
先日の関西出張撮り鉄にあたっては、往路は新幹線でダイレクトに京都入りし、帰路は近鉄に乗って名古屋に出るというルートをたどったのですが、そういえば最近は個人的にそういうパターンでの移動が増えていることに気がつきました。これもひとえに、青山峠を高速で越えてゆく大阪線のダイナミックさや、標準軌の長距離インターアーバンとして独自の発達を遂げた近鉄の風格にハマッてしまったからなのだろう……と思います。
その道中は、頻繁に行き交う特急に乗っても良し。大和八木から東では総じて空いている一般車に乗っても良し。そういえば、近鉄のロングシート車を利用すれば、東京と大阪の間を完全にロングシート・オンリーで移動できることに気づきました(関ヶ原経由は滋賀県内でロングシート車・ゼロ区間が入るはず)。ま、私自身は、気分は若いつもりでも体力が三十路ですので、そんなことをするつもりは全くないのですが……(^^;)。それはさておき、一般車利用の道中では、JRと比べて昭和の魅力炸裂な車両が頻繁に行き交う近鉄だけに、気軽に撮りやすそうな駅で途中下車して、次は何が現れるのかワクワクするという楽しみがあります。
そして今回は……12200系スナックカーのみで組成されたデカ前パン先頭の堂々8連(パンタ数も8個)を、最高の光線とアングルで激写! v(^O^)v

周知の通り、近鉄では最近新型ACE (22600系) の増備を加速させつつあり、今春以降近鉄を2~3ヶ月に一回乗るたびごとにじわじわと増えているのを実感します。もっとも、12200系の在籍数そのものが多いため、勢力が完全に逆転するのはまだしばらく先のことでしょう。しかし、今後廃車が進むにつれて、12200系のみで揃った長大編成やデカ前パンの編成を目に出来る機会も急速に減って行くわけで(恐らく最後まで残るのは下枠交叉型パンタ装備車でしょう)……そうなる前にこのようなカットを撮ることが出来たのは有り難いことです(^O^)。
いっぽう、もう一つ撮影出来てラッキーだったのは、12400系サニーカーの赤幕車! 今回近鉄を訪れて衝撃的だったのは、当面廃車対象ではない12400系において行先表示をLED化する工事が始まっていることでして……その対象は自ずと12400・12600系及び30000系ビスタEXの全編成へと拡大されて行くのでしょう。というわけで……白抜きの漢字がデカく、ローマ字が入らないという、独特の存在感が炸裂しまくりな12400系の赤幕が消えるのも時間の問題……(T_T)。今回はこんな感じで、大阪線山岳区間を激走するシーンを完璧に記録できましたが、次回訪問時にも残っており、姿を現してくれるかどうか……非常に心配です (-_-;)。