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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

神奈臨DD602・検査直後の明るい青姿

2015-01-28 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 京急大師線で新春HM姿を撮影した後は、港町から大師線に乗って小島新田へ。駅前の陸橋を渡って神奈臨千鳥線撮影に向かいました。『貨物時刻表』では203レは単機扱いであるところ、景気が悪くなくエチレンコキの動きが活発であれば返空コキを連れて来ることが多く、その結果西群線到着時にも「単機が発送コキに連結されておしまい」ではなく、少々複雑な (?) 入換をやってくれますので、果たして203レが返空コキをぶら下げているかどうかは、川崎大師のおみくじよりも余程重要な新年のおみくじでもあります (爆)。景気の現状を知るバロメータですし……。
 そこで、爽快な青空のもと待つことしばし。大通りを横切る盛大な警笛のあと姿を現した203レは、果たせるかな返空コキを3車もぶら下げて来てくれました♪



 そして牽いている罐・DD602に注目してみますと……をっ!検査明け直後で超ピッカピカとは嬉しいではないですか! ますます新春の神奈臨気分が盛り上がって来ますが、今回はそれにとどまらず初物気分を大いに味わうことが出来ました。何と! DD602の塗装が従来よりも明るいブルーとなり、正面の白帯部分の社紋と「神奈川臨海鉄道株式会社」ロゴが無くなっているではありませんか! 従来のやや暗めな色に社名ロゴ入りというのは、如何にもマイナー貨物専用路線に相応しいダサさを漂わせており、そこがまた良かったわけですが、この新色 (?) もこれはこれでカッコ良いですね♪ 連れてきた酸化エチレンコキの水色フレームとも相性が良くなったような気がします。確か最新鋭のDD603がこんな仕様で落成しましたので (まだ撮ってない ^^;)、それに合わせたデザイン変更ということなのでしょう。
 というわけで問題は、果たしてDD55にもこの塗装が波及するのかということ。まぁ多分そうなるのでしょうか? いっぽう、旧塗装をここで撮るという願望が未だ実現していないという……。この日も塩浜機関区の建屋外で寝ていましたし……。

EOS 7D MarkⅡ試撮貨物散歩 (2) 神奈臨DD603

2014-11-08 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 EOS 7D MarkⅡ試し撮りの最初のミッションとして扇町駅で格闘したあとは、川崎駅前銀柳街入口交差点前の「世界一《いずま》」中華料理店でモヤシソバを食してウマー♪ ときたら、時間的にも気分的にもお次のスポットは神奈臨千鳥線。京セラケミカル行のバスに乗って市営埠頭で下車すると、約5ヶ月前に銀座線甲種を撮って以来の御無沙汰となってしまいまっただけに、化学工場から発せられるあの刺激臭がひときわ鼻にツンと来ます。まぁ、その時とは打って変わって、日常的には他に誰もヲタがいないのは良いですね☆ それもそのはず、丁度順光で撮影出来る203レは、通常であれば貨物時刻表に記載の通り単機だからなのですが……。
 しかし、先日某経済誌のオンライン記事にもありました通り、千鳥線酸化エチレンコキの荷主となっている企業が、紙おむつ用原料の世界的かつ爆発的な需要拡大によって業績アップ大躍進中であり(経営サイドの「中国市場など眼中無し!中国人も買いたければ買え!我々は品質で勝負する!」という心意気や良し!)、しかも数年前に爆発を起こした姫路のプラントも復活しつつあるため、千鳥町と姫路貨物ターミナルを結ぶ酸化エチレンコキの動きも活発化している模様です。そこで、去る正月の川崎大師参拝ついでに203レを撮影した際と同様、今回も単機ではなく返空エチレンコキを2車連れてきてくれました♪ しかも何と! 神奈臨最新鋭機として今年導入されたDD603でお出まし!



 というわけで、デビューからしばらく経っての初撮影となってしまったのは少々遺憾ですが、まだまだピカピカな姿と背後の化学プラントの組み合わせを視野率100%のファインダーの中で追いかけ、とにかくシャシャシャシャ……とショックもなく静かにキメキメカットが撮り貯まって行くのは愉快痛快としか言い様がありません (^O^)。単機が現れて単純に発送分のコキと連結し、すぐに川崎貨物に帰って行くのを撮るのと、返空コキの到着と入換というビッグボーナスを撮るのとでは全く気分が違うものですが (笑)、今回は罐もカメラも初物ということで、何とも言えない「まつり」気分を感じつつ、バスに乗って川崎駅に戻ったのでした……。
 なお、EOS 7D MⅡの使用感につきまして、基本的には最高に小気味よく連写しまくることが可能で、しかも出て来る画像のクオリティも上がっていることは言うまでもありませんが、操作系がやや変更されており慣れるまで戸惑うかな、と。マニュアル撮影&置きピン野郎な私にとって、使う機能は余り多くない中、まず一番戸惑ったのが……ファインダー内の露光インジケータの位置変更。これまで使い慣れた7Dや5D MⅡと同じく、いつものようにファインダー右下部を見つめてスポット測光をしようとしたところ、あれれ?インジケータが無い……ということで焦りまくり。まぁ右側・縦方向に存在するわけですが……。あと、撮影画像の拡大ボタンがボディ背面の左側に移動し、虫眼鏡マークのボタンを押すと少々拡大、シャッターボタン脇ダイヤルをクルクル回すとさらに拡大……という要領に変更されています。試し撮りする前に取扱説明書を読めよ、と言われればその通りですが、「どうせEOS、新型になっても操作系は余り変わらず直感的に操作出来る」と思い込み、凄まじく厚みが増した取説を全く読まずにイキナリ試撮に臨んだのが動揺のもとでした……。いかんいかん (^^;)。

懐かしの (?) 神奈臨キハ52甲種 (07年9月)

2014-09-24 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 個人的非鉄期の90年代を挟んで、中坊であった1980年代前半以来、購入する鉄道雑誌と言えば基本的にP誌、ごくたまにRM・DJという、何とも枯れ果てた私ではありますが、先日かれこれ30年以上ぶりにF誌を購入してしまいました。その理由は中身が雄弁に語るところであります。そしてふと、00年代に入って鉄道趣味の道に復活した頃合いとネットの急激な普及の中でのいろいろな出会いがまず私を神奈臨へと誘い、川崎市営埠頭で激写した輸出車両への関心がさらに東南アジア訪問の道へと誘い、そこでの更なる出会いがますます出会いを呼び……その結果、いつの間にかこのような超個人的ヘタレブログにもそれなりの情報量が蓄積しているのだなぁ~ということに思い当たりました。これもひとえに、わらしべ長者的な出会いの積み重ねの中でお世話になった皆様のおかげでございます m(_ _)m



 というわけで、先日神奈臨の銀座線甲種をアップしたこともありまして、久しぶりに外付けHDの中の東南アジア輸出甲種画像のことを思い出し、約7年前に輸送されたミャンマー向け盛岡DCの第一陣であるキハ52 108・109の未アップ画像をレタッチしてみました。この2両は現在ピィンマナ機関区に所属し、ネーピードーを拠点に動いているようですが (転配が小まめにあるため、再びヤンゴン地区に舞い戻ってくる可能性もあり)、まだこの時点ではキハ52自身、厳寒の北上山地・八幡平界隈とはまるで違う暑熱の地に向かうことも、そして車高引き下げ改造を受けることも想像だにしなかったことでしょう。
 あ~それにしても、まだこの頃は西群線ヤードに背の高い柵はなく、参集したヲタも最近の壮絶な混み具合が全く想像できないほど少なく、それなりにまったりと (?) 撮影したのを思い出します。同年12月の2度目の輸送は一気に10両ほど輸送されたこともあり、凄まじい人出ではありましたが……。そもそも最近のJRE車両の輸出は新潟に運ばれる習わしとなってしまいましたので、このような情景がもう展開されないだろうと思うと、些かの寂しさを覚えるのも確かです。

神奈臨千鳥線・メトロ銀座線甲種を撮る

2014-09-21 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 昨晩は、いつもお世話になっております「あまのじゃく」様のお声がけのもと、あまのじゃく亭におきまして軍団総決起集会 (=ただの飲み会)が開催されました! 会場には、様々な鉄道会社で驚異のハイパーマシンを暴走させまくり(=そんな気持ちで鬼の安全運転励行)な運転士の皆様や、線路脇で凶悪な飛び道具(=ヲタ御用達カメラとレンズ)を振り回しゴキゴキに連写しまくりな皆様が参集され、「なめんなよ」とばかりに激濃ヲタトークを展開させまくりなのはいつも通りでありまして、まぁ私としましても忙中閑あり、大いに気晴らしとさせて頂きました♪ あまのじゃく御夫妻をはじめご参加の皆様にはどうもお世話になりました!
 といふわけで、あまのじゃく様をはじめご参加の何人かの方と仲良くさせて頂くきっかけとなりました神奈臨の画像を久しぶりにアップしたく存じます。現在割と定期的に(?)運行されている銀座線甲種です。



 周知の通り、都内に黙っていても客が雲集するゴールデンルートの数々を擁し、飛ぶ鳥を落とす勢いの黒字を計上し続ける東京メトロでは、そのあり余る経営資源をさらなる省エネ車両の導入へと振り向け、とにかく出来るだけ電力消費を減らそうとしているわけで、現在その重点が置かれているのが銀座線1000系ということになります。そもそも01系にしても、80年代に今をときめく最新省エネ電車として登場したというのに、一体何という時の流れの早さ、そして世の移ろいでしょうか。
 そこで、日車で新造された1000系は、その都度東海道を上って川崎貨物に至り、さらに短距離陸送に備えた台車交換のため、川崎市営埠頭に向かうことになります。最近は個人的にとにかく多忙のため、神奈臨沿線に通うこともままならず、通常の列車を撮影したのは正月に川崎大師を参拝したついでが一番最後となってしまっているのですが、やはりせめて一度くらいは銀座線甲種も撮らなければ話にならないよなぁ~と思いまして、去る初夏のとある日の朝に運行された市営埠頭行を撮影したのでした。
 個人的に一番のお気に入りスポットである西群線ヤードは、背の高いフェンスが設けられて以来非常に撮りづらく、しかも銀座線甲種そのものも1~2ヶ月に一度走り珍しくないことから、ここで撮るヲタは余りいないだろう……と思いきや、昔よりも全然人多過ぎというのは一体……。JRでヲタを集客する列車そのものが激減したため、そういう列車が走らない限り場末の神奈臨にこうして人が押しかける現象が強まり続けるのか……と思うとヤレヤレです。そういえば昨年初夏の神奈臨本牧イベントも凄いことになっていましたし……。
 とまぁそんなことを思いつつも、上手く撮れれば文句はありません (笑)。さてと……いずれ復活旧塗装罐を撮っておかなければならないとは思うのですが、何時になることやら。
 いっぽう、銀座線1000系はだいぶ増えたはずですが、個人的にたまに銀座線を利用しますと、いつも01系ばかりが現れ、1000系は一度しか乗ったことがありません……。ま、そのうち全て1000系になる以上、今のうちに01系に当たって結構なことではないか、というお叱りを受けそうですが、個人的には01系、とくに興味ないんですよね……(滝汗)。以前『おんぷちゃんねる』に画像が上がっていた、何故か遠路はるばる筑紫に運び込まれた車両が、果たしてどのような用途に化けるのかには興味津々ですが (^^;)。


新春川崎鉄散歩2014 (下) 神奈臨千鳥線HM姿

2014-01-27 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 昨年の初夏に盛大極まりない50周年イベントを開催した神奈臨。その記念HMを装着した罐の日常の姿を記録しようと思いつつも、ついつい多忙の中で先延ばしになってしまい、いつの間にか年が明けてしまいました (滝汗)。そこで、京急大師線を撮影し、川崎駅界隈で美味いラーメンをすすったあとは、川崎大師参拝の前に一旦市バスで臨海工業地帯に向かい、神奈臨千鳥線の203レを撮影してみることに。
 周知の通り、この203レは基本的に午前中の荷役を終えたコキ200を川崎貨物駅に連れて帰るための単機であり、それ自体は面白くも何ともなく (爆)、しかも千鳥町駅の西群線は高いフェンスが出来たため、少なくとも銀箱持参でないと撮りにくいこと限りありません。それゆえに、スーツ鉄をする余地が全くなくなってしまい遺憾の限りであり、そのことがなおさら個人的に千鳥町から足が遠のく一因にもなっていたのですが、とにかく手をこまねいているとHMが外され通常の姿に戻ってしまいます。否そもそも、HM無しの罐が来るか、あるいはウヤのために空振りとなる可能性もあるわけで……。しかしそんな懸念ばかりではどうしようもありませんので、とにかく私服で川崎を訪れたついでの撮影でHM付き罐が千鳥線にやって来るという僥倖に期待するしかありません。それでもせいぜい、西群線に到着した単機がコキ200と連結されるまでの僅かなひとときしか撮影出来ませんが……。



 というわけで、そんな千々に乱れる不安 (笑) を抱きつつ、京セラケミカル行きバスのヲタシートに座って市営埠頭に到着したところ、204レで川崎貨物に戻るコキ200は何と4車も! 一応景気がそれなりに悪くないためか、液化酸化エチレンの出荷もそれなりに盛業なようで何よりです♪ そして空はドピーカンのド順光 (204レはモロ逆光。汗)。バックの工場から朦々と立ち上る煙(基本的には水蒸気?)とコキ200の組み合わせを撮りつつ、高いフェンスに負けずに何とかカメラとレンズを柵の上に差し上げて撮影する訓練に励みまくり……(具体的には、ピント合わせとカラ撮りをして、背面のモニタでアングルを確認しながら、カメラの位置と画角を微調整……。あ、勿論、撮影後のトリミングは必須になります ^^; ←ライブビュー撮影をやれよ!とのツッコミを受けそうですが、普段やらないのでその場では分かりません。イマイチ連写がトロそうですし。汗)。
 そして12時50分前、ついに盛大な汽笛を鳴らしながら大踏切を通過する音が聞こえまして、やがて目出度く50周年HMを装着したDD55 19が登場!! 基本的には、これの単機をド順光で撮影するだけでも御の字でしたが……ななな何と!後ろにはタンクコンテナ積載のコキ200が1車ぶら下がっているではありませんか!! その瞬間、海側の踏切まで直進して荷役線にバックして行くという展開を想定し、頭とココロは激しくヒートアァァップ! (爆) 約2年半前に膝の皿を割ったのも、既に短時間ダッシュする程度であれば何の問題もないレベルまで回復しておりますので、久しぶりの西群線ひとり祭りが盛大に勃発です!! いや~カメラを柵の上に差し出しては連写しまくり、踏切の脇でも連写しまくり……。普段は単機の203レも、エチレンの市況が活発であれば後ろに1~2車ぶら下がっていることがたまにあるわけですが、久々の訪問でそんな貴重な機会に当たると本当に嬉しいですね♪ しかもド順光・HMつき・コキ200は検査上がりホヤホヤでピカピカ……もう一切の文句のつけようもありません♪
 こうして夢のような入換を激写しまくり、204レの発車を見届けたあとは、京セラケミカルから来たガラガラなバスのヲタシートに座って川崎大師へ (観音二丁目川崎大師口で下車)。14時からの護摩焚き儀式も早めに並んで最前列をゲットし、何とも絶妙なテンポで京急大師線&神奈臨千鳥線を激写できたことを感謝しつつ、実に良い感じで新春・大安の川崎訪問を締めくくったのでした。