忍の一字で炎熱地獄に降り立ち、遮るものなきホーム先端で粘ることしばし……炎を通り越してマグマのような陽炎の奥からやって来た低運新製冷房車を激写して集中力を使い果たした私はすっかり放心状態に……(^^;)。その直後にやって来た京都行の103系車内に逃げ込んで、辛うじて生き返ったのでありました。
 それにしても奈良線の103系ウグイス4連は、デカい字の幕を全車引き続き採用しているのが良いですね♪ 次の目標は、「みやこ路快速」幕をド順光で撮ることでしょうか (6月に叡電を訪問した際、京都から東福寺まで偶然乗ったのですが、その後の快速も103系で来るかどうか全く不明につき、予定を変えて奈良線に張り付くことはせず)。いやこれは、ダイヤ乱れに期待するという不謹慎な行為ですので (^^;)、実現しないまま103系が全廃となる方が良いのかも知れません……(苦笑)。