海老名からはたったの1駅だけ小田急に乗りまして、相模川を渡る手前のニセ厚木駅で下車。そのまま相鉄の留置線に向かっても良かったのですが、せっかくなので小田急も撮影しました。この先余り先が長くなさそうな車両を記録できれば良いな……と思っていたところ、さっそくやってきたのが通勤車4000系全廃の次に来る廃車候補・ロマンスカー10000系でした。「え?何でまだまだ新しい感じの10000系が廃車なの?」と思われる方もおられるかも知れませんが、この電車、なにせバブリーな時代真っ盛りに作られただけに、全車ハイデッカー構造なのが「バリアフリー対応度ゼロで使えない! ちょうど車体更新の時期を迎えているので、この電車に金をかけるよりもアピール度が高くバリアフリー完全対応の新型を作って10000系は廃車にしよう」という判断につながってしまったようです。実際、新宿への往復でたまに乗ってみると、10000系だけリクライニングせず、シートピッチも決して広くないので (デッキの隣の席に指定されて、目の前が壁になったときの狭さと言ったらヒサンです。膝がつかえて痛いほどです。爆)、所詮眺めが良いだけのバブリーな電車だという雰囲気がひしひしと感じられます。とはいえ、やはり当時はこれが目の前を通り過ぎるだけで「うぉーっ」と圧倒されたものですから、やっぱり寂しいですね、少し。
50000系の第一編成は既に相模大野に運び込まれたそうですので、10000系廃車カウントダウンは既に始まっています。しなの鉄道や長野電鉄に売却、というウワサは果たしてホントなのやら、ウソなのやら……