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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

西武秩父線&101系50周年、新101系40周年

2019-09-26 13:58:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 険しい奥武蔵の山と谷間を急カーブとトンネルで貫き、まるで手品のように巨大ピラミッド・武甲山の麓に抜ける西武秩父線は、最近西武秩父駅の日帰り湯「祭の湯」オープンを核とした西武秩父駅の全面大改装、チ○○特急もとい「La View」の登場、そして芝桜やアニメ聖地巡礼などなどで夙に注目されるところとなっています。そういえば、三峯神社の雲海を眺めるための夜行列車ツアーなんてのも現れました。さらには、小田急線内にも西武特急での秩父観光を促すポスターが貼られるなど、昔は全く考えられなかった展開もあり、まぁ世の中移ろい変わるものです。



 そんな西武秩父線がこのほど開業50周年の節目を迎え、来月には新101系を使用した臨時電車が飯能〜西武秩父間で運行されるとのことですが、西武秩父線が50周年ということは、山岳区間での安定運行に意を注いだ101系が登場してからも50周年! そして、新101系にモデルチェンジして以来40周年でもあります。既に池袋線・新宿線の運用から離脱しているとはいえ、ついこの間まで (?) 池袋や高田馬場で見かけていたような気がしますし、新101系の西武残留組は車内が完璧にリニューアルされていますので、もう101系50周年、新101系40周年なのかと驚くばかりですが、視点を変えればこれほど安定した性能の傑作車両はなかなかない、ということなのでしょう。支線で走る分には、性能とサービスの両面で何の不足もないと思いますので、末永い活躍を望むばかりですが、今後新2000系が新宿線を追われるようになったら新101系にも動きが生じるのでしょうか?

夜明けの京王9000系@京王片倉

2019-01-16 06:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 先日のKO観光によるJR運賃ごまかし事件……ウチの怪社も僅かながら取引していますので(貸切バス利用→JRは利用せず)余り言いたくはありませんが、「やっちまったな……」という感じでしょうか。JR発券代理店としてのステイタスは、さてどうなる? マルス撤去ですかねぇ……?



 というわけで、最近撮った親会社の画像を。早朝の京王片倉駅に到着した9000系です。横浜線利用で高尾山に登る際、早朝は八王子・高尾での乗り継ぎがどうも良くないため、どのみち同じ列車で高尾山口に着くならJR片倉→京王片倉徒歩連絡にしようと思ったのですが、そのついでに上りを1本撮影でき、下りホームから富士山の眺めも良いということで、この乗り継ぎ、気に入りました (笑)。7000系が来れば一番良いのですが……。その後やって来た高尾山口行きは、紅葉の休日ということで、早朝から座席がハイカーで埋め尽くされたのは壮観でした (汗)。


変化を続ける横浜市営地下鉄

2019-01-02 12:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 毎年の年末年始には必ずと言って良いほど大きな鉄道ネタを仕込んでくる『神奈川新聞』(ネット版は『カナロコ』)によりますと、かねてから計画が云々されていた横浜市営地下鉄青線のあざみ野~新百合ヶ丘間延伸が正式決定のはこびとなるようで、開通は2030年になるとか。完成後は、小田急多摩線沿線や川崎北部から新横浜・横浜中心部への移動が革命的に良くなりますが、同時に想定されている多摩市界隈から新横浜・新幹線へのアクセス向上という点については、既に京王~横浜線ルートがありますので、果たしてどんなものでしょうか。個人的にはむしろ、新横浜周辺や横浜市北部から新宿へのアクセスが革命的に良くなることの方に注目しています。なお、新百合ヶ丘~湘南台間は、小田急の快速急行でしたらあっという間 (?) ですので、青線を通し乗るヤツはヲタと横浜市敬老パス所持者以外は皆無でしょう (笑)。



 いやはや、これまで鉄道交通網の中でイマイチ中途半端な場所であった新横浜が、東急新横浜線の出現と地下鉄青線新百合延伸によって、小田急沿線や東横沿線からの絶好アクセスを手にするわけで、東海道新幹線の客が将来一定程度リニアに流れても、ますます多くの客が新横浜を利用することになりそうな気がしますね……。あたかも、東北上越北陸新幹線が大宮で一気に混み合うのと同じように! (それほどでもないか ^^;)
 一方、そんなニュースを眼にしつつ思い出したのは……個人的に第三軌条路線趣味は薄いため、これまで青線を撮ったのは今から6年少々前 (2012年11月) の上永谷イベントだけだったということです (滝汗)。たまに湘南台~上大岡間を利用しても、「どうせ来るのは3000」ということで、全然細かい形態差なんて気にしていなかったですし……。ところが、久しぶりにこうやって画像を外付けHDから引っ張り出して来ると、意外と形態の違いは大きく、そこでウィキペディアをつらつらと眺めてみると、第一陣の3000Aは1992年登場ということで、ほぼ平成年間を通じて増備が続いているという……。そんなに古かったのか!と、腰を抜かしそうな気分です。しかも、3000Aは車齢30年を期に更新をせず廃車とし、最新鋭の3000Vに置き換えられて行くとか……。合計5種類の顔が入れ替わり立ち替わり現れる現在の青線は、意外と撮り鉄的に見て面白い路線なのだということに気付かされました。これぞ、灯台もと暗しですね (滝汗)。


ぶらり東横目黒2018 (1) メトロ7000系

2018-12-16 10:33:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 先月、千代田線6000系の区間限定さよなら運転が、先頭車でとんでもない阿鼻叫喚を引き起こしつつ幕切れとなった云々……という話がネット上で駆け巡ったものですが、正直申しまして「あほらし」の一言に尽きます。メトロ6000系は、他の大手私鉄の車両が引退後全て廃車、または短編成化されて地方へ……という運命をたどっているのとは異なり、部品取り車を除いて大量にジャカルタに運ばれ、8・10連で本来の大都市大量輸送に従事し続けているわけですから、どう考えても「なくなった」感がしないという……。



 またそもそも、メトロ6000系と比べて外観面でも性能面でも違いは余りないメトロ7000系が (強いて言えば正面の小窓と帯色)、副直ルートの主役として今でもジャンジャン来るわけです。しかも、副都心線と東横線との直通運転開始は2013年とまだ日が浅く、東急直通に対応した保安機器の減価償却期限はしばらく先と思われますので、ひょっとするとメトロ7000系の東京残存車は意外と長命である可能性もあります(日比谷線13000系や丸ノ内線2000系の新造が一段落したら、先に半蔵門8000系が離脱するのかも)。というわけで、メトロ6000系的雰囲気は、今後もしばらく副直スジでまったりと楽しめることでしょう。
 そして、ついに発表になりましたね……相鉄・東急新横浜線!
 相鉄20000系が副直にも対応していることが既に明らかになっている以上、もしメトロ7000系も上述の通り長寿になれば、相鉄に乗り入れて来る可能性が極めて大です♪ この顔に海老名・大和・湘南台といった表示が入るなんて、アツ過ぎるではありませんか!! 惜しむらくは、そのとき相鉄新旧7000系がモヤ700を除いて消えてしまっており、同世代のアルミ車並びが実現しないことでしょうか。

新京成の古狸・茶帯復活中の8512編成

2018-10-14 13:13:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 本日は鉄道記念日ですが、毎年そんな節目に痛感するのは、年を追うごとに二段窓の車両が減っていることでしょうか。
 そんな中、新京成8000形は代表的な車両として結構頑張っている……と思いきや、いつの間にかN800形に押されて、VVVF化された3編成しか残っていないようです。いつの間にか世代交代が進み、気がついてみたら、あるいは久しぶりに訪れてみたら全く顔ぶれが異なり、浦島太郎気分にさせられるという展開は、新京成も例外ではないようです。



 そこで新京成としても、8000形の消滅がそう遠い将来ではなくなった中、昨年に残り3本の8000形のうち1本 (8512編成) について、かつて長年親しまれた茶帯仕様としており、これは撮ってみたいものだと思っておりました。しかし新京成の車両は、ただでさえ蛇のようにくねる新京成線内を往復するのに時間がかかるところ、京成千葉線との直通が始まって以来、ますます特定編成を見かける確率が低下しています。というわけで、多忙の中ですっかり忘れてしまっていたのですが、昨日別件で新京成沿線を訪れたついでに、僅かな時間を確保して沿線の踏切でカメラを構えてみたところ……何と一発目で8512編成登場! (^O^) いや〜、たまにはこのような、宝くじ超大当たり級の巡り合わせもあるものですね……。
 それにしても、この古狸顔には茶色が似合いますね♪ 鋼製ボディ+二段窓+分散冷房の組み合わせも、涙が溢れるほど「昭和」です☆ なるべく長生きして欲しいと思う一方、ピンク白ツートン塗装となった8518編成もいずれ是非撮ってみたいものです。